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まゆぺでぃあ

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知見と偏見
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#最近の学び

目の錯覚についての動画おもしろかった

目の錯覚についての動画おもしろかった

視覚認識の先生が喋っているこの動画、すごい興味深かった。

Twitterからの質問に答えつつ、いろんな目の錯覚を体験できる画像が次々と紹介される。

私が一番「うそやろ!?」ってなったのはこの画像で

どう見ても真ん中の白い部分が背景の白より明るく見えるんやけど、明るさは全く同じらしい。

説明を聞いて更にびっくりしたのは、この画像を見て「まぶしい」てなって、人の瞳孔が収縮するらしい。

「明る

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ことばの力、ことばの無力

ことばの力、ことばの無力

ふと思ったことです。

元々「音楽の力、音楽の無力」という言葉があり

これは確か大震災があった結構すぐのとき、その地で音楽祭みたいなのが開催されて、そこに参加するミュージシャンの方が言っていたと思います。

被災された方々の前で演奏することについて
「音楽でお腹がふくれることはないし、音楽で家が元通りになることはないけれど
ぼくらには歌をうたったり楽器を弾くことしかできないから、それを全力でやる

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「カメは遅くていいのに」

「カメは遅くていいのに」

社会学の加藤諦三先生は、子供の頃にウサギとカメの物語を聞いて、「なぜカメがウサギと競争しなきゃならないんだ?」と思ったそうです。

競争しなくていいところで競争すると、人は悩む。

人間の唯一の義務は「自分自身であること」で、
これは他人に対しても、最も大切なことであるという話。

動画の後半では、かなりドキッとする話もあり
それを紹介すると

人が自分自身でいられない時に、人生を活性化させる方法

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うっかりの力

うっかりの力

昨日「現実」がテーマのウェビナーで聞いた伊藤亜紗さん(美学)のお話で
印象的だった箇所を紹介します。

ある有名な”コミュニケーションの専門家”と対談をする機会があった。

その方のお話が、ご自身の著書の内容をそのまんま語るような形で
伊藤さんはなんか寂しさを感じた。
「え、一期一会の、わたしがいる意味…」てなったそうです。

対談なのに、話し相手である自分がまったく介入できない感じで
なんか傷つ

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疲れていると白黒思考になりやすいらしい

疲れていると白黒思考になりやすいらしい

何かの動画で、精神科医の方が言ってました。

白黒思考っていうのは、100かゼロかみたいな極端な考え方で
たとえば
「あの人にいいねを貰えなかった!私のこと嫌いになったんだ!」
みたいに
AでなければBしかない!と判断すること。

人は、体力がなくなるとバリエーションに耐えることができなくなり
体力を節約するために、物事をばんっと分断して単純化する傾向があるそうです。

自分自身に対しても
〇〇で

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いるように見える「他人」は、なんのためにいるのか

いるように見える「他人」は、なんのためにいるのか

散らかった心を落ち着けるために書いています。

私は仏教を学んでいて、そうすると「固定のものは何もないよ、自分もあの人も刹那ごとに別モノだよ、自分がいるというのがそもそも錯覚だよ」という話を聞きます。

自我の感覚は末那識という深層意識のはたらきで、Aさんが今日も同じAさんて思うのは阿頼耶識という深層意識に印象や気分がストックされてるから。唯識思想においてはそう説明されます。何かを見ている自分と、

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情報処理より情報化?

情報処理より情報化?

「現代人は、情報処理は得意だけど、情報化をあまりしなくなってきている」という話を聞きました。

情報処理というのは、テスト勉強などすでに情報になっているものを処理すること。SNSでたくさん流れてくる情報を、ぱっぱっと理解していくのもそう。

情報化というのは、五感で受け取ったものを絵や文などで表現すること。現物を伝わる形にするから、時間がかかる。これは子どもたちは得意で、目的もなく黙々と何か描いて

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プロほど謙虚

プロほど謙虚

こないだ何かの学問の動画で
「研究者は、自分が間違っていること自体をおそれていない」
という言葉があり、感動しました。

どんな研究も自分だけで完成することは少なく、仮説や実験のやり方が間違っていたとしても、それが誰かの踏み台になってより良い議論に発展したりするので、今わかる範囲でやればOK、みたいな話でした。

せっかく何か打ち出すなら精緻に、つっこみどころのないように、って自説を抱え込んで調整

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