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#海外旅行
マルセイユから届いた絵葉書とコートダジュール(紺碧海岸)
以前の同僚、絵里香ちゃん、彼女に関して記憶していることは、彼女がストーカー被害を受けていたことである。
同僚でなくなってから数年経った頃、その彼女から絵葉書が届いた。
「お久しぶりです。今、私はマルセイユを訪れています。少し荒んだ雰囲気の街ですが、私は、いろいろなパブに乗り込んでは現地の荒くれた男達と口論したりしています」
太く大きな字にて書き殴られている葉書を読んだ時、彼女が随分勇ま
プロヴァンス地方?名前からして勝負は既についている
何故プロヴァンス地方を訪れたのか?
私にとっては、皆目掴みどころのない土地であったからである。
南仏、ラベンダー、ワイナリー巡り、ロマンチックな小説、あるいは映画の舞台、プロヴァンス地方に関する私の蘊蓄はせいぜいその程度であった。
取りあえず、プロヴァンス地方の概要を把握すべき、目的地はこのように選んだ。
公共機関でもアクセスの出来る場所は外す。
景観が類似している場所は外す。
壮麗であると聞いていた南フランス、南仏初心者の旅行法ダイジェスト
イースター休みに突入して2日目の午後、自宅からストックホルム・アーランダ空港へ向かう。18時頃発のルフトハンザ航空に乗るためである。
イースターは7日から始まっているのに何故、6日の晩に発たず8日の晩まで待ったのか?
航空券が比較的安価の日と時間帯を選んだためである。
16時頃、アーランダ空港第5ターミナルのラウンジで早めの夕食を取ろうと、受付嬢に、食事にはどのようなものがあるか
「世界一美しい」と称賛される美術館を訪れてみて
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」
このセリフは長く語り継がれ、使い古され、パロディ化さえしているが、その返答もまた様々であろう。
もし仮に私が誰かに「このパーティーで誰が一番美人/イケメンだと思う?」、と質問されたら、「貴方の理解するところの美人の定義を述べて下さい。判断基準は何ですか?」、と問い返させて頂くであろう。
身長が一番高い、体重が一番重い、一番金持ち、足が一番速い、
「パリ症候群」という言葉を御存じであろうか
「パリ症候群」
数年前に、どなたかからこの言葉を聞かされた。
パリに対してあまりに多大な憧れをもって渡仏した人が、理想と現実のギャップを精神的に受け入れられずに鬱病等に陥るというような症状であるらしい。1991年に精神科医の太田博昭先生が同名の著書を発表されてから認知され始めた症状であるという。
パリというところはそのような症状が認知されるまでに、人々に憧憬を抱かせる都市らしい。
翼に乗ってついに大都会へ 平和ボケに救われたこと
朝食用に購入したタルト入りケーキ箱を嬉々と抱えながらアパートホテルのロビーを通り過ぎようとしたところで、レセプションの男性に呼び止められた。
レセプショニストは、首から掛けた私のカメラを指している。最初、私は呼び止められた理由が予測出来なかった。
「ここで写真を撮影したら駄目だよ」、とレセプショニストは憤慨している。私は困惑した。写真を撮影していて注意されたことはスウェーデン国内では一度
風船の真下にて異国情緒を満喫することが出来たならば
「この町ではどこを廻りたいの?」
その町を案内してくれるはずの知人兼ガイドさんが訊ねて下さった。
私は、観光を希望する箇所を早口に羅列した。
ガイドさんの表情に陰が差した。私が最後に挙げた観光名所に拒絶反応を示されたのだ。「やはりそう来たか」、という心情であろう。
その場所は一応観光地としての扱いはされているが、そのような場所を苦手とする人にとっては、出来れば避けたい場所であるので
弾丸日帰り海外旅行 行き先解答編
私が二年間半ぶりに成就出来た海外旅行の行き先を、前回記事にて、訪問して下さった方々に推測して頂いた。クイズ出題など柄でもないが、あまりに感激していたため皆様にも洋行感覚をシャアさせて頂きたかった、という次第である。
それほど難しい問題とは思わなかったが、わからないと仰る方々、残念ながら見事に外された方々もいらっしゃった。この国はおそらく北欧の中でも、スウェーデンよりもさらに大騒ぎをしない国な
二年半ぶりの洋行 行き先は
「ただいまスウェーデンの国境を越えました」、というアナウンスが列車内に流れた時、私は慌ててカメラを取り出した。その時は窓の外を眺めていなかったため何らかの標識を見逃してしまったのかもしれない。
越境直後の風景はまったく変わらなかった、スウェーデンと。
黄土色に覆われた農地が越境後もしばらくは続いていた。
しかし、私は感激していた。
実に二年半ぶりに、ついに国境を越すことが出来たので
十年後に訪れたエメラルド島 アイルランド
「アイルランドの主要都市を六泊七日で一周するつもりだ」、とアイルランド出身の同僚ショーンに伝えたら、「I doubt that it will work out」と忠告された。
グーグル地図で見たら、この行程は楽勝に感じられた。
しかし、以前アメリカ中西部ミズーリ州で、距離の判断ミスのため、夜中の山道を、十三時間ノンストップにて一人で運転する羽目になったことがある。そのような非常に苦い経験
スペイン太陽海岸、アダルト達に取り囲まれた季節
クリスマスの翌日、未明にバルト海をあとにした時は、これがパンデミック前の最後の海外旅行になるとは想像もしていなかった。
久しぶりに南欧の太陽が拝めると、ストックホルム・アーランダ空港のゲートにて嬉々と搭乗を待っていた。
その時には、予約したホテルがどのようなたぐいのものであるかという懸念はそれほど脳裏を占めてはいなかった。
その日の気温は20度であった。
スペインの太陽海岸には、
トンネルを抜けると、そこは絶景、五つの村であった イタリア チンクエ・テッレ
漆黒のトンネルの向こうには、果たしてどのような光景が広がっているのであろうか、と淡い期待を持たれたことはあるであろうか。
スウェーデンからトンネルを越え、南下するとデンマークが出現する。日本では本州からトンネルの中をジョギングして南下すると九州に出る。北海道では、トンネルに入り込む前では視界が通っていたのに、トンネルを出たら濃霧の世界に包まれた。新潟県と長野県では、トンネルを出たら次のトンネ