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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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#仕事

「学校を出たら、就職し、働いて、社会に貢献すべし」の呪縛

「学校を出たら、就職し、働いて、社会に貢献すべし」の呪縛

たまたまなんとなくNHK朝ドラ「虎に翼」のあらすじページを見ていたんです。(申し訳ないことにドラマ自体は見てないですが)

そこでこんな表現が出ていました。

「女性が家庭に押し込められる社会の空気」を嫌ったテイストがありありと出ている、朝ドラらしい箇所だなと思います。

江草もわりとリベラル寄りなので、ほんとそういう保守的な考えには納得できないタイプです。

(以前、試しにやってみた江草の政治思

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日本の危機!!「管理職になりたくない人が増加」〜その未来を考える〜

日本の危機!!「管理職になりたくない人が増加」〜その未来を考える〜

72.0%なんの数字だと思いますか?

一般職の人が管理職になりたいくないと思っている割合です。
(調査機関:株式会社識学、「管理職に関する調査」、2023年1月)

この数字を見て何を考えますか?

僕は単純にヤバいなって思いました。これは社会的な問題です。

なぜか?

日本における影響が3つあるからです。

管理職になりたくない人が増加!日本における3つの影響1.リーダーシップ不足

管理職

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「なんで、ふつうにできないの?」そう浴びせられてきた人たちへ。

「なんで、ふつうにできないの?」そう浴びせられてきた人たちへ。


「なんで、ふつうにできないの?」

という言葉を、何度人生で浴びせられただろう。何度頭のなかで反芻しただろう。母の説教を、クライアントの怒号を、右から左に聞き流しながら、「そんなの、わたしが1番知りたいんだが〜!」と憤っていた。

「ふつう」って何やねん。どうしたらそこに到達できるのよ。散々悩んで、試行錯誤した挙句、とうとうわたしは「ふつう」になれず、会社を辞めて、フリーランスのライターとして働

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「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

先日、人生初の自己啓発本として『自分を育てる「働き方」ノート』を出版しました。帯にはでかでかと「自分の価値を上げるのは ”圧倒的努力” だけ」と書かれています。

本の中でも「努力せよ。さもないと成長できないぞ」「努力せよ。さもないと一流の職業人になれないぞ」「努力せよ。さもないと幸せな人生を歩めないぞ」と、自律・自責で努力し、自らの手で明るい未来を引き寄せることの重要性を説きました。

その文脈

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「働いていなかった=何もしていない」は間違い

今日一日はどんな日でしたか?何もしなかった、という人もいるのではないでしょうか。私は最近、1日の大半が仕事、残りが睡眠と食事、洗濯家事もろもろ、という極端な生活をおくっています。ニートして半年以上引きこもってた頃と比べると全く違う生活です。ニート三昧の生活から仕事三昧の生活へ。しかしそのことで気づいたことがあります。

ニート期間は無駄ではない、ということ。そして、働いていない=何もして来なかった

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若者が仕事を選ぶってこと

若者が仕事を選ぶってこと

あんたは圧迫面接なんて言葉で表されるような面接を受けたことがあるかい?

この人手不足が叫ばれている世界観において、圧迫面接をするという理由にはどんな物があるんだろう?

シンプルに面接官のヒトの人格が様々な理由によって毀損されてしまっているケースもあるだろうし、会社の組織としての方針に従ってやられているケースもあるだろう。

ただ、面接官の人格が毀損されてしまった理由が会社の働く環境にある場合は

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仕事ができる新人の共通点【新入社員・若手社員必見】

仕事ができる新人の共通点【新入社員・若手社員必見】

おはようございます!本日5月7日ということで、仕事再開された方も多いのではないでしょうか?また今年4月に晴れて入社した新入社員の方々には、研修を終えて実務をスタートしているタイミングの方も多いと思いますので、アラサー社員観点から、「こいつやるな」と思う新入社員・若手社員の共通点について、本日は説明したいと思います。

はじめにまず前提として、残念ながら学生時代の勉強・研究内容、専門性がそのまま実務

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若手社員に「頑張ってほしい」と伝えたら「おカネも地位も時間も何もいらないから頑張るのヤダ」と言われた時、どうすればいいのか?

若手社員に「頑張ってほしい」と伝えたら「おカネも地位も時間も何もいらないから頑張るのヤダ」と言われた時、どうすればいいのか?

ご無沙汰しております、4.5Pです。

だいぶ間が空いてしまいましたせいで、今このnoteの新しくなったエディタのUIに大いに戸惑いながら記事を書いております。

はじめに

例によってお仕事先で知り合ったオジサンと、
とあるおカフェで打合せついでの雑談をしていたときのこと。

例によって、世界で有史以来数億回かあるいはそれ以上に繰り返されたであろう「最近の若い子はさぁ…」という話が出た。

ただ

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『会社内での自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい』という若手

『会社内での自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい』という若手

「えぇーッ!?」である。

先日とある機会があって、お仕事現場の20代の若手社員さんとお話する機会があったのだが、何かの折に、このnoteのタイトルにある発言が出てきた。

「ホント、可能な限り僕らは社内での存在価値?みたいのを低くしておきたいんですよ」

思わず真顔で聞いてしまった。
「な、なんで…??」

存在価値を低くしておきたい理由ここで誤解しておいてほしくないのは、
僕は基本的に仕事に望

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自分でその仕事のイニシアチブをとる。

自分でその仕事のイニシアチブをとる。

4月1日、大井川和彦・茨城県知事が,
県庁の新人職員に向けて投げかけた言葉だ
(1日の『CONNECT』)。

新人は自分で仕事は選べないが、
自分で考え、自分でどんどん引っ張っていけば,
世の中を引っ張るが実感が得られる、と。

まず、考えるということ。
次にそれをぶつけてみる、
ということ。

何年働こうが、この気持ちでやりたい。

子ども達が大人になった頃の「働きかた」は?  |  コラボLIVE配信 ゲスト:20代でD2Cブランド"useless"を創業した佐藤竜也さん🎙2/15(火)

子ども達が大人になった頃の「働きかた」は? | コラボLIVE配信 ゲスト:20代でD2Cブランド"useless"を創業した佐藤竜也さん🎙2/15(火)

一昨年の年明けからガラリと変わってしまった私たちの生活。
ちょうどその年に小学校に入学した息子は友達のマスク越しの顔しか知らず、机を合わせ向かいあって食べるはずだった給食も全員前を向いての「黙食」が入学からずっと続いています。

小学校ってもっともっと楽しいところだよ!って伝えたいです。
もっと自由に、顔をくっつけて笑い合えるはずだったのに…。やるせない思いを抱えている親御さんも多いでしょう。

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自分で自分の仕事を名付けるという生き方(フリーランスという働き方の本質)

自分で自分の仕事を名付けるという生き方(フリーランスという働き方の本質)

3月に入りました。大学では2020年分の採点や成績の提出が終わり、学生たちの運命、特に大学4年生たちにとっては大きな人生の分岐点が訪れる4月が目の前に迫っています。教員としては送り出すのが嬉しくもあり、また不安でもあります。今から自らの「旅路」をついに始める学生たちが、仕事始めの大変な時期をなんとかうまく乗り越えてくれることを祈るような気持ちになります。

さて、そんな学生たちとたまに話すのが、比

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就活では、先輩から受けた恩は後輩に送ればいい

就活では、先輩から受けた恩は後輩に送ればいい

先日、非常勤講師を担当する大学の学生と話す機会がありました。その学生は3年生だったのですが、就職活動の真っ最中でした。

今年の就職活動は、昨年に引き続きオンラインが中心になっているそうです。

今日は、その会話の中で、ふと思い出した言葉があったので、その話を書こうと思います。

OB・OG訪問で出会った先輩たち
私自身の就職活動はかなり昔の話ですが、一番思い出に残っているのは「OB・OG訪問」で

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自尊心や自己肯定感と開業率

自尊心や自己肯定感と開業率

枕にかえて 日本は開業率が低い。2020年に中小企業庁が出した中小企業白書内の数値では(厚生労働省の「雇用保険事業年報」を用いて算出されるものだが)1988年をピークにして2018年度は4.4%である。新規事業者は全企業中で5%にも満たないのだ。

 上の括弧内でも触れている通り、雇用関係の成立や消滅を開廃業と定義づけているため、雇用者が存在しない単独事業者などは開業の実態を把握できていない。しか

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