記事一覧
教育と福祉の交差点を探る
福島県いわき市で夏休みに事業所を見学させてもらった関係で、代表の方にお誘いいただき『発達障がいの子どもや大人が困っていることを理解し対処するためには』と題した講演・演習に参加してきた。
行動分析の話が中心だったが、途中、実際に自閉症児を抱える保護者の方や、事業所の職員の方々と話すことができ、その方々が抱える不安や悩みを聞くこともできた。その中で、就学前の保護者が学校への不安を語っていたことが
現代の学級経営における最適解は…『選択』型学級経営である
『自分で決める』力こそ子どもたちに身につけさせたい力 多様性を尊重した学級経営、保護者からの様々な要求、グレーゾーンの子どもたちへの対応…。現代の学級経営は、一昔前のある意味『力』によるマネジメントはかなり難しくなっています。初任者や若手教員ではなおさらでしょう。そこで、今回は「選ぶ機会を与え、決める」回数を増やすことで、学級経営が円滑になっていく可能性を示したいと思います。
例えば、ある児
サウナ遊戯 ―副作用のないドラッグ―
『ととのう』…サウナー(サウナを好む人たちのこと)の間で当たり前のように使われるこの言葉。サウナで得られる『ととのう』という感覚を味わいに多くのサウナー達は毎日のように灼熱地獄に身を投じる。
そんな自分も、気が付けばサウナーとなっていた。
最初はサウナも水風呂も嫌悪していた。子どもの時から湯の温度は38度くらいが心地よかった。よく熱い風呂に水をつぎ足し、親に怒られたものだ。そんな私としては
ネットゲームでのトラブルって…先生が解決するの?-責任の所在について-
---------------------(結論)----------------------(1)家庭でのネットゲーム使用制限に関しては親に責任があり、学校は啓発に留まる。(2)(現に目の前に悲しい思いをしている子どもがいるという意味で)ネットゲームによって生じた子どもたちのトラブル解決の一端を教師が担う責務がある。----------------------------------------
もっとみる『コンプライアンス!』『法令順守!』って簡単に言うけど、遵法義務はもうちょっと深い意味があるみたい…
法律を扱うのは弁護士の資格であり、その弁護士資格は最も難しい(と言われる)司法試験を通過する必要がある。そんな難しい試験なのだから、法律の勉強は難解で、私のような庶民が学べるものではないと思っていた。
しかし、立教大学法学部教授の瀧川裕英さんの著書『問いかける法哲学』を読み、その考えが大きく変わった。確かに法律自体、難しいものではあるが、「哲学する(考える)方法論」は他分野も同じであり、古
「あいつのせい…」「わたしのせい…」という思考法だけじゃない、『中動態』という思考法…
特別な支援を要する児童がいる学級で注意が必要なのは、その特別な支援を必要とする児童以外の子どもたちへの対応である。
一人の特別支援の児童がいるクラスが、その他の子への対応のミスで崩壊していくという話はよく聞く。人一人ができることは上限があり、時間も資源も限られた中で全てのことに配慮をすることは不可能である。学級をお持ちの先生なら、思い当たる節があるのではないだろうか。
さらに、児童指導、