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半生の記録と記憶

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今まで生きてきた記録、感じたこと。表に出せなかった思い。蓋をしてきたこと。
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2022年12月の記事一覧

辛かった就職活動③ サンバイザーと擬態。

辛かった就職活動③ サンバイザーと擬態。

大学の求人広告で見つけたデザイン会社にエントリーすることにした話の続き。

書類選考を通り、いよいよ面接となった。

すると、この会社の面接は、服装自由と書いてあった。

私は考えた。

これは、デザインの会社だし、ファッションチェックの意味合いもあるのでは?と。

オシャレかどうかをみられるのではないか…と。

今普通に考えると、服装自由とはいえ、スーツで行った方が無難だし、スーツを少し着崩した

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辛かった就職活動①

辛かった就職活動①

大学4年になると、周囲はやれエントリーシートだの志望動機だの、自己分析やら…就職活動をはじめ、騒がしくなっていた。

そんななか、自分はどうにも就職活動に乗り気にもなれずやる気も出ずに、ただ、周りに乗り遅れてはいけないという焦りのようなものだけはあり、合同説明会やらに、慣れないスーツを着て出かけたりしていた。

いくつかの企業や業界を回ったけれど、回れば回るほどよくわからなくなり、自分が何をしたい

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親戚の涙その2

親戚の涙その2

叔母を泣かした話の続き。

泣かしたのか、泣いてしまったのか、他にいろいろあって、それが私の一言が原因となって泣いたのか、それは今となってはわからない。

その事件のあと、しばらく私は祖父母宅に1人で預けられていたような形だった。

そして、数日して母親が合流すると、今度は母親が料理を作ることになった。

そこまた、私は失言というか、本音に近いのだけれど、余計なことを言った記憶がある。

久しぶり

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親戚の涙

親戚の涙

小学校低学年くらいのこと、こんな事件があった。

確か長期連休のことだった。

いつものように、隣県の祖父母宅へ行くことになったんだけど、このときは珍しく、どう言う経緯でそうなったかわからないけど、叔母が迎えにきて、叔母と私で祖父母宅へ向かい、兄や父母より先に私だけ祖父母宅に滞在することになっていた。

その私と祖父母、叔母だけの祖父母宅で起きた出来事。

夕食になった。

その時、そのシチュエー

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98点

98点

小学校3年生の国語の時間に起きた、あることがきっかけで、勉強に目覚めた。

勉強が好きだった、楽しかったというよりは、勉強ができることによってクラスで周りから一目置かれたりすごいと思われたり、先生や母親から褒められるのが嬉しかったので、やっていたような気がする。

自分の承認欲求やアイデンティティ、自分の存在価値みたいなものになっていた気がする。

それと、勉強に目覚めてから、当時はやっていた、通

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カウンセリング履歴② 大学時代の学生相談室その2 論文の題材になる

学生相談室でのカウンセリングでは、こんなことがあった。

カウンセリングをはじめて2年目、大学に復学して2度目の大学一年生を送っていた頃の話。

この頃は学生生活は割合と順調であった。

はじめて真剣に交際する女性も学内ででき、音楽サークルにも出入りし、自分の学生生活に求めたもの、それ以上の経験ができ毎日充実していた。

そんな中、カウンセリングも引き続き続いており、週一度、カウンセラーになんでも

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カウンセリング履歴① 大学時代の学生相談室その1 はじめての心療内科

カウンセリング履歴① 大学時代の学生相談室その1 はじめての心療内科

大学に復学してからのカウンセリングの話。

復学してからも、カウンセリングは続けていたと以前のnoteで書いた。

ここでのカウンセリングでは、幼少期からの自分のこと、最近会ったことなど、自由に話していいという中で、いろんなことを、その都度話していた。

学生生活は復学してから割合と順調で、特別にこれといった困りごとや苦しんでいること、悩み事と自覚していることがあったわけではない。

このころ、は

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ライターの火

ライターの火

小学校低学年か中学年くらいの頃、こんなことがあった。

いつものように、家族で長期休暇に隣県の祖父母宅に来ていた。

祖父母宅に来る時は、父、兄、母、と全員一緒に来る時もあれば、父は仕事の都合で後から来たり、兄は通学していた小学校のサッカー少年団に入っていたので、少年団の都合で別行動で来たりしていた。

また、兄は兄で隣県に仲の良い一家がいて、そちらで泊まってきたりしていた。

大人になってから、

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親友?

親友?

小学校低学年くらいの頃の話。

隣県の母方の祖父母の家のすぐ近くに一個上の男の子、Rくんという幼馴染がいた。自分では記憶がない幼稚園に上がる前くらいから知っている仲だ。

自分たち家族は、夏休みや冬休み、GWなど長期の休みになると、決まってこの祖父母の家に行って、長期間滞在していた。

これは、小学生くらいから高校くらいまで、ずっと続いていて、その後も母方の祖父母たちとの関わりや接する時間はとても

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復学後の大学生生活 学生相談室でのカウンセリングとカウンセラー①

復学後の大学生生活 学生相談室でのカウンセリングとカウンセラー①

大学に戻ることを決めて、そこからは、2回目の大学一年生をやり直すことになる。

それからの学生生活は、概ね、大学4年の就職活動までは、大きな支障はなく、大学生生活をわりあいと謳歌できたような記憶だ。

今でも大学時代はよかったな、自分の中でいい思い出としての記憶で残っている。

復学して、そこからもカウンセリングは継続して行なっていた。

本来、というか今考えると、当初学生相談室の扉を開いた理由で

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物件のチラシを見るのが好きだった

物件のチラシを見るのが好きだった

すごく嫌な思い出。だけどずっと覚えていて、怒りが湧いてくる、腹の立つ話。

小さな頃、空想がちな子供だったことは以前書いた。

頭の中で想像したりしているのが好きだった。

その流れで小学校高学年くらいの時、新聞の折込チラシに入っているマンションや一戸建ての物件のチラシを見るのが好きだった。

そこに載っている間取りを見て、頭の中で、この部屋にこれを置いて、ここはこういうふうに使って…とかいろいろ

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