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阿弖流為の死に様~蝦夷というマイノリティと共にあった英雄~中編
本稿は、中編ですので、前編から見ていただくと幸いです。ただ、本稿からでも、内容は理解できると思います...
多賀城(太平洋側の蝦夷征討の拠点)創設の後(724年?)、律令国家側はしばらくは蝦夷側に対して目立った戦闘行為には出ていない(=不干渉)し、蝦夷側にも大きな反乱はなかったため、平和な時代がもたらされたといって、差し支えないでしょう。
しかし、律令国家側が何もしていないかと言われたら
阿弖流為の死に様〜蝦夷というマイノリティと共にあった英雄〜 前編
阿弖流為という人物がいるのですが、読めますか?恐らく、初見では分からないと思います。なぜなら、『弖』という字は、普段使うような漢字ではないからです。
筆者がこの人物の名前を初めて聞いたのは、中学生の頃だったと思います。アテルイという名前は、とても印象的(かっこいいという意味で)であったし、今後もずっと忘れることはないと思います。
日本史を勉強した人ならば、1度は聞いたことがあると思いま
大久保利通の死に様~”ギャップがある男”のかっこよすぎる最後~
大久保利通と聞いて、何となく顔が浮かんできますか?中々難しいと思います。人によっては、同時代に活躍した板垣退助の顔を思い浮かべる人もいるかもしれません。筆者もそうでした。
筆者にとって、大久保利通の印象は、”コワモテおじさん”です。
有司専制とか、初代内務卿とか、”コワモテ”な字面が続き、日本のためなら時には冷酷な判断も下す、そんな印象です。中学生の頃は、そんな印象すらなく、沢山出てくる
藤原道長の死に様〜どんな権力者であっても、どうにも出来ない"アレ"〜
前書きにも書かせてもらったことでありますが、人の死というのは悲しいものです。しかし、それと同時にもう一つ重要な性質があります。それは、
「人は、死を恐れている」
ということです。
ほぼすべての人間は、死を恐れているというのが持論です。なぜなら、死ぬ覚悟が出来てないからです。
「死ぬのは怖くない?」とインタビュアーに聞かれて、「”死”なんて、怖くないよ」と言う勇ましいおばあちゃんも、心
緊急事態宣言が解除されるにあたって~ある大学生の声~
今月1日に緊急事態宣言が解除され、筆者の通う大学もすぐに対面授業が開始されるということであるが、筆者の通う大学での授業は以下の形態をとっている。
①フルオンライン講義で、試験はweb上でのレポート提出で代替
②フルオンライン講義で、試験はweb上で行われる
③フルオンライン講義で、試験のみ対面で行われる
④オンラインと対面を交互で行い、試験はweb上でのレポート提出で代替
⑤
”エモい”の権化のような動画~youtuber マリマリマリーさん①~
筆者は、このnoteでの執筆の船出として、社会を映す言葉としての"エモい”について書かせてもらった。見ていない人はぜひ見てほしいのではあるが、このnoteでは、そんな”エモい”の権化=ある抽象的な特質が具体的な姿をとって現れたかのように思える人やもの(weblio辞書より)、のようなyoutuberを紹介する。
チャンネル名は、マリマリマリ―、チャンネル登録者数は58万人(2021年10月1
指標系Youtuber、配信者たち~ひろゆきさんやDaiGoさんについて思うこと~
ここ最近になって、(と思っているのは筆者だけかもしれないが)人気を博したのが、西村博之さんやDaiGoさんといった、視聴者の悩みや質問に答えていくことを主とするスタイルのユーチューバーである。筆者は、彼らのことを、(勝手に)指標系ユーチューバーと呼んでいる。
炎上系、成金系といった形容詞とともに、指標系という形容詞がつくユーチューバーや配信者は、現在増加傾向にある。前にあげた2名のほかにも、
独特すぎる世界観の怖い動画 ~youtuber 雨穴さん~
ジャパニーズホラーに代表される、”湿気のある”怖さと自分の世界観を融合し、新たな世界を生み出すyoutuberがいる。
チャンネル名は、雨穴(うけつ)で、2021年9月29日現在48・3万人の登録者を抱えている。詳しい素性は、ググれば出てくるので、ここでは割愛し、彼の投稿した動画の中から、筆者の選ぶおもしろいものを3つ紹介する。
1つ目は、「不動産ミステリー 変な家」という名前で投稿され