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もう二度と戻ってくることのない風景

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僕の日々の生活で学んだこと、気づいたこと、悩み、何でも書きます。
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人生の中で、「最悪だ」と思う出来事って、案外「最高」だったりする。

人生の中で、「最悪だ」と思う出来事って、案外「最高」だったりする。

どんなに嫌なことがあっても、苦しい日々が続いても、物事が上手くいかなくても、それは、いつか必ず良い出来事が起こる為に必要なことなんだ。
そんなふうに、僕は思うようにしています。
僕は思うようにしていますと言っても、昔からそんなふうに思っていたわけでもなく、いつもそんなふうに思えているわけでもなく、今でも頑張ってそう思うように意識しているのだけど。

「あぁ、あの出来事がなかったらこの人に出会ってい

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誰かの人生を追い求める人生。自分の人生を追い求める人生。

誰かの人生を追い求める人生。自分の人生を追い求める人生。

僕たちは、自分がこの世界で唯一無二の存在であることをすぐに忘れてしまう。でも自分がそんな当たり前のことを忘れているだなんて、ほとんど
みんな思っていない。

高校を卒業したら大学に進学したほうがいい。
新卒で入った会社をすぐに辞めるのは良くない。
仕事を辞めたらすぐに転職活動をしないといけない。
この歳にもなってアルバイトなんてできない。
夢を追いかけても良かったのは学生の頃だけ。
夢を叶えられな

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世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

世界一周旅の最後の日。〜ロサンゼルス〜

日本から、夕日が沈む西の空に向かって旅を続けてきた。
何十回も飛行機に乗り、何十個ものホテルを転々とし、何十カ国もの国を歩き、見たことない景色に感動し、初めての体験に心を動かされ、僕は今、アメリカ、ロサンゼルスにいる。

僕はこの場所で夢を抱き、これまで人生を歩んできた。
何もかも、この場所から始まっている。
初めてロサンゼルスに訪れたのは、僕がまだ8歳の頃。父親の仕事についてきた僕は、父の仕事の

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パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

パリで感じた、人生の豊かさと生きる意味。

僕はパリの街を散歩するのが、今まで訪れたどの街よりも楽しかった。
8月だというのに、風は冷たく、日差しも強くない。建物は全てが美しく、
ただ街を歩いているだけなのに、自分が少し大人になった気分になる。

僕はルーブル美術館へ訪れた。時は夕暮れどき。西の空には美しいパリの街を輝かせる太陽がいる。夕日に照らされたワンピースを着た女性が、
バイオリンでクラシックを演奏していた。
僕はその音色に導かれるよ

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自由な生き方、楽しみ方、本当の豊かさ、世界一の気候。スペインにはその答えがある。

自由な生き方、楽しみ方、本当の豊かさ、世界一の気候。スペインにはその答えがある。

自由な生き方、自由な表現、自由な思考、人生の楽しみ方、世界一住みやすい気候、世界一美しい夕日、世界一の音楽、世界一の食。
それらを体験したければ、スペインに来るといい。

もし人生を変える旅に出たいのだが、どこの国に行けば良いですか?と質問されたら、僕は間違いなくスペインと答えるだろう。
この場所には、僕たち日本人にとって、そういった力がある。

人間は、どのようにして人生を楽しむのか。
人間は、

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旅をするにあたって一番大事なことはお金ではない。〜イスタンブールからドゥブロブニクへ〜

旅をするにあたって一番大事なことはお金ではない。〜イスタンブールからドゥブロブニクへ〜

僕よりもお金を持っている人は、この地球上にどのくらいいるのだろうか。多分60億人くらいいると思う。でも旅をするにあたって一番必要なものは、お金ではない、健康だ。

僕たちが生きるこの21世紀は、大移動時代になった。それは、LCCというものが誕生し、今までお金持ちしか行くことができなかった海の向こうに安価で誰でも行けるようになったからだ。
僕は今クロアチアのドゥブロヴニクにいて、これからイタリアのロ

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バンコクからイスタンブールへ。

バンコクからイスタンブールへ。

イスタンブールについたとき僕がまず思ったことは、こんなにも気候がいい場所が地球上にはあったのかということだった。
日本の夏とは全然違う。日本の秋のような感じでもない。とにかくとても過ごしやすい。

気候というものは、人間の気分を決める大きな役割を担っている。バンコクにいたとき、旅をすることが億劫に感じることが何度かあった。でもそれは、バンコクの蒸し暑い気候のせいだったということに、僕は気がついた。

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バンコクからチェンマイ、そしてパーイへ。〜人生を変えてしまうパーイという町〜

バンコクからチェンマイ、そしてパーイへ。〜人生を変えてしまうパーイという町〜

チェンマイにある人気のパン屋さんへ行ったときだった。このお店は8時が開店時間で、僕は8時50分くらいに行った。すでに店は満席状態だったので、僕はパンとコーヒーを注文し、席が空くのを待つことにした。5分くらい経った頃、3人がけのテーブル席が空いた。
僕の前にいた2人組がその席に座り、二人は僕に、良かったら一緒に座ってくださいと言ってくれた。僕はその席に座った。

僕は二人にWhere you guy

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自由な人生を生きるために、僕はこの旅を続けることにする。

自由な人生を生きるために、僕はこの旅を続けることにする。

なぜ僕は旅なんかしているんだろう。こんなにも慣れないものばかりに囲まれて、全てが使いにくく、全てが思うようにいかないことばかりなのに。
蒸し暑く騒がしいバンコクの夜道を歩きながら、僕はそんなことを思った。

旅に出る前にあった高揚感は、いざ旅に出てしまうとなくなってしまう。それは旅が、自分の思い描く幻想から現実へと変わり、一気に孤独という状態に自分の身を置くことになるからだ。孤独はなかなか辛い。で

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ハワイ旅行記〜旅はいつでも、自分にとって、本当に必要なことを教えてくれる〜

ハワイ旅行記〜旅はいつでも、自分にとって、本当に必要なことを教えてくれる〜

ハワイという島々には、
まだ僕たちが知らない姿がたくさんある。

2022年3月1日、僕はハワイ、オアフ島へ出かけた。
甘い香りを含んだ独特の夏の匂いが、雪が散らつく冬の日本から来た
僕たちを温かく迎え入れてくれた。

驚いたことに、入国の特別な検査などは全くなく、
僕たちはいつも通りに、
いや、いつも以上に早く空港の外へ出ることができた。
時刻は朝7時。
東の空からは、太陽がもうすぐ顔を出そうと

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だから僕は新しいものを求め、旅に出る。

だから僕は新しいものを求め、旅に出る。

京都で生まれ育った僕はいつしか、
東京という街に漠然とした憧れを持つようになった。

いつからだったか、たしか小学生5年生くらいだった気がする。
僕はテレビに映る東京という街を見て、いったいどんなところなのだろう、一度行ってみたいなと思った。
それ以来、僕は時間があると小学校の校舎の屋上へ行き、
東京がある東側を眺め、
「この山の向こうに東京があるんだなぁ」
なんてことをぼーっと考えながら過ごして

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旅の途中、ふと思った自分の価値についてのはなし。

旅の途中、ふと思った自分の価値についてのはなし。

北海道の大自然の中で、ふとこんなことを思った。

いつかこの地球から俺はいなくなってしまうんだよな。
両親も兄弟も友達もみんな、いつかはいなくなってしまう。
でも僕たちがいなくなってからも、この地球は今までと変わりなく動き続けるんだな。
僕はそんな地球の変化を見ることはできない。
街にはたくさんの人間がいて、その一人一人に家族や友人、大事な人がいる。
その一人一人にはそれぞれの歴史があって、みんな

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2022年6月から世界を放浪します。

2022年6月から世界を放浪します。

いつか、どこか、もっと遠くへ行ってみたい。
幼い頃からずっとそんなことを思いながら生きてきた。

僕は歳を重ね、少しずつ遠くへ行くようになった。
でも遠くへ行けば行くほど、僕の中に生まれる感情は、
もっと遠くへ行きたいという気持ちだった。

そんな僕は今年、世界一周に行くことを決めた。
経路はまだ完璧には決まっていないが、
日本→タイ→トルコ→イタリア→ポルトガル→モロッコ→スペイン→ドイツ→オラ

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70万円もするライカというカメラを買ったことで感じたこと。

70万円もするライカというカメラを買ったことで感じたこと。

アイデアというのは、お風呂であったりトイレであったり、
そういった気持ちが良いと感じる場所でふと浮かぶと言われている。
僕の場合、トイレで座っているときにふと「ライカを買おう」と思った。

なぜライカという70万円もするカメラをそのとき買いたいと思ったのか、自分でも本当に分からない。その後、数日考えてみたのだが、やっぱり「ライカを買おう」という気持ちが僕の中から消えることはなかった。
僕は銀座のラ

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