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こんな沖縄の神話、ご存知ですか?

沖縄本島の北の先に古宇利島というそれはそれは小さいけれども綺麗な島があります。写真の古宇利大橋を渡るとサトウキビや紅芋などの農業や、ウニ漁が営まれているのんびりした島に着きます。この島は恋人たちの島ともいわれていて、それは神話に由来しています。島の公式ページから引用すると

神話伝説
昔、古宇利島に空から男女二人の子供が降ってきた。彼らは全くの裸であり毎日天から落ちる餅を食べて幸福に暮らしていた。最初はそれに疑問を抱かなかったがある日餅が降らなくなったらどうしようという疑念を起こし、毎日少しずつ食べ残すようになった。ところが二人が貯えを始めたときから餅は降らなくなった。二人は天の月に向かい声を嗄らして歌ったが餅が二度と降ってくることはなかった。そこで二人は浜で生活するようになり、魚や貝を捕って生活と労働の苦しみを知り、ジュゴンの交尾を見て男女の違いを意識し恥部をクバの葉で隠すようになった。この二人の子孫が増え琉球人の祖となった、と云う神話である。

とあります。

毎日天から落ちてくる餅を蓄えることは神様の怒りを買ったのでした。

老後資金が2000万必要と言われて年金で暮らせると思っていた国民が騒いだのはコロナの前のこと。私たちは長生きするようになり労働年齢の間に落ちてくる餅を食べつくしてはいけなくなったのです。

ごきげんママ♡が小学校に通っていたころ、お正月明けに郵便局の人だったか近くの信用金庫の人だったかわかりませんが子ども貯金と言ってお年玉を預けるように促されました。子どものころから貯金を推奨されていたのですね、国から。転勤族の夫と結婚した時に最初に作ったのも郵貯の口座でした。全国どこに行っても出し入れが便利ですから。

あれから数十年。普通預金は当たり前ですが定期預金にも全然利息なんて付きません。それより週末にお金を出し入れするのに手数料がかかって困ります。今は銀行に預けるよりは投資をしろとまた時代が変わっているようです。投資の神様のウォーレン・バフェットさんはお給料の半分でインデックスファンドを毎月積み立てると嫌でも老後は大金持ちになると教えてくれます。なんでも再投資をして複利のうまみを利用することだそうです。

ファイナンシャルプランナーの勉強をしてみて世の中のお金の知識がいくらあっても追いつかないことが分かったというのは何とも皮肉なことです。ああ、古宇利島の男女のように毎日落ちてくるお餅を何も考えずにありがたく食べつくしていればよいというのはやっぱり神話なのですね。

noteで忘れられない記事があります。2018年の前澤友作さんのものです。

何度も何度も読み直して考えさせられる記事です。もしご興味とお時間があればぜひお読みください。

また沖縄に行きたいなあ。そして頭を空っぽにして海を眺めていたいなあ。そんなことを思う都会の朝です。


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