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毎日のちょっとした気付き

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毎日の私の小さな気付きが、どこかの誰かの生きやすさに繋がることを願って。
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「うふふ」のカケラを探す日々

「うふふ」のカケラを探す日々

「ああ、今日も幸せだなあ。」そう思えることがここ最近ものすごく増えた。

人にびっくりされるくらい私は日々、本当に何もしていない。朝起きる。ご飯を食べる。夫を仕事に送る。掃除して、洗濯。本を読む。映画を観る。勉強する。文章を書く。絵を描く。お菓子を作って、夕日を眺めたらご飯を作る。楽しく夫と話しながらご飯を食べて、お風呂で温まって、お酒を飲んで本読んで寝る。それが、私の1日。

もちろん仕事のある

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父の背中と無敵な私

父の背中と無敵な私

無心に車のハンドルを回す夫の横顔を見ながら思う、『この人はどんな父親になるのだろうか』と。

ちなみに一応明記しておくと、私たち夫婦に現在子供はいないし、今のところ妊活をしているわけでもない。ただふと、そんな妄想が頭に浮かんだというだけの話だ。

私にとって「お父さん」というのは、この世で1番強い人だった。どんな強い敵からも私を守ってくれる人。実際の父がどれだけ強いのかと言われたらそうでもないのか

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手に入れるよりも幸せなこと

手に入れるよりも幸せなこと

無印良品の、無印良品週間(会員は10%OFFになる期間)が始まった。
※この記事の公開現在は終了しています。

待ってましたとばかりに、私は欲しいと思ったものを次々とカゴに入れていく。(実店舗は近くにないのでネットショップでの話)そもそも物欲もそこまである方ではないので驚くほどの金額にはならなかったが、欲しかったものをひとまず全部カゴに入れてみると大体2〜3万円くらいになった。

簡単にポチッとす

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「変わらないこと」が夢でもいい

「変わらないこと」が夢でもいい

年も明けて、早いものでもうそろそろ1ヶ月が経とうとしている。

年が明けると、特にSNS界隈では多くが「夢」や「目標」の話をし始める。今年はこれを頑張る!これを習慣にする!〜を達成する!といった具合で。そして、それとは逆に向かうように、「あえて目標は立てない」という人も一定数垣間見える。

どちらも素敵で、どちらもきっと素晴らしい1年になることは間違いないのだろう。そんな中、私自身もそれに乗っかっ

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分からないを噛み締めて。〜曖昧を愛する1年に〜

分からないを噛み締めて。〜曖昧を愛する1年に〜

自分のみぞおち辺りに沈む感情を、言葉にすることが億劫な時がある。

今年も終わろうとするこの時期になると、たくさんの人が今年の振り返りやら来年の抱負を言葉にして綴り始める。そんな私ももちろん例に漏れることなく、夫と2人で振り返りも来年の抱負も話し合ったりしたのだけれど、なんだか全てを言葉(明確には文字)に起こしてしまうことへの寂しさみたいなものも同時に込み上げてきているのも感じていた。

普段から

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モノを減らしたら増えた私の価値

モノを減らしたら増えた私の価値

年の瀬が刻々と迫ってきているからか、止まることを知らない私の断捨離欲。

そもそもモノは少ない方の人間だし、物欲も成長欲も大してないけれど、それでも日々暮らしていれば少しずつ「もやっと」は溜まるもので。そんな私が、断捨離したい!モノを手放したい!と思うのは、『量や数を減らす』という目的ではなく、『今の自分に合ってないモノを手放す』という意味を持つんだということが、先月くらいから少しずつ少しずつ身の

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陰というクリエイティブトリガー

陰というクリエイティブトリガー

なんだか何も書く気がしない。そんな日が長いこと続いていた。

このnoteももちろんだし、ほとんど毎日書かないと落ち着かないくらいだった手書きのノート(つまりジャーナリング)も、ここ数ヶ月間、一切書けなくなっていた。というか、書きたい気配が私の中に全く感じられなかった。

あんなにも書きたくて書きたくて仕方なかったのに。私の中にどうしようもなく生まれる、なんだかとても大事そうな言葉が消えていくのが

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大きな夢が必要だという大きな勘違い

大きな夢が必要だという大きな勘違い

ここ数年、私がずっと言い続けている夢がある。

「大好きな人と、美味しいご飯食べて美味しいお酒を飲んで、笑って食卓を囲んでいたい。」

いやいや、夢ってそういうことじゃなくてもっとこうなりたいとか、こんな結果を作ってみたいとか、もっと稼ぎたいとか、もっと有名になりたいとか、そういうやつのことじゃないの?そういうの、ないの?と、昔の私が今の私を痛いくらい突っついてくる。

夢ってそんな当たり前のこと

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言葉は通じても話が通じないということ

言葉は通じても話が通じないということ

先日、友人との会話でたまたま盛り上がった話と全く同じことが、ちょうどその時読んでいた本の中の一文に出てきて、私は急に椅子から立ち上がりたくなるほど興奮してしまった。この言葉は、本の中に出てくる編集者が作家である主人公にかけた一言で、この言葉にはこんな話が続く。

  『世界のほとんど誰とも友だちにはなれない』
  ——-誰の言葉でしたでしょうか、あれは本当だと思います。
  だから話が通じる世界

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繊細なあなたが「小さな暮らし」に向いている理由

繊細なあなたが「小さな暮らし」に向いている理由

恥ずかしながら、今年34歳というこの歳になってやっと我が家は「家計管理」というものを始めた。

つまり家計簿をちゃんとつけて、毎月の収入と支出のバランスをみる。そして必要なもののためにちゃんと貯蓄をする。ええ、こんなに当たり前のことができなかった自分が恥ずかしい。穴があったら入りたいと、久しぶりに思う。(途中で書くのをやめたくなるほど恥ずかしい。ああ。)

会社員の時は、びっくりするくらいちゃんと

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何者かでありたい私たちは

何者かでありたい私たちは

『株式会社マイナビ(旧:毎日コミュニケーションズ)新卒採用事業部 営業第3部第1課 営業 庄司仁美』

ちょうど今から11年前の桜が満開の今頃、まだ就活用のスーツをきて初出勤を果たした私は、そう書かれた名刺を渡されて涙が出るほど嬉しかったのを覚えている。(その時はまだ旧姓)今となっては当時の名刺はもう手元にはないけれど、私はそこで約2年間、本当にたくさんの大好きな仲間に囲まれて働いた。

ちょうど

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「死ぬ」という日常の一場面で、私は。

「死ぬ」という日常の一場面で、私は。

「死」について考えることが増えた。というのも、最近読んでいる本が主人公が死ぬ内容だったりホスピスの話だったり(大好きな小川糸さんの本「ライオンのおやつ」!)、死んだ後の世界の話だったりするからだろうが。

私は死ぬ瞬間何を思い出すのだろうと、ふと思う。それが思ったよりすぐ来るものなのか、まだまだ先の、体中に数えきれないくらいシワが刻まれた時なのかは、今の時点では分かりようがないけれど、確実に一寸た

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塵が積もっても山にならないと思っていた

塵が積もっても山にならないと思っていた

「何においても形になるのは5年後だと思ってやっている」とある方がSNSで言っていたの聞いて、碇を下ろして動けなくなっていたその時の私の心がふっと軽くなって動き出した感覚を鮮明に覚えている。

きっとずっと長いこと私は、「早く」「多く」「高く」進むこと、結果を出すことが全てだと思い込んでいたのだと、この時に改めて気づくことができたらしい。フリーで仕事をしてきたことも大きく影響しているのか、今すぐに売

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凸と凹の幸せな使い方

凸と凹の幸せな使い方

「いってらっしゃいっ!」

玄関の扉を開けると、眩しくて目が開けられないほどの朝日が差し込む。太陽が、朝日というチアリーダーを私たちのところに届けてくれてるみたいだ。

朝、夫を仕事に見送る。たったこれだけの一瞬が、私はとてもとても幸せだ。私たち夫婦は今までほとんど一緒に仕事をしてきたこともあり、片方が片方を仕事に見送るという習慣は我が家にはなかった。夫は写真家であり映像も作る。そして私はヘアメイ

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