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随筆

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不定期更新の随筆をまとめたものです。
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#エッセイ

わたくしの悪いところ。

 菅野です。ごきげんよう。
 本日は精神でない病院に行ってまいりました。
 私は今カッコよく言うと闘病中です。不治の病なのです。超カッコよくないですか。どこが悪いか並べると、胃、腎臓、膵臓、肝臓、皮膚、鼻、視力、膝、脳(精神)、自律神経、ホルモンバランスあたりが悪いです。どや。イルでドープを体現していると自負しています。

 悪いとはいえ、どれも軽度で、こうしておちゃらけていられますし、実際、通院

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【随筆】平等と性別

2018年10月29日のfacbook投稿を加筆転載したものです。

私は今まで色々とセクシャルマイノリティについてもんもんと考察し悩んできたけど、最近思ったことを書きます。

まず大事なところから書くと、私は性的な差別を考えたかったのではなく、個体的な差別等の不遇についてを考えていきたいんだなと改めて思いなおした、というお話です。

と、いうのも。

まず、私は今まで何度も書いているように、女性

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【随筆】主義と性自認と違和感

 ごきげんいかがでしょう。菅野紺色です。今回はややこしい話をします。自分でもややこしくてちょっと文章として成り立っているか不安ですが、またセクシャルマイノリティについての話題です。

 まず疑問からいきます。たまにいらっしゃる、肉体性が性自認と異なり、性愛対象が肉体上は同性という方々が「性差をなくそう」と唱えて活動をなさっていることが、私にはちょっとわかりません。そういった方々の場合は、ストレート

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【随筆】セクシャルマイノリティについての主観

 少しご無沙汰をしています、ごきげんよう、紺色です。本日はセクシャルマイノリティ、セクマイについてのお話です。

 長いので要点を先に書きますと、興味ないひとにとっての啓蒙は無理強いでしかないと思うのです。
 個々人によって異なる他者のプライベートな部分である性差や性的嗜好を利用し主張すること(特に、許可を得ていない又聞き情報などで)というのは、もはやセクハラの一種のように私は感じて、どうも居心地

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【随筆】アイドルでかつては教祖として神だった~教祖編~

 ごきげんよう。紺色です。前回の続きです。どうぞ。

 私はネット上でネットアイドルを自称するようになりました。しかしネットに限らずアイドルというものは何かしら活動が付帯しますね。すると突然脳裏に流れ出した音楽。

「新興宗教オレ教」

 私が好きでよく聴いていた筋肉少女帯という大槻ケンヂ率いるカルトロックバンドの曲です。そう、これだ!が再び降りてきました。

 宗教や信仰というものを、私は非常に

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【随筆】アイドルでかつては教祖として神だった~アイドル編~

 ごきげんよう。紺色です。今回は私がかつて教祖として活動していたときのことを書きますね。そして書いていたら思いの外長くなってしまったため、まずは教祖になるにあたって深く関わっていたネットアイドル活動についての経緯から紐解きます。因みにネットアイドルは現在進行形で続けているので推して下さってもよろしくてよ。
 では、以下どうぞ。

 時は2009年夏。私は15年ほど前からインディーズバンドのライブに

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【随筆】新発見の感覚

 紺色です。ごきげんようございます。
 昨日、就労移行支援事業所の通所に向けての計画相談をしてきました。相談員のおじさんに私の歩んできた幼い頃、10代20代からここまできた経緯を簡単に話すというものでした。
 話しているうちに、幼い頃から希死念慮を持って(いた)いる話になったところで、相談員さんの発言に発見があり、一言一句とは言わないですが、ほぼその台詞まるごとを掲載します。

「あー…そうなんだ

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【随筆】政治においての多様性について

 紺色ですどうも。ごきげんよう。
 突然ですが、昨今取り上げられがちな「多様性」について読者さまは如何お考えなのでしょうか。私は様々な物事について、幼かった頃より確かに多様化が進んでいるなあ、なんて感じている次第です。多様化が進み多様性が認められることに関しまして、私は一言で済ませるなら賛成ではあります。
 しかし、一言では済ませられない、微妙に感じる気持ちや違和感のようなものも少し内包しているた

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【随筆】気位

世間では、「あいつプライド高いよな。」なんて、陰口を叩かれるようなシチュエーションでばかり使われるような気がいたしますが。プライド、つまり、気位。どうお感じになりますか。

私は気位は高い方が良いと思っています。

そして、それがおごり高ぶることに繋がるような愚かしいこととは思っておりませんし、むしろ自分が大事に思っている周りの人間を守る術の一つだと思っているのです。

私にとってそれは大事な要素

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【随筆】人の気持ちを理解はできない

 結論から書きますと、状況・言動データ蓄積→カテゴライズ→照会→比較をすることがコミュニケーションの助力になり得るが、当たり前のことだけど、お前ら表面ツラで人を理解した気になるなよ、という記事です。

 人の気持ちなんてお互い誰しも理解なんてできません。それが一人ひとりの個性であり、脆さでありましょう。
 しかし、人の面白いところが、同じことを同時に考えていたり、そういったシンクロニシティ的な共感

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【随筆】たった今希死念慮をやり過ごしている私のこと

【随筆】たった今希死念慮をやり過ごしている私のこと

 お久し振りです。紺色です。ここ3日間、特に今とても希死念慮が濃く強まっており、気を紛らわすためにと少し何か書こうかと思いまして、まあゆるゆるといきますね。

 まず、希死念慮は理屈では語れません。病状として発生する、感情でもありませんが、感情ととても近い関係にある精神疾患に伴う症状です。とはいえ内容としては単純ではあって、死にたい、ないし、死にたくなるってことです。これをいかにしてやり過ごすかが

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【短歌+随筆】初の公募は落選。

 脈々と繋がる思い載せ届け我らを流る熱き血潮に

 この首は振り返ること約15年前、私が中学生だった頃、国語の授業の一環として初めて詠んだ短歌です。本当に、純然たる初期衝動と気持ちだけで詠み、メタル短歌として産声を上げた忘れもしない処女作なのです。
 そうです、思い出話です。
 因みにこの首は献血促進キャンペーンの公募用の作品でありました。私には絶対の自信がありました。何処を取っても熱意と愛が血

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