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”エモい”の権化のような動画~youtuber マリマリマリーさん①~

 筆者は、このnoteでの執筆の船出として、社会を映す言葉としての"エモい”について書かせてもらった。見ていない人はぜひ見てほしいのではあるが、このnoteでは、そんな”エモい”の権化=ある抽象的な特質が具体的な姿をとって現れたかのように思える人やもの(weblio辞書より)、のようなyoutuberを紹介する。

 チャンネル名は、マリマリマリ―、チャンネル登録者数は58万人(2021年10月1日現在)、チャンネル開設から1年と2か月程度、かつ投稿動画の数などを総合的に考えても、58万人はなかなかの上昇率である。

 彼らのおすすめ動画は、今後紹介するとして、彼らのチャンネル登録者数の上昇は、何が原因なのだろうか。視聴者的観点から考えていきたい。


 なんといっても、登場人物、イラスト、ナレーション、脚本、すべてに至るまで、洗練されているのが、第一の原因だろう。

 登場人物は、ある一定のキャラクター性を保ちながらも、柔軟さが感じられる。キャラクター性を固定しすぎないことによって、キャラクターへのヘイトをためることもなく、かつ好きになることもないのであり、短編アニメーションとは親和性が高いように思われる。

 イラストは、一貫してレトロチックであり、個人的にはサムネイルのイラストが好印象である。筆者の個人的見解ではあるが、サムネイルの重要性は、(外的要因によって)、少しずつ減少しているように思われる。そんな中で、サムネイルの重要性を再確認したように感じた。

 ナレーションは、単体で見るととても上手いというわけではないが、イラストと合わせて考えると、逆に相乗効果をもたらしている。個人的には、けだるそうな女性の声が好みである。(けだるいというのは、動画を見てくれれば分かると思うが、悪い意味ではない。)有名声優とコラボして、動画を作成するなどすれば、さらなる新規視聴者を見込めるのではないか。

 脚本は、流行にのった内容の脚本もあれば、不変的に面白い内容の脚本もある。流行にばかりのった脚本を作成していると、ある年齢層の視聴者を獲得できるかもしれないが、その後継続的な視聴を確保できない可能性がある。そのリスクマネジメントが出来た、バランスのいい脚本制作である。


 マリマリマリ―の登録者数の上昇の原因の一つとして、動画クオリティをあげ、それについて個人的見解を述べていった。次のマリマリマリ―の紹介執筆では、その他の原因を述べていこうと考えている。


 駄文ですが、最後まで読んでくれてありがとうございます。評価、フォローは励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


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