マガジンのカバー画像

日々の記録

299
毎日の思い
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

無意識の独り言。「飛行機乗りたい」

無意識の独り言。「飛行機乗りたい」

「飛行機乗りたい」

え?と先輩に聞き返されてしまうほど、無意識に私はそう呟いていたらしい。無自覚の独り言ほど本心を表す言葉はそうはない。考えなければいけないことを取っ払っても尚、体に残っている言葉だから「飛行機に乗りたい」と心と体全てが熱望してしまっているようだ。と言っても最後に飛行機に乗ったのはつい最近で3月8日の話。

私は何かと少し体が疲弊していると感じれば「自分へのご褒美」というワードを

もっとみる
今日言われた”化粧”と”社会人”についての反論文

今日言われた”化粧”と”社会人”についての反論文

こんなことを言ったら、朝頑張って早起きして鏡に向かっている人に怒られてしまうかもしれないけれども、女性が化粧をする本当の意味ってなんなのでしょうか。

何日か前にここに記したように私はコスメの数が比較的少ない。その理由は、コスメは自分の満足感を高めるためのものだと思ってきたからであり、私にとってその満足感を高めるものがコスメではないからだった。でもそれはあくまで私の見解であり、コスメに満足感を覚え

もっとみる
ランドセルの話

ランドセルの話

記憶力に乏しい私は今より約19年前のことなんて覚えていない。気がついた時にはエンジ色のリスのマークが入ったランドセルを背負い毎日学校に通っていた。

6歳の子供が自分で選ぶにしては渋めのカラーの赤のランドセルは、父方の祖父母からのプレゼントだと聞かされていた。私が幼稚園児の時に亡くなったため写真での姿ばかりが脳内で生きていて、動いている姿は思い浮かべられないけれど、そのランドセルを見るたびに心のど

もっとみる
英語が話せないのにイギリスに行った19の私

英語が話せないのにイギリスに行った19の私

桜が満開を迎えている。自宅近くの公園には桜の木が植えられていて、その辺りはちょっとした緑の広場。いつもは少年がキャッチボールをしていたり、幼い子供が四葉のクローバーを探していたり、各々の自由な時間が流れている。

買い物ついでにその場所を通ると、桜の木の下を陣取るようにテント・テント・テント。若い世代の家族が我先にとその場所にテントを広げお花見を楽しんでいた。もはや桜の近くを陣取ることがステータス

もっとみる
真剣に働きたい、と思っていたあの頃

真剣に働きたい、と思っていたあの頃

5年前、アパレルでアルバイトをしていた。

周囲は歳上だけど距離感が近く、学生ノリが生きている職場で20歳の私はそこそこ楽しんでいた。それと同時に「この学生ノリをいつまでも続けていてはいけない」という危機感を持っていることに心のどこかでは気がついていた。アパレルが悪いということでは決してない。ただ本当にここに居続けたいかと聞かれると答えは「ノー」だったし、将来こうなりたいと思える大人像とは遠い場所

もっとみる
世代関係なく優しさを

世代関係なく優しさを

「コロナが落ち着いたらまず何したい?」

というワードはこれで何回目のサイクルに入っているのか。繰り返され続けた質問にみんなが飽きてきて最近聞かなかったこの問を、またこのタイミングで頻繁に聞くようになったのはきっと、緊急事態宣言が解除され、本当は今すぐにでもどこかへ行きたいのに「もし感染したら」と考えて社会人としての責任やプライド或いは単に恐怖が支配して外に出られない人たちの中でこそ盛り上がる会話

もっとみる
お勧めのデカフェ珈琲豆を見つけたので紹介させてください。

お勧めのデカフェ珈琲豆を見つけたので紹介させてください。

仕事終わり、自宅に帰り落ち着いたら豆を挽く。

ゴリゴリゴリゴリ、ガリガリガリガリと豆の軽さや状態によって音が全く違うことは非常に興味深い点で、お湯を注ぐと良い匂いが部屋中を満たしていき、どんなに最悪な日でも結果として幸せな1日で終えることが出来る珈琲タイムは特別だ。

おやつを焼くことも趣味の1つで、マドレーヌやシフォンケーキ、ワッフルや簡単にパンケーキなどを作り、一人時間を夜な夜な満喫している

もっとみる
始める時は勇気、やめる時には潔さが必要

始める時は勇気、やめる時には潔さが必要

最近は季節の変わり目ということもあり食欲が全くない。朝起きてグラノーラ、夜はサラダとお味噌汁、みたいな勘違い不健康みたいな食生活をしている。

毎年のことだが食欲不振とこの時期から初夏にかけて痩せやすい体質が重なり、1年間で5キロ近い相違が生じてしまう。それを自覚しているからこそ「今年こそは上手くコントロールをしよう」と毎年意気込むのだが成功した試しがない。

日々、人との交流・円滑な流れのためア

もっとみる
目の前の人を尊重する時代へ

目の前の人を尊重する時代へ

時代はしっかり流れ始めているのだろう。様々な出来事が公になり、辞任や組織の再決定が繰り返される中で確実に目に見えているのは「時代の変化」。

私自身、性別に対しての葛藤を抱えてきた分、そこには少しだけ慎重な自分がいて、だからこそ普段生活するだけで気になるエピソードはあるけれど、1つ1つ「怒って訂正して消化して」なんてことをしていくのは不可能だと思って諦めてきた。

勿論、傷つけることを言う方が絶対

もっとみる
彼の優しさを思い出す夜

彼の優しさを思い出す夜

業務に忙殺されくたびれた体で自宅に戻り、重い足のままシャワーを浴びたら、この足は寝室へと無意識で向かっていた。横になった時勢いが強かったのか「ボフッ」と布団が大きく鳴いた気がする。体はぽかぽか温まっているのに心は冷え切ったままで「今日はこのまま眠ってしまおう」そう思った。

鼻から大きく息を吸えば体の隅々まで冷たい空気の流れを感じる、そして体の中を巡った温かい空気が鼻から抜けて行く。その繰り返し。

もっとみる
「私」という本に帯をつけるなら

「私」という本に帯をつけるなら

「私」という本に帯をつけるならどんな帯をつけたいか、ということをよく考える。国民の健康を守るための宣言下で私はそれなりに一生懸命生きてきている。それが解除されても今後の生活が急に大きく変わるわけではない。

辛辣に捉えられるかもしれないけれど、他の人がどう行動していようが心が大きく乱される事はなかった。それは「興味の対象外」というよりも「自分のことだけで他に手が回らない状態」だったからだと思う。そ

もっとみる
女の子達のSNSでのアピールについて

女の子達のSNSでのアピールについて

「こんな風に素敵な生活したいな」と思って見始めたVlogerをいつしか妬んでいると自覚する瞬間がある。手の届かない人だから憧れていたのに、親近感を感じるシーンを垣間見る毎に「どうして年齢はそれほど変わらないのに自分とこの人はこんなにも住む世界が違うのだろう」なんて、そんな理不尽な考え方を腹の底で飼っていることに気がつき驚くこともあるが、それってある種物凄く自然の摂理ではないかとも思うのだ。

遠い

もっとみる
食べて泣いて幸せを祈る

食べて泣いて幸せを祈る

プロ野球開幕までついに10日となった今日。

昨シーズン最終観戦の11月9日、とてつもなく寒かったZOZOから4ヶ月と数日しか経っていないのに、たくさんの変化に揺らいだ期間だった。それは世間的にも普段の生活でも。悪いことは数えきれないほどありその分泣いたけれど、良いことも少しはあった。悲しみと喜びが比例するように世の中が出来ているのならば、私のこれからの人生は喜びの連続だろう。そうなることを期待し

もっとみる
「家庭をもつ」とは。

「家庭をもつ」とは。

今年26歳になる1995年生まれ。
SNSを開く度、周囲では結婚・結婚・結婚の報告。「おめでとう」と心から祝福出来る自分がいる。中学校を卒業して以来、端末上でしか近況を知らない同級生達が結婚するというのは奇妙な感覚だ。それは写真で様子は知っているのに、頭の中のお互いの姿は14のままで止まっているから。どこかしらで突出するために必死だった私達は何者になれたのだろうか。

本音をここで述べるならば「お

もっとみる