せきせつお

心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌…

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心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌アーティストの 関 節夫ワールドへようこそ。短歌を武器にして、音楽、写真、イラストなどのコラボレーションによる癒しから元気の素を発信しています。

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  • こころの処方箋 ココトバブレンド

    【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ココトバブレンドのマガジンです。 心からの言葉、ココトバを紡いで、 皆様の心の機微に触れたら幸いです。

最近の記事

【親父の背中】■夜明け時 粥と梅干だけ食し書斎に向かう親父(おやじ)

【親父の背中】 ■夜明け時 粥と梅干だけ食し 書斎に向かう親父(おやじ)の背中 最近も親父を偲ぶ歌を詠み記事にしてきたが、 この歳になって、いや、歳を重ねるほどに 父、母を想い出すのはなぜだろう。 わたしと親父とは若い頃には対峙して、 あまり、会話を交わした記憶がないのである。 そもそも、親父は無口であり、社交的な 人ではなかったかも知れない。 しかし、親父が歳をとってからは、 しばしば、珈琲好きの親父と喫茶店に よく行ったものだ。 ふたりで珈琲をすす

    • 【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

      【こころの処方箋ココトバブレン】 ■デジタルの「点」の思考まかりをば アナログの「線」を我は求めたり 「点と線」と云っても 松本清張の推理小説の話しではない。 昨今のインターネットの普及により、 コンピューターの0101で取捨選択をしてゆく デジタルの「点」的な思考が 大通りを闊歩している訳であるが、 クリエィティブを伴う創造は、 いまだにアナログの「線」的な 発想力ではないかとわたしは考えている。 わたしは短歌を詠む時も コピーを書く時にも、 パソ

      • 【こころの処方箋ココトバブレンド】6月のショパン■あまりにも命が軽ろき時代なれ怒り鎮める六月のショパン

        【こころの処方箋ココトバブレンド】 6月のショパン ■あまりにも命が軽ろき時代なれ 怒り鎮める六月のショパン 1960年6月15日、 日米安保条約(安保)締結に抗議して、 国会議事堂のまわりを埋め尽くした 全学連の抗議デモの中で、 東大の女子大生一年・ 樺(かんば)美智子さんが、 機動隊によって圧殺された。 わたしが、まだ小学生の時の出来事だった。 そして、1970年6月15日、 わたしは大学一年生として、 70年安保闘争のデモの中にいた。。。 い

        • 【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち

          【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】 生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す  距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち ★ 動物も 植物も 生き物すべて 縄張りがあるもの   ★ その縄張りで 共存しあっている ★ にんげんも おなじなんだな にんげんも 生き物なんだから ★ 都会の 住宅の密集さ 朝の ぎゅう詰めの電車 ★  これでは 縄張りどころか  人と人の 距離が保てないよな ★ にんげんに 距離を保つ 縄張りがなくなったから ★ に

        【親父の背中】■夜明け時 粥と梅干だけ食し書斎に向かう親父(おやじ)

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        • こころの処方箋 ココトバブレンド
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          こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

          こころの処方箋【ココトバブレンド】 ~人生の途中下車~ ■時として旅程を逸(そ)れて途中下車 してみることも生きる潤い ★ ひとが敷いたレールを ひた走ることは しんどいもの ★ 旅のたのしみも 見知らぬ駅に途中下車して みると新しい発見があるもの ★ 人生もおなじ 時にはレールからそれて 道草してみることも だいじだとおもう ★ 人生の途中下車は あしたへの活力であり 人生の潤いなんだとおもう せき せつお

          こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■若き日に負いたる傷が歳を経て致命となりしも進軍惜しみなく

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■若き日に負いたる傷が歳を経て 致命となりしも進軍惜しみなく ファンの皆さまにご心配をお掛けしていました、 心臓の検査結果が思いのほか、 芳しくない結果となりました。 30歳の若さで3本ある  心臓冠動脈の1本を失い、 何とか残りの2本でリハビリをして、 テニスやゴルフまで 出来るように回復させましたが、 歳を重ねて、コレステロールと 血圧の上昇により、 残された2本の冠動脈の壁が狭くなっており、 心機能の動きの低

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          【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■華麗なるワルツのリズム寂しげに 流れる夜は夢路たどれず 春の宵にはワルツがよく似合う。 3拍子のリズムは人間の心の リズムにも調和して心地よい。 また、シュトラウスのワルツは春の典雅がある。 あの仮面舞踏会はドラマチックでもある。 ショパンのワルツは繊細そのもの。 さて、桜の宵も過ぎ去って、 今宵聴くワルツは、 こころもと寂しげで、 夢路がたどれない。 パティ・ペイジの テネシーワルツを聴きながら、 バーボンの

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          【こころの処方箋ココトバブレンド】■教鞭を取りたる父に逆らいしも教壇に立つ我の血脈

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■教鞭を取りたる父に逆らいしも 教壇に立つ我の血脈 生前まで、国文学者であり大学の 教授をしていた父親。 また、時々にある全国紙の 文芸欄に文芸評論を書いていた父親。 そして、なにひとつ家族・家庭のことは、 すべて母親任せで、何とも我がままで 自由奔放に生きた父親であった。 幼い頃から、そんな父親を見てきて、 わたしは絶対に父親のような 人間にはなりたくないと思い、 教師には死んでもならない。 批評家は人の作品をこ

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          【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■寂しさに耐えられなくて母想ふ 紫陽花の露 赤き涙よ もうすぐ、梅雨の季節である。 梅雨の蒸し暑きなかで、 紫陽花の花を見ると一服の 清涼感を感じるものである。 この花は日本古来の花で、 中国に渡ってヨーロッパにも 流れていったもの。 紫陽花の花言葉は、  よく移り気などと云われるが、 本来の花言葉は、家族の結束や 強い女性の意があるのである。 紫陽花の花を見るとき、 わたしは亡き母を想い出し、偲ぶ。 幼いわた

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          こころの処方箋ココトバブレンド】■雨打ちて花落ちたるも悲しまずその後に実る果実を笑めや

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■雨打ちて花落ちたるも悲しまず その後に実る果実を笑めや  ★ 花が咲く きらびやかで 華やかな 花が咲く  ★ されど それは一瞬のこと いずれ 花はおちてゆくもの  ★ そしてそのあとに 大きな実をつけ それが 収穫なんだな  ★ にんげんも おなじなんだよ  ★ 外見を華やかに 外面をきらびやかに 見せても すぐにはがれる  ★ じんせい 華やかなときは 一瞬さ  ★ 最後はさ 美味しい

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          【こころの処方箋ココトバブレンド茶#あっ風が変わった!!!

          【こころの処方箋ココトバブレンド茶 #あっ風が変わった!!! さあ、6月がスタートしました。 6月早々、台風が心配でしたね。   この夏も暑さが心配ですね。 また、熱中症を心配しないと いけませんね。 また、梅雨の季節ですから、 豪雨と土砂崩れも心配ですね。 6月は物価の高騰もありますね。 本当に生活が苦しいですね。 もう、6ヶ月、まだ、6ヶ月と 思う気持ちはその人の生き方です。 #今月もよろしくお願い致します。  せき せつお

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          【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 耳元でモネの睡蓮が好きという 仮面女の乳首を吸う

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■ 耳元でモネの睡蓮が好きという  仮面女の乳首を吸う 多彩な趣味を持ち、 洗練された身のこなしの女性がいた。 その話題は高尚なものばかり。 また、その黒い瞳はいつも遠くを見ているようで、 会話も何かをはぐらかすように、 無機質で透明であった・・・・・。 アンニュイな低音で、 「モネの睡蓮が好き」と耳元でささやいた。 そして、わたしはホテルのキーを、 シャンパン・グラスに入れ、 カウンターを滑らせて、 ピタリと彼女

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          【こころの処方箋ココトバブレンド】■我が胸に夏蝶ひとつさまよいて白きシーツに青が散りたる

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■我が胸に夏蝶ひとつさまよいて 白きシーツに青が散りたる 梅雨入り前の東京の宵。 早々と夏の蝶がふわりふわりと 彷徨っていた・・・・・・・・。 我が掌に 捕まえようとすると  ヒラリヒラリと身をかわす。 それは、まるで魔女のようである。 いや、魔女と出逢ったのだ。 熱帯夜の乱舞。 せき せつお

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          【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

          【こころの処方箋ココトバブレン】 ■デジタルの「点」の思考まかりをば アナログの「線」を我は求めたり 「点と線」と云っても 松本清張の推理小説の話しではない。 昨今のインターネットの普及により、 コンピューターの0101で取捨選択をしてゆく デジタルの「点」的な思考が 大通りを闊歩している訳であるが、 クリエィティブを伴う創造は、 いまだにアナログの「線」的な 発想力ではないかとわたしは考えている。 わたしは短歌を詠む時も コピーを書く時にも、 パソ

          【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■突然の雨が降ろうが折り畳み傘を持たぬが俺の生き様よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■突然の雨が降ろうが折り畳み 傘を持たぬが俺の生き様よ ★ 傘がない と唄ったのは陽水 ★ わたくしは 折り畳み傘を持たないを 心情としている ★ あまりにも 用意周到された 人生ほど 味気なく詰まらないものはない   ★ 親が敷いたレールを走る そして愛のない 見合い結婚をする ★ デートの前に 最初の喫茶店はここ 食事はこのレストラン あげくの果てに ホテルまで予約しておいて 彼女に ノ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■突然の雨が降ろうが折り畳み傘を持たぬが俺の生き様よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 一粒の米をすくいて想いはせるよろずの命 吹き込まれおり

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■ 一粒の米をすくいて想いはせる よろずの命 吹き込まれおり 茶碗に盛られてたごはん。 茶碗一杯でなん粒かの米が詰っている。 その一粒、一粒に幾万のいのちの 結晶が凝縮されている。 だから、それを食するパワーは   何万馬力をもいただいていることになる。 森羅万象をよく見てみると、 わたくしは決して、 ひとりで存在しているのではない  ことが解かる。 今日の「いのち」に感謝。   せき せつお

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■ 一粒の米をすくいて想いはせるよろずの命 吹き込まれおり