記事一覧
【瑠璃空に愛を。】 ①
【プロローグ】
母は、強くやさしい人だった。
堪えようのない脆さを持っているのは確かに感じるのに、それをおくびにも出さず真っ直ぐ前を見てーーーーーそうして誰かを追いかけているような。
そんな母の背を眺めて時折、父が寂しそうにしているのも気づいていた。
私は、私達家族は、母にとってなんなのだろうかと問いかけを口にしようとしては飲み込んだ。
程よくバランスの取れた均衡で私達、3人家族は成り立って
普通じゃなくてもいい、自分が自分であると確信が欲しいだけ。
っていつもいつも思うのだ。
双極性障害の気分の波がくる度に思うのだ。
特に躁状態から鬱に転落していく時期。時期というか、波が激しいので数日から1週間単位で躁鬱が入れ替わるので、時か。
分かってる。上がったら下がる。増えすぎたら生成過程にブレーキがかかる。ホメオスタシス、動的平衡に基づいた生物の身体は正直だ。気分だって脳の病気なんだから、ホメオスタシスに従うのは不思議じゃない。
けど。私の身
こんな私の自己紹介がいるかどうか分からないのですが。
初めまして。ユエです。
なんだかんだ、自己紹介をするべきかどうか迷いながらきたら、noteを始めて1年が過ぎました←遅い!
今更ですがユエってこんな人みたい、と読んでいただければ喜びます(私が)。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
『現在の状況』
21歳♀
理系大学中退→家事全般引き受けるという名の無職(ニート)
現在、閉鎖病棟入院中(2020/6/18〜)
2020/10/14
小さな私のジュエリーボックス。
たくさんあった。
好きなもの、可愛いもの、大切なもの。
それらは物で、物質で、お金で買えるもの。
お金がなければ買えないけれど、
お金があるなら、割とすぐに手に入るもの。
小さな私は、大切にした。
メ○ピアノのTシャツ、メ○ピアノのポシェット。
小学校の同級生にもらったまめゴマのマスコットは淡い初恋とともに、ボックスにしまってあった。
青いリンゴの香りがする練り消しケース。
キャ