【随筆】新発見の感覚

 紺色です。ごきげんようございます。
 昨日、就労移行支援事業所の通所に向けての計画相談をしてきました。相談員のおじさんに私の歩んできた幼い頃、10代20代からここまできた経緯を簡単に話すというものでした。
 話しているうちに、幼い頃から希死念慮を持って(いた)いる話になったところで、相談員さんの発言に発見があり、一言一句とは言わないですが、ほぼその台詞まるごとを掲載します。

「あー…そうなんだ。ひとというのはね、いずれ死ぬからら死ぬということに思いを馳せて考えるところまでは全員といっていいほどある。みんなあって、一緒なんだけどね、

一般に多くのひとは死を怖れるんだよね。

怖がるの。だから、あなた(紺色のこと)はそのラインを越えてしまっている。それがつまり希死念慮であり、健康上に問題が発生しているということなんだよね。」

 はー、なるほどなと。これは初めて触れた知見でした。私は3歳頃から希死念慮を持って生きてきました。10歳頃からは特に強く、年齢から鑑みて、恐らく先天的に鬱だったのではないかと思われます。そのため、鬱じゃない、敢えてこう書きますが、"ふつう"の人の感覚はこれまで知らないままでした。そのため、この時に相談員さんという第三者の方と話さなければなかなか得難いであろう知見でした。だってみんな、なかなか本音としてはそんなこと、素直に話さないでしょう?

 自分史のようなことを話すのは、手続きで繰り返し行われるので、慣れてはきたものの、やはり気持ちが草臥れたり、ダメージを受けるときもあります。
 しかしながら、プロの第三者にこうして話すことによって、新たな知見を感じられたり、病識がふかまったり、自覚が芽生えたりするなと痛感しました。
 なので、あくまで私の経験則でしかありませんが、生活や自分の病気で悩むことがあったら、病院のみならず役所にも相談して欲しいな、と感じました。相手はプロですし、内容がまとまってなくても良いんです。困ったときのための行政でありプロという存在なのですから。

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