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もう二度と戻ってくることのない風景

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僕の日々の生活で学んだこと、気づいたこと、悩み、何でも書きます。
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世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

日本から、夕日が沈む西の空に向かって旅を続けてきた。
何十回も飛行機に乗り、何十個ものホテルを転々とし、何十カ国もの国を歩き、見たことない景色に感動し、初めての体験に心を動かされ、僕は今、アメリカ、ロサンゼルスにいる。

僕はこの場所で夢を抱き、これまで人生を歩んできた。
何もかも、この場所から始まっている。
初めてロサンゼルスに訪れたのは、僕がまだ8歳の頃。父親の仕事についてきた僕は、父の仕事の

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パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

僕はパリの街を散歩するのが、今まで訪れたどの街よりも楽しかった。
8月だというのに、風は冷たく、日差しも強くない。建物は全てが美しく、
ただ街を歩いているだけなのに、自分が少し大人になった気分になる。

僕はルーブル美術館へ訪れた。時は夕暮れどき。西の空には美しいパリの街を輝かせる太陽がいる。夕日に照らされたワンピースを着た女性が、
バイオリンでクラシックを演奏していた。
僕はその音色に導かれるよ

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バンコクからイスタンブールへ。

バンコクからイスタンブールへ。

イスタンブールについたとき僕がまず思ったことは、こんなにも気候がいい場所が地球上にはあったのかということだった。
日本の夏とは全然違う。日本の秋のような感じでもない。とにかくとても過ごしやすい。

気候というものは、人間の気分を決める大きな役割を担っている。バンコクにいたとき、旅をすることが億劫に感じることが何度かあった。でもそれは、バンコクの蒸し暑い気候のせいだったということに、僕は気がついた。

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ハワイ旅行記〜旅はいつでも、自分にとって、本当に必要なことを教えてくれる〜

ハワイ旅行記〜旅はいつでも、自分にとって、本当に必要なことを教えてくれる〜

ハワイという島々には、
まだ僕たちが知らない姿がたくさんある。

2022年3月1日、僕はハワイ、オアフ島へ出かけた。
甘い香りを含んだ独特の夏の匂いが、雪が散らつく冬の日本から来た
僕たちを温かく迎え入れてくれた。

驚いたことに、入国の特別な検査などは全くなく、
僕たちはいつも通りに、
いや、いつも以上に早く空港の外へ出ることができた。
時刻は朝7時。
東の空からは、太陽がもうすぐ顔を出そうと

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だから僕は新しいものを求め、旅に出る。

だから僕は新しいものを求め、旅に出る。

京都で生まれ育った僕はいつしか、
東京という街に漠然とした憧れを持つようになった。

いつからだったか、たしか小学生5年生くらいだった気がする。
僕はテレビに映る東京という街を見て、いったいどんなところなのだろう、一度行ってみたいなと思った。
それ以来、僕は時間があると小学校の校舎の屋上へ行き、
東京がある東側を眺め、
「この山の向こうに東京があるんだなぁ」
なんてことをぼーっと考えながら過ごして

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旅の途中、ふと思った自分の価値についてのはなし。

旅の途中、ふと思った自分の価値についてのはなし。

北海道の大自然の中で、ふとこんなことを思った。

いつかこの地球から俺はいなくなってしまうんだよな。
両親も兄弟も友達もみんな、いつかはいなくなってしまう。
でも僕たちがいなくなってからも、この地球は今までと変わりなく動き続けるんだな。
僕はそんな地球の変化を見ることはできない。
街にはたくさんの人間がいて、その一人一人に家族や友人、大事な人がいる。
その一人一人にはそれぞれの歴史があって、みんな

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2022年6月から世界を放浪します。

2022年6月から世界を放浪します。

いつか、どこか、もっと遠くへ行ってみたい。
幼い頃からずっとそんなことを思いながら生きてきた。

僕は歳を重ね、少しずつ遠くへ行くようになった。
でも遠くへ行けば行くほど、僕の中に生まれる感情は、
もっと遠くへ行きたいという気持ちだった。

そんな僕は今年、世界一周に行くことを決めた。
経路はまだ完璧には決まっていないが、
日本→タイ→トルコ→イタリア→ポルトガル→モロッコ→スペイン→ドイツ→オラ

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70万円もするライカというカメラを買ったことで感じたこと。

70万円もするライカというカメラを買ったことで感じたこと。

アイデアというのは、お風呂であったりトイレであったり、
そういった気持ちが良いと感じる場所でふと浮かぶと言われている。
僕の場合、トイレで座っているときにふと「ライカを買おう」と思った。

なぜライカという70万円もするカメラをそのとき買いたいと思ったのか、自分でも本当に分からない。その後、数日考えてみたのだが、やっぱり「ライカを買おう」という気持ちが僕の中から消えることはなかった。
僕は銀座のラ

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東京散歩。カメラだけを持って。

東京散歩。カメラだけを持って。

カメラだけを持って東京の街を歩くことが本当に楽しい。
街を歩きながら、心が感じるままにただ写真を撮り続ける。
帰宅したら使いたい写真を選んで、
Lightroomで少し編集する。
その全てが楽しい。

毎回写真を撮ると「もっとこう撮りたい!」って思うし、この気持ちがなくなることはないのかもしれないけど、
その無限の道に僕は幸せを感じる。

何かを創造することは人間を幸せにするっていうのはこういう感

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移動を控えない。人との接触を避けない。

移動を控えない。人との接触を避けない。

全ての人間はどんな状況であっても、誰にも奪うことのできない自由を持っている。

「心」だ。

「心」というと少し抽象的な表現になってしまうから、もう少し簡単な表現をするならば、選択の自由というのかもしれない。

愛する人とのデートの日に朝から雨が降っていた。
この自分の目の前で起きていることに対して、
雨が降ってラッキーだったのか、アンラッキーだったのかを選ぶのは自分の心だ。
だから、人生で起こる

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今日という日は、昨日死んでいった人がどうしても生きたかった日。

今日という日は、昨日死んでいった人がどうしても生きたかった日。

皆さんこんにちは、リョウマです!

昨日ツイッターを見ていると、心にグサッと刺さるツイートを見つけたので、
ここでシェアしたいのと、そのツイートについて、僕が思ったことを書きます。

知っている方も多いと思いますが、幻冬舎の社長、見城徹さんのツイートです。

僕はこのツイートの、

昨日死んでいった人がどうしても生きたかった今日。
僕の人生の中で一番「死」に近い今日。

という部分に、心が震えまし

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多国籍な人達が集まって出来ている国、オーストラリア。日本人が海外に住む理由。

多国籍な人達が集まって出来ている国、オーストラリア。日本人が海外に住む理由。

僕の記事やSNSを見てくれている方は知っていると思いますが、
僕は今、オーストラリアのメルボルンという街に住んでいます。
こっちに住んでから約2週間が経ちました。

僕のメルボルンの部屋があるマンションの中にはサウナやプールやジムなどが
付いていて、とても便利です。

昨日、夜の空いた時間にプールで少し泳ぎ、その後サウナに入りました。
サウナは2段になっていてL字型をしています。
僕は2段目の角に

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