疲れていると白黒思考になりやすいらしい
何かの動画で、精神科医の方が言ってました。
白黒思考っていうのは、100かゼロかみたいな極端な考え方で
たとえば
「あの人にいいねを貰えなかった!私のこと嫌いになったんだ!」
みたいに
AでなければBしかない!と判断すること。
人は、体力がなくなるとバリエーションに耐えることができなくなり
体力を節約するために、物事をばんっと分断して単純化する傾向があるそうです。
自分自身に対しても
〇〇できなかった!もう全部おしまいだ!みたいに
「良い」「悪い」のどちらかに振り分ける。決めつける。
物事にはいろいろな背景があるし、グレーなことや変化しうることがたくさんある、ということに想像力がはたらかなくなる。
私は以前、心身共に疲れていた時期、人間の微妙な関係性を描いている物語が観れなくなりました。
「この人物は良い奴なの?悪いやつなのどっち?はっきりしてよ!」となり
結論の出ない、どちらとも言えない状況を楽しめなくなった。
なんかすごい、待てなくなった。
余裕がなくなると、物事をいったん決めないでおくことや保留することにストレスを感じるようになるのだと学んだ出来事でした。
ちなみに
仏教には「中道」という考え方があるのですが
これは「白か黒か極端にならず、グレーでいましょう」というよりは
「色がある、っていうのは言い切れないですよ、全部かりそめですよ」
という
物や枠の存在自体をゆさぶるものです。
なんしか
疲れていることにちゃんと気づくこと、休むこと、
バリエーションの中で生きる余白をもつこと
大事だなあと思いました。
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