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エッセイ

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【新聞】“挫折や苦悩を積んだ人は佇んでいるだけで匂い立つような、気高い風趣をまとっている”

【新聞】“挫折や苦悩を積んだ人は佇んでいるだけで匂い立つような、気高い風趣をまとっている”

今、紙の新聞を読んでいる人はどのくらいいるのかしら。テレビが登場してからニュースはテレビの方が先に伝えるようになり、スマホが行き渡ってからは新聞で初めて知るニュースはまずない。時々新聞を取るのをやめようかと思わなくもないけれど、読み物として、書評やコラム、小説などを楽しむことが多い。

さて、日曜日朝。
日経新聞の文化欄はいつも楽しみにしていて、1月29日に木内昇さんが書いておられるのもとてもよか

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修行とは目の前のことに集中すること

修行とは目の前のことに集中すること

基本的に人生は面白おかしくあってほしいと願うごきげんママ♡ではありますが、根っこのどこかにマジメな要素があるらしく、学ぶことをやめたら人生おしまいという気がかすかにしています。

学ぶこととは当然小学生から机に向かって読み書きそろばんをしてきたことに留まりません。それがほんの、ほんの一部でしかなかったということはオトナの皆さんなら実感されていることと思います。

この一年も幸にして学ぶことばかりで

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楽しむことを恐れない

楽しむことを恐れない

50年以上生きてきて、自分自身が大人になったと思うことは自分を楽しませることを覚えたと感じる時。いまは人様から人生を楽しむ達人ですね〜などと言っていただけることがたまにあるほど楽しみの引き出しをたくさん持っている。

noteを読んだり書いたりすること、
子どもたちとゲーム(いまはカタンや四目並べ)をすること、
本を読むこと、
ピアノを弾くこと、
パンを焼くこと、
グループラインのやり取りをするこ

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スマホから離れて一週間経ちました

スマホから離れて一週間経ちました

おはようございます。今日は立春ですね。お目覚めいかがですか。

先週金曜日から少し生活を見直してスマホやインターネットと距離を置いて過ごしています。

常に脳の中が情報のごった煮のようで落ち着かない年月だったのが多少すっきりしてきました。目の前の人や手に取れるものを大切に、積んだままになっていた本を読んだりピアノのおさらいに時間をかけたりすることで、いつかやりたいと思っていたことに近づけています。

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人生の天気は変わりやすいけど案外雲の上は晴れてたりして。

人生の天気は変わりやすいけど案外雲の上は晴れてたりして。

今年は梅雨入りが早めかもしれません。雨上がりは草花が元気でそれは恵みの雨とも言えるけど、あまりじめじめすると嬉しくないですね。

毎日のお天気と同じように人生も晴れる日ばかりでなく雨が続く時や嵐の時もあるものです、いくらごきげんに過ごそうとしていても。

ところが最近気づいたのです。それは「思い込み」という雲の下で暮らしているからではないかと。その「思い込み」を捨て去ることができたらいつも晴れてご

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パン作りの師匠、noteに降臨

パン作りの師匠、noteに降臨

皆さんは覚えていますか、去年の今頃自粛期間で小麦粉やホットケーキミックスの品切れが続出していたことを。ご多分に漏れずそのころパン作りに励んでいたのが何を隠そうごきげんママ♡です。久しぶりに焼きたくなったのにホームベーカリーを処分した後。この際手ごねに移行しよう、時間はいくらでもある。というのが緊急事態宣言第一回でした。

参考にしたのはもちろんYouTube先生。その中でもサッちゃんさんの動画を繰

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いろんな自分がいていいんだ

いろんな自分がいていいんだ

何にもやる気が起こらない時、寝っ転がってYouTubeを見たり聞いたりするとき、ありませんか?だらだらだらだら過ごす日もまた宝物だったりします。

そんな時に出会った動画がこんなに奥深いものだったら尚のこと。こんなに、というのは河合隼雄先生が源氏物語について講演されているものです。ちなみに上の写真はムラサキシキブということで拝借しました。

源氏物語は33か国語にも訳されている世界に誇る日本の古典

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あなたはお料理派?お掃除派?

あなたはお料理派?お掃除派?

家事代行のお仕事からタサン志麻さんのようなカリスマ料理研究家が突如彗星の如く現れて驚いたことは家事代行ってお掃除だけじゃないのね、ということでした。私は大してお料理自慢ではありませんが一応炭水化物タンパク質とお野菜、という感じで日々作り続けては来て、そんなに苦に思っていませんでした。それにデリやお弁当、お惣菜など買ってくることも食べに行くこともできるので、お料理を代行の方にお願いするという発想はな

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55歳の春にヘッセと出会う

55歳の春にヘッセと出会う

きっかけはFacebookに友人が卒業アルバムに載っていたヘッセの詩を投稿していたことでした。

耳を澄ます
やさしいひびき、新しい息吹が、
灰色の日を吹いていく、
小鳥の羽ばたきのようにおずおずと、
春のもやのように内気に。
人生の朝のころから
思い出が吹いてくる、
海の上に銀色のにわか雨が
ふるえて消えていくように。
今日から昨日へは遠いように思われる。
そして、とっくに忘れてしまったものへは

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スマホ、この小さな世界

スマホ、この小さな世界

今、『スマホ脳』という本が売れているそうです。我々の日常はスマホがあることで疲れやすく病的なまでに依存していることを指摘していると思われます。全くその通り。ほんと憎らしいと言ったらありゃしない。その本を読まなくても大体の内容は想像できますが、noteに書くために「flier」というアプリで要約を読みました。もちろんスマホで。

毎朝起きる時のアラームもスマホ。このために夜も寝室に持ち込みます。起き

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友の誕生日にnoteで愛を叫ぶ

友の誕生日にnoteで愛を叫ぶ

今日は大切な友の誕生日。50代ともなればプレゼントも思いつかない。遠くに住んでいるので会って祝うこともできない。そこでnoteに書いてみようと思う。

私たちは中学の寮で知り合った。良妻賢母育成の女子校だったが40年後の私たちは良妻賢母にはなっていない、残念ながら。その寮で三人兄弟の長女だったり父親同士がたまたま同窓だったりと境遇が似ていることが徐々にわかってよく話すようになり、私の方が若き悩みを

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“ごきげん”は、いいですね。

“ごきげん”は、いいですね。

日頃なんの功績を上げることもできていない私ですが、ペンネームを”ごきげんママ♡”に決めたことだけは世紀の大ヒットだったなぁと今改めて思っています。少々落ち込んだ時でもnoteを開くたびに”ごきげん”になれます。

昨年六月にnoteを始めるにあたって名前をそんなに深く考えたわけではないのです。「あんみつ姫」とか「三匹のこぶた」とか「だんご三姉妹」が頭に浮かびましたが瞬時に「ごきげんママ♡」に決めま

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こんな沖縄の神話、ご存知ですか?

こんな沖縄の神話、ご存知ですか?

沖縄本島の北の先に古宇利島というそれはそれは小さいけれども綺麗な島があります。写真の古宇利大橋を渡るとサトウキビや紅芋などの農業や、ウニ漁が営まれているのんびりした島に着きます。この島は恋人たちの島ともいわれていて、それは神話に由来しています。島の公式ページから引用すると

神話伝説
昔、古宇利島に空から男女二人の子供が降ってきた。彼らは全くの裸であり毎日天から落ちる餅を食べて幸福に暮らしていた。

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下を向いて歩こう

下を向いて歩こう

10日ほど前に15センチほどの段差を踏み外して足首を捻ってしまいました。その時はあーやっちゃった〜とさすがに思いました。すぐ冷やしたり湿布をしたり手当てしましたが今も多少違和感が取れません。

坂本九さんの世界的ヒットソングでは上を向いて歩こうと歌われていますが、(アメリカではsukiyaki というタイトルです)私は皆さんに下も向いて歩くことをお願いしたいです。

山歩きの時もあまりに険しい時は

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