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自言自语

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我的随笔。 *私の考えを文章にした記事たちです*
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#エッセイ

わたしとポッドキャスト

わたしとポッドキャスト

教えたいけど
教えたくない

私だけが知ってる
すてきなおしゃべりを

誰にも邪魔されない
私だけの聴き方で

すべてのはじまり

たしか8年ほど前だったと思う。
ずっとその存在を確認していたけどタップせずにいた、

『Podcast』

そのあとからの理解はすごく早かったと思う。
これは、“私が聴きたい話が聴きたい時に聴ける”魔法のアプリ。

私の家庭はあまり教育に熱心でなかったので、大学進学を

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The Beatles「Now And Then」を聴いて、喪失感に襲われた理由を9日間考えていた。

The Beatles「Now And Then」を聴いて、喪失感に襲われた理由を9日間考えていた。

The Beatles の新曲「Now And Then」が
2023年11月2日にリリースされました。
17歳で The Beatlesに出逢い、ファン歴も17年。
現在34歳の私は「Now And Then」を聴いて、
悲しみと喪失感に襲われていたのです。

“最後の新曲”「Now And Then」

「The Beatlesの新曲」と聴くと、
本来なら喜ばしいことでしょう。
もちろん私も嬉

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なぜ、「好き」なのに文章で伝えることが難しいのか?書くことを楽しむ3つのヒント

なぜ、「好き」なのに文章で伝えることが難しいのか?書くことを楽しむ3つのヒント

「このnoteのお題、私にも書けそう!」
「推しのライブ配信で、ときめいた気持ちを書きたい!」

沼にハマってしまうほど、好きなものがある。
コンサートや芸術鑑賞をして、
衝撃を受けた気持ちを文章にしたい。

そう思って
noteを勢いよくひらいたのは良いものの、
まったく手が動かない。

「今日は疲れてるのかな?また明日書いてみよ!」

と眠りにつき、
結局その記事を書くことはなかった…
という

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なつのうみ

なつのうみ

同じ場所を見ていても
感じるものは人それぞれ

現実の風景は
ときに心の中の理想を見せる

あの時
語り合った言葉はぜんぶ
目も開けられないほど眩しくて
希望が波にのって
次々と押し寄せてくるようだった

いまでは
眩しかった景色がはっきり見える
でも
輝きも希望もどこかへ行ってしまった

「夏の海を描こう」と言った私に
ついてきてくれた日は心が踊った
綺麗でどこか悲しい砂浜を見ながら
「今度はゴ

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みかんとわたし

みかんとわたし

モノクロの空間に、あざやかなオレンジ。

みずみずしく輝く光が眩しくて、
しばらく触れる事が出来ず
ただただ、眺めていた。

しかし、花が美しいのは一瞬であるのと同じで
命は生まれた瞬間、終わりに向かっているように
私が見ている輝きも、きっと一瞬なのだろう。

時間は残酷であり、美しい。
この光たちは誰のために生まれてきたのか、
私に眺められて終わる、それだけのために生まれたのか

ちがうような気

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西山の爽気、我が襟袖に在り

西山の爽気、我が襟袖に在り

私は心も身体も、あまり強いとは言えないが

よく『無理』を背負って生きていることがある

仕事も遊びも手を抜かない

それでも
20代の頃は若さだけを武器に
深夜まで遊び、寝不足で仕事へ
なんてのも一度や二度とではない。

仕事もそれなりにこなしていた。
『無理』という単語を
『期待されている』という気持ちに変換して

上司や支えてくれる後輩のために仕事をしていた。

特に後輩に対しては、
仕事が

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親知らず抜歯で気づいた【食事】の大切さ

親知らず抜歯で気づいた【食事】の大切さ

親知らずを抜いた。
体調が万全な時に抜歯するべきだった。

虫歯になってはいなかったが、
歯茎や周辺の歯を圧迫して痛むことがあった。
私は一人暮らしの30代女性会社員。
カレーとラーメンが大好きだ。
そんな私の、
親知らず抜歯から一ヶ月までを描きました。

抜歯を侮る突然、親知らずが主張しはじめた。
歯科医に診てもらい、抜歯することが決まった。

正直、抜歯前日には痛みは治まっていたが、
親知らず

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春になれば

春になれば

ひとめ逢いたくて見上げた空は
涙越しに映る世界に似ていた

次の雨粒が傘に落ちるまでのわずかな時間でさえ
私は前に進んでいる
後退していることなんて、この世に無いのではないか
不安や寂しさなど自分で作り出したものに過ぎない

肩を静かに濡らす優しさ、服を染めていく暖かさは
大きな傘では気づかなかっただろう
それは激しく冷たいものだと、決めつけていたのは私だ

時間が、季節が、確実に未来へと流れてい

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どこかで、誰かと幸せに。

どこかで、誰かと幸せに。

私にとって1ミリの狂いもなく、すべてが完璧。
あなたと走りぬけた9年8ヶ月は
とても美しく、あまりにも短い。

この気持ちを、
どうしても目に見える形で記録したかった。
これは愛車を手放した、私のお話。

迷いはなかった

出逢う前から、準備はしていた。
いつやって来ても良いように。

子供の頃からスピッツの『青い車』という曲が好きだったので、色はすでに決めていた。
まだ試乗車も店頭に出回っていな

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マイバッグは、迷惑ですか?

マイバッグは、迷惑ですか?

コンビニなど、
袋詰めをするサッカー台がない店舗で
マイバッグを持参すると、お会計をしてもらいながら
自分で袋詰めをすることになる。

私は普段からあまりコンビニは利用しないので、
月に2回ほどそのコンビニにしか無い商品をまとめ買いする。

購入商品が2〜3点なら良いのだが、
10点近くあると袋詰めも時間がかかる。
支払いをしてスタッフがレジ操作をするまでの時間では到底間に合わない。

『私の袋詰

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ジェルネイルをやめた話

ジェルネイルをやめた話

5年間、私は手の爪を自分で切ったことがない。
というのも、月に一度ネイルを替えるたびに
短くしてもらっているから。

理由はいろいろあるが、
前向きに生きるためのひとつの選択として
ジェルネイルをやめてみた。

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ロケット花火の、ような夏

ロケット花火の、ような夏

この一ヶ月は、ロケット花火のようでした。
勢いよく輝いて
線香花火のような余韻はひとつも残さず、
突然静かになる。

投稿すると多くの人がスキをくれて
私を励ましてくれる。
それも2日も経てば落ち着き、また次の投稿にむけて文字を繋いでいく。

はじめは、ひとつふたつの反応で嬉しかったけど
もっと見てもらいたくなって
記事の話題も迷いそうになったけど

私が書きたいことをたくさん書いていれば大丈夫

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アコークロー

アコークロー

仕事で失敗をしたとき
友人、恋人関係がこじれたとき
私はよく夕暮れどきの海へ行く

強烈な太陽のオレンジが、冷たい海のブルーに浸かり
それを追いかけるように夜がやってくる

そんな三者のせめぎ合いを見つめていると
太陽と空と海が、私と対話を始める

自分の中のギラギラと熱い、
やるせない気持ちと少しの言いわけが
時間の経過とともに海に沈み、
高ぶった気持ちを徐々に冷やしていく

物事には変えられな

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