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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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#人生

失敗を恐れるから、何もできない。

失敗を恐れるから、何もできない。

 個人的な話で申し訳ないが、15歳の頃ゴルフを始めたのはいいが、毎週1回練習場に一人で行って、200球ほど叩くのが日課となっていた。

 高校二年の頃だったか、父がゴルフ場に連れて行くという。当時はゴルフフィーも高く、高校生の小遣いでは払えないものだったので、父の誘いはとても嬉しかった。

 初めて足を踏み入れるゴルフ場の芝の上。少々緊張気味だったが、練習場で行ってきた自分なりの技術がどれほど通用

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社会人になる前にやっておくべきことは?経営者として感じる視野を広げることの価値。

社会人になる前にやっておくべきことは?経営者として感じる視野を広げることの価値。

みなさんこんにちは。
久保佑輔です!

3月は卒業式の時期ですね!4月から新社会人の方もいれば、転勤や転職をして、新しい環境でチャレンジする人もいるかもしれません。

僕は2015年3月に大学を卒業したので、今年で社会人9年目になります。
社会人1年目の3月から経営者としての道を志し、いろんな努力をしてきました。

先日、友人の後輩の大学4年生の方から「学生のうちにやっておいたらいいことはあります

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「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

先日、人生初の自己啓発本として『自分を育てる「働き方」ノート』を出版しました。帯にはでかでかと「自分の価値を上げるのは ”圧倒的努力” だけ」と書かれています。

本の中でも「努力せよ。さもないと成長できないぞ」「努力せよ。さもないと一流の職業人になれないぞ」「努力せよ。さもないと幸せな人生を歩めないぞ」と、自律・自責で努力し、自らの手で明るい未来を引き寄せることの重要性を説きました。

その文脈

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自分の中にあるものって何だろうって探し始めたあの日

自分の中にあるものって何だろうって探し始めたあの日

「これじゃ、ダメだよ」
そんな言葉ばかり、繰り返された。

昨日から新年度。
新入社員が社会に飛び立った日。

もうずいぶん昔の、自分の入社式は緊張したことしか、もう覚えていない。

記憶にあるのは、そのあとの自分の失態。

原稿を間違えて印刷所に入れたこともある。
確認が夜中に来て、タクシーで会社に戻った。

「こんな失敗をしたやつは他にいない」
断じられて、しょげ返った。

数々の失敗と、厳し

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しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

「しあわせ」について考えてみる。

不幸な人は何かに執着しているからだと思います。執という字にも幸がありますが、元来「幸」という字は「手錠」の意味です。不自由でなければ自由を感じられないのと同様、幸せもある程度の縛りがある小さなところでしか感じられないという解釈もありますが、そもそも「しあわせ」とは「幸」という字ではありませんでした。

文字の語源については、以下の記事本文をお読みいただきたいので

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人が輝く瞬間。

人が輝く瞬間。

あるコンサルタントの友人がいます。
収入もなかなかなもので、業界の著名人も
クライアントに抱える優秀な方です。

彼と久しぶりに、
恵比寿でランチをしたときのこと。

遅れて席に到着した彼に、
少し違和感を覚えました。

何だかど~んよりとした
空気感をまとっていたからです。
話し始めてしばらくは、ほんの微かですが
目が虚ろで、あくびを押し殺すこと数回。

しかし、、、
ある瞬間から、彼の雰囲気が

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夢もやりたいこともなかった。でも「原体験」はそこにあった

夢もやりたいこともなかった。でも「原体験」はそこにあった

この記事は、僕の母校「埼玉県立秩父高等学校」の同窓会報に寄稿させていただいたコラムを転載したものです。

 初めまして、2001年卒の浅見と申します。僕は、横瀬町出身で今から4年前にUターンして、地元でホームページ制作やデザイン制作などのお仕事を個人で手がけています。

 僕が秩父高校を卒業したのは今から20年前。今でこそ、個人事業主でクリエイターとして独立し、自由な働き方をしていますが、高校生の

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偏差値やIQだけではない 人生を豊かにする非認知能力

意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力等の数字では測る事の出来ない能力

非認知能力

AI時代には、感情を理解できるようなソーシャル・スキルが重要になるといわれており

今、世界的にも注目されている

社会人となり学力もある程度必要ではあるが、コミュニケーション能力や自分や相手を理解する事は仕事をする上でとても重要であると実感している

学生時代を振り返る

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人生は出会いによって作られている

人生は出会いによって作られている

「人の体は食べたモノで作られる」と言いますよね
では心は…人の考えは何で作られるのでしょうか?

↑というのは、僕の大好きな楠みちはる先生の『首都高SPL(スペシャル)』という漫画からの一説です。(以下掲出の写真は、首都高SPL第三巻、講談社ヤンマガKCより抜粋。写真掲載に問題あればすぐ削除します)

皆さんはどう思われますか?

人の心を作るのは何か?

物質=ハードウェアである体に対して、ソフ

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自分で決断したことは、たとえ結果がどうなっても、しのげるものだ。

自分で決断したことは、たとえ結果がどうなっても、しのげるものだ。

1940年、日本領事館領事代理として赴任していた
リトアニアのカウナスで、
ナチスから逃げてヨーロッパ以外の国を目指す
ユダヤ人たちのために、
外務省の中止命令にもめげず、
日本の通過ビザを2139枚、独断で発給した男。
いまなおリトアニアの人々の(そして恐らくユダヤ人たちの)
尊敬を集める杉原千畝の言葉だ
(先週の『yes!〜明日への便り』)。

この言葉には、ビザの発給はもちろん、
親から勧め

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不安定のバランスをどう取るかが、生き方。

不安定のバランスをどう取るかが、生き方。

と言ったのはゲッターズ飯田さん
(土曜日の『サワコの朝』)。

「どしっとすると人は動かなくなり
世界が見えなくなる」という言葉に
さまざまな組織の首領を思い浮かべた。

確かに安定を手にすると、
誰も少しはアグレッシブさが減るかもしれない。
不安定だからこそ見えるものがあるから、
赤ちゃんは視界を広げたくて、
よちよち歩きながらも立つのだと語った。

ふと、「安定してる人ってつまんないだろうな」

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結果ばかりを求めていないか?

結果ばかりを求めていないか?

私たちはどうしても結果ばかりに目を向けがちです。
ですが、結果(成果)ばかりを求めてはいけません。
そんなことをしていたら大切なものを失ってしまいます。

かと言って、成果を生みだす資産・能力ばかりに重点を置いてもいけません。
大事なのは、“成果”と“それを生み出す資産・能力”、この二つのバランスです。

例えば、会社や組織。
成果(売上)ばかり求めて社員を酷使していると、そのうち社員は疲弊し、会

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頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

最近はなんでもかんでも「コスパ」で測るようになった。グルメも旅行も本も映画も。なるべく安いコストと短い時間でリターンが多い方を選ぶ。ぼくもついついそういう思考をしてしまうことは多い。

ただ、こうした「目先のコスパ思考」を若いうちからずっと続けていると、グンと成長することもないし、それが豊かな人生につながるようにも思えない。頭一つ抜きん出るような人になることもできない。

「この本を読んでメリット

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一年や二年、ぜひ無駄に過ごしてほしい。

一年や二年、ぜひ無駄に過ごしてほしい。

と若者に向けて助言したのは六角精児さん
(今週の『サワコの朝』)。

「20代の頃は焦って気づかないが、
それが後になったら絶対ためになる」
とも。
だから冒頭の言葉は、無駄を奨励しているのではない。
人生のどんな時期であっても、
無駄だと思うな、効率だけを求めるな、と言っているのだ。

私も無給のコピーライターとして転職するまで
約2年半、メーカー勤めを経験した。
最早そこに有意義な証を見つける

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