せきせつお

心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌…

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心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌アーティストの 関 節夫ワールドへようこそ。短歌を武器にして、音楽、写真、イラストなどのコラボレーションによる癒しから元気の素を発信しています。

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  • こころの処方箋 ココトバブレンド

    【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ココトバブレンドのマガジンです。 心からの言葉、ココトバを紡いで、 皆様の心の機微に触れたら幸いです。

記事一覧

せきせつおのひと息小説4

せきせつおのひと息小説4 肥料は多くを語らないと言われるが ここでは大いに意に反する。 ここ、東京の一流ホテルの宴会場に 集った東京なでしこ女学院の同窓会 でのこと…

せきせつお
1時間前
8

#せきせつおのひと息小説3

#せきせつおのひと息小説3 人を愛するなら、相手に気づかれぬ ように愛しなさいと、ジゴロを気取った 啓介の持論だ。なるほどと思う反面 どうすればいいのか迷ってしまう…

せきせつお
13日前
26

せきせつおのひと息小説2

#せきせつおのひと息小説2 降りてゆくと言うこと。 私たちはある北アルプスの 山頂にいた。ひとつの山を 制覇した満足度に満ちていた。 リーダーである山下は言った。 こ…

せきせつお
2週間前
20

#せきせつおのひと息小説

#せきせつおのひと息小説 久兵衛は言った。かいこがさあ、 衣の糸を吐き出す時には、涙を 流しながら糸を吐き出すんだ。 何かが産まれる時はみんな泣く んだな。赤ん坊だ…

せきせつお
2週間前
24

【親父の背中】■夜明け時 粥と梅干だけ食し書斎に向かう親父(おやじ)

【親父の背中】 ■夜明け時 粥と梅干だけ食し 書斎に向かう親父(おやじ)の背中 最近も親父を偲ぶ歌を詠み記事にしてきたが、 この歳になって、いや、歳を重ねるほど…

せきせつお
1か月前
43

【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

【こころの処方箋ココトバブレン】 ■デジタルの「点」の思考まかりをば アナログの「線」を我は求めたり 「点と線」と云っても 松本清張の推理小説の話しではない。 …

せきせつお
2か月前
45

【こころの処方箋ココトバブレンド】6月のショパン■あまりにも命が軽ろき時代なれ怒り鎮める六月のショパン

【こころの処方箋ココトバブレンド】 6月のショパン ■あまりにも命が軽ろき時代なれ 怒り鎮める六月のショパン 1960年6月15日、 日米安保条約(安保)締結に抗…

せきせつお
2か月前
41

【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひ…

【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】 生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す  距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち ★ 動物も 植物も 生き物…

せきせつお
2か月前
31

こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

こころの処方箋【ココトバブレンド】 ~人生の途中下車~ ■時として旅程を逸(そ)れて途中下車 してみることも生きる潤い ★ ひとが敷いたレールを ひた走ることは …

せきせつお
2か月前
33

【こころの処方箋ココトバブレンド】■若き日に負いたる傷が歳を経て致命となりしも進軍惜しみなく

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■若き日に負いたる傷が歳を経て 致命となりしも進軍惜しみなく ファンの皆さまにご心配をお掛けしていました、 心臓の検査結果が…

せきせつお
2か月前
28

【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■華麗なるワルツのリズム寂しげに 流れる夜は夢路たどれず 春の宵にはワルツがよく似合う。 3拍子のリズムは人間の心の リズム…

せきせつお
2か月前
30

【こころの処方箋ココトバブレンド】■教鞭を取りたる父に逆らいしも教壇に立つ我の血脈

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■教鞭を取りたる父に逆らいしも 教壇に立つ我の血脈 生前まで、国文学者であり大学の 教授をしていた父親。 また、時々にある全…

せきせつお
2か月前
29

【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■寂しさに耐えられなくて母想ふ 紫陽花の露 赤き涙よ もうすぐ、梅雨の季節である。 梅雨の蒸し暑きなかで、 紫陽花の花を見る…

せきせつお
2か月前
27

こころの処方箋ココトバブレンド】■雨打ちて花落ちたるも悲しまずその後に実る果実を笑めや

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■雨打ちて花落ちたるも悲しまず その後に実る果実を笑めや  ★ 花が咲く きらびやかで 華やかな 花が咲く  ★ されど それ…

せきせつお
2か月前
24

【こころの処方箋ココトバブレンド茶#あっ風が変わった!!!

【こころの処方箋ココトバブレンド茶 #あっ風が変わった !!! さあ、6月がスタートしました。 6月早々、台風が心配でしたね。   この夏も暑さが心配ですね。 また、…

せきせつお
2か月前
23

【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 耳元でモネの睡蓮が好きという 仮面女の乳首を吸う

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■ 耳元でモネの睡蓮が好きという  仮面女の乳首を吸う 多彩な趣味を持ち、 洗練された身のこなしの女性がいた。 その話題は高…

せきせつお
2か月前
25
せきせつおのひと息小説4

せきせつおのひと息小説4

せきせつおのひと息小説4

肥料は多くを語らないと言われるが
ここでは大いに意に反する。
ここ、東京の一流ホテルの宴会場に
集った東京なでしこ女学院の同窓会
でのことである。みんなが集まって
いるのが華やかなドレスに身を包んだ
恵子という40代前後の奥さまのところ。
二人息子の恵子には、上の兄は東大に
入学し、この春には下の息子が名門
中学校に合格した話でもちっきりだ。
さも自分のお陰で合格した自

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#せきせつおのひと息小説3

#せきせつおのひと息小説3

#せきせつおのひと息小説3

人を愛するなら、相手に気づかれぬ
ように愛しなさいと、ジゴロを気取った
啓介の持論だ。なるほどと思う反面
どうすればいいのか迷ってしまう。
愛していると伝えないで、相手に
どう気持ちを伝えればいいのだろ
か?それは一途に愛することだと
啓介は言う。愛していると告白
しないで、愛する人をとことん
想うことだと言う。そうすれば
いつか相手もくれるという。
さて、あなたなら

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せきせつおのひと息小説2

せきせつおのひと息小説2

#せきせつおのひと息小説2

降りてゆくと言うこと。
私たちはある北アルプスの
山頂にいた。ひとつの山を
制覇した満足度に満ちていた。
リーダーである山下は言った。
これから降りてゆくのが大変
なんた。人生でも頂点を極めて
下る、降りて行くのが安易では
ない。人生100年。降りて行く
ことに慎重にならなければなら
ない。会社経営を3つもしている
山下にはそれなりの説得力がある。
降るのは難しいが楽

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#せきせつおのひと息小説

#せきせつおのひと息小説

#せきせつおのひと息小説

久兵衛は言った。かいこがさあ、
衣の糸を吐き出す時には、涙を
流しながら糸を吐き出すんだ。
何かが産まれる時はみんな泣く
んだな。赤ん坊だって泣きながら
産まれてくるもんた。
平次は感心しながら納得した。

【親父の背中】■夜明け時 粥と梅干だけ食し書斎に向かう親父(おやじ)

【親父の背中】■夜明け時 粥と梅干だけ食し書斎に向かう親父(おやじ)

【親父の背中】

■夜明け時 粥と梅干だけ食し
書斎に向かう親父(おやじ)の背中

最近も親父を偲ぶ歌を詠み記事にしてきたが、

この歳になって、いや、歳を重ねるほどに

父、母を想い出すのはなぜだろう。

わたしと親父とは若い頃には対峙して、

あまり、会話を交わした記憶がないのである。

そもそも、親父は無口であり、社交的な

人ではなかったかも知れない。

しかし、親父が歳をとってからは、

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【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

【こころの処方箋ココトバブレン】

■デジタルの「点」の思考まかりをば
アナログの「線」を我は求めたり

「点と線」と云っても

松本清張の推理小説の話しではない。

昨今のインターネットの普及により、

コンピューターの0101で取捨選択をしてゆく

デジタルの「点」的な思考が

大通りを闊歩している訳であるが、

クリエィティブを伴う創造は、

いまだにアナログの「線」的な

発想力ではないか

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【こころの処方箋ココトバブレンド】6月のショパン■あまりにも命が軽ろき時代なれ怒り鎮める六月のショパン

【こころの処方箋ココトバブレンド】6月のショパン■あまりにも命が軽ろき時代なれ怒り鎮める六月のショパン

【こころの処方箋ココトバブレンド】

6月のショパン

■あまりにも命が軽ろき時代なれ
怒り鎮める六月のショパン

1960年6月15日、

日米安保条約(安保)締結に抗議して、

国会議事堂のまわりを埋め尽くした

全学連の抗議デモの中で、

東大の女子大生一年・

樺(かんば)美智子さんが、

機動隊によって圧殺された。

わたしが、まだ小学生の時の出来事だった。

そして、1970年6月15

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【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち

【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち

【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】
生き物には縄張りが必要です~♪

■生き物は縄張り持ちて安定す
 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち


動物も
植物も
生き物すべて
縄張りがあるもの
 

その縄張りで
共存しあっている


にんげんも
おなじなんだな
にんげんも
生き物なんだから


都会の
住宅の密集さ
朝の
ぎゅう詰めの電車


 これでは
縄張りどころか
 人と人の

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こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

こころの処方箋【ココトバブレンド】
~人生の途中下車~

■時として旅程を逸(そ)れて途中下車
してみることも生きる潤い


ひとが敷いたレールを

ひた走ることは

しんどいもの


旅のたのしみも

見知らぬ駅に途中下車して

みると新しい発見があるもの


人生もおなじ

時にはレールからそれて

道草してみることも

だいじだとおもう


人生の途中下車は

あしたへの活力であり

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【こころの処方箋ココトバブレンド】■若き日に負いたる傷が歳を経て致命となりしも進軍惜しみなく

【こころの処方箋ココトバブレンド】■若き日に負いたる傷が歳を経て致命となりしも進軍惜しみなく

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■若き日に負いたる傷が歳を経て
致命となりしも進軍惜しみなく

ファンの皆さまにご心配をお掛けしていました、

心臓の検査結果が思いのほか、

芳しくない結果となりました。

30歳の若さで3本ある 

心臓冠動脈の1本を失い、

何とか残りの2本でリハビリをして、

テニスやゴルフまで

出来るように回復させましたが、

歳を重ねて、コレステロールと

血圧

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【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■華麗なるワルツのリズム寂しげに
流れる夜は夢路たどれず

春の宵にはワルツがよく似合う。

3拍子のリズムは人間の心の

リズムにも調和して心地よい。

また、シュトラウスのワルツは春の典雅がある。

あの仮面舞踏会はドラマチックでもある。

ショパンのワルツは繊細そのもの。

さて、桜の宵も過ぎ去って、

今宵聴くワルツは、

こころもと寂しげで、

夢路

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【こころの処方箋ココトバブレンド】■教鞭を取りたる父に逆らいしも教壇に立つ我の血脈

【こころの処方箋ココトバブレンド】■教鞭を取りたる父に逆らいしも教壇に立つ我の血脈

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■教鞭を取りたる父に逆らいしも
教壇に立つ我の血脈

生前まで、国文学者であり大学の

教授をしていた父親。

また、時々にある全国紙の

文芸欄に文芸評論を書いていた父親。

そして、なにひとつ家族・家庭のことは、

すべて母親任せで、何とも我がままで

自由奔放に生きた父親であった。

幼い頃から、そんな父親を見てきて、

わたしは絶対に父親のような

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【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■寂しさに耐えられなくて母想ふ
紫陽花の露 赤き涙よ

もうすぐ、梅雨の季節である。

梅雨の蒸し暑きなかで、

紫陽花の花を見ると一服の

清涼感を感じるものである。

この花は日本古来の花で、

中国に渡ってヨーロッパにも

流れていったもの。

紫陽花の花言葉は、 

よく移り気などと云われるが、

本来の花言葉は、家族の結束や

強い女性の意があるので

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こころの処方箋ココトバブレンド】■雨打ちて花落ちたるも悲しまずその後に実る果実を笑めや

こころの処方箋ココトバブレンド】■雨打ちて花落ちたるも悲しまずその後に実る果実を笑めや

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■雨打ちて花落ちたるも悲しまず
その後に実る果実を笑めや

 ★
花が咲く

きらびやかで

華やかな

花が咲く

 ★
されど

それは一瞬のこと

いずれ

花はおちてゆくもの

 ★
そしてそのあとに

大きな実をつけ

それが

収穫なんだな

 ★
にんげんも

おなじなんだよ

 ★
外見を華やかに

外面をきらびやかに

見せても

すぐにはが

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【こころの処方箋ココトバブレンド茶#あっ風が変わった!!!

【こころの処方箋ココトバブレンド茶#あっ風が変わった!!!

【こころの処方箋ココトバブレンド茶
#あっ風が変わった !!!

さあ、6月がスタートしました。
6月早々、台風が心配でしたね。  

この夏も暑さが心配ですね。
また、熱中症を心配しないと
いけませんね。

また、梅雨の季節ですから、
豪雨と土砂崩れも心配ですね。

6月は物価の高騰もありますね。
本当に生活が苦しいですね。

もう、6ヶ月、まだ、6ヶ月と
思う気持ちはその人の生き方です。

#

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【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 耳元でモネの睡蓮が好きという 仮面女の乳首を吸う

【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 耳元でモネの睡蓮が好きという 仮面女の乳首を吸う

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■ 耳元でモネの睡蓮が好きという
 仮面女の乳首を吸う

多彩な趣味を持ち、

洗練された身のこなしの女性がいた。

その話題は高尚なものばかり。

また、その黒い瞳はいつも遠くを見ているようで、

会話も何かをはぐらかすように、

無機質で透明であった・・・・・。

アンニュイな低音で、

「モネの睡蓮が好き」と耳元でささやいた。

そして、わたしはホテルの

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