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お店をひらくためのマガジン

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お店をひらくために、参考になる!と思ったnoteをまとめています。
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記事一覧

人生を強引に前に進める法

人生を強引に前に進める法

「準備が整ったら」「お金が貯まったら」「スキルが付いたら」

そういうセリフをよく聞きます。ぼくも言いがちです。

たとえば転職するとき、独立するとき。

「もうちょっと結果が出てから……」「もうちょっとお金を貯めたら……」みたいなことを思うわけですが、これだとなかなか人生が前に進んでいかないんですよね。

そもそも「万全な準備をする」というのはむずかしいことです。

「500万円貯まったら独立し

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リモートワーク時代の組織運営にすすめたい 「Notionで叶えるプロジェクト見える化」の話

リモートワーク時代の組織運営にすすめたい 「Notionで叶えるプロジェクト見える化」の話

「スケジュール管理が苦手だ」

そういうと結構驚かれる。
正直、数十人が働くお店の店長とかも任されてきたけれど、その度にスケジュール管理ってどうすればええねんと躓きながら生きてきた。

というのも、自分だけのタスクならまだしも、一緒に働く人のタスク管理が入り込むと、私のオツムではその複雑さにもう対応できなくなってしまう。
その度にデジタルなアプリやサービスを探して、これがいいんじゃないか、あれがい

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工芸っていったいなんなんだ?超解説

工芸っていったいなんなんだ?超解説

工芸という言葉は明治時代に誕生した①ART=芸術という概念が輸入された。
②FINE ART=美術、CRAFT=工芸と翻訳した。
③江戸時代までの制作物も明治に誕生した概念によってわけられた。

日本美術はアートではなく装飾江戸時代までの日本美術はこんなものだった。

●絵画

「蓮池水禽図(れんちすいきんず)」俵屋宗達 京都国立博物館 

●屏風

「檜図屏風」狩野永徳 東京国立博物館

●着物

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生ゴミを有機肥料に! manu coffeeと土壌の専門家が取り組むアップサイクル 〜特集:次世代のための食の循環①〜

生ゴミを有機肥料に! manu coffeeと土壌の専門家が取り組むアップサイクル 〜特集:次世代のための食の循環①〜



はじめに自社焙煎した新鮮な豆を1杯1杯丁寧に抽出するスペシャルティコーヒーの専門店「manu coffee」。スペシャルティコーヒーブームが起こるずっと前からここ福岡の地にオープンし、現在福岡市内に5店舗を構えるまでに成長している。

そんなmanu coffeeが店舗拡大と並行して注力してきたのがリサイクル事業だ。約10年前からストローやカップ、牛乳パックなどのリサイクルに取り組んできた。た

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【左ききの手帳2021】 ①発売日が決定しました

【左ききの手帳2021】 ①発売日が決定しました

発売日が決定しました昨年、クラウドファンディングでたくさんのご支援をいただき、ご愛用いただきました「左ききの手帳2020」。そして、今年さらに多くのみなさんへお届けしたく製作した「左ききの手帳2021」。
発売日は「2020年9月18日」に決定いたしました!

近日中に事務所の一角がものすごい量の段ボールで埋め尽くされる予定です。
どうか一人でも多くの皆さんのもとへ旅立ってお役に立つことができます

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うちの社員は、ほんまに凄いんやぞ

うちの社員は、ほんまに凄いんやぞ

「なぁ、うちの社員は凄いんやぞ」

親父がそう自慢してくる度に、僕は心の中で「こんな地方の小さい会社に凄いやつがいるわけないやん」と小馬鹿にしてました。

親父は石鹸会社の社長です。社員数名。典型的な地方の零細メーカー。社長といっても、親父自身が製造もやるし営業もやる。いつも作業着を着て、油でどろどろになるまで働いてました。

(20代の頃の親父)

僕にはその姿はものすごく格好悪く見えたんです。

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「うちの社員は、ほんまに凄いんやぞ」コラムの種明かし

「うちの社員は、ほんまに凄いんやぞ」コラムの種明かし

先日、書いたこちらの記事。おかげさまでホントに沢山の人に見てもらえました。

実は、この記事。僕が一人で書いたものではないんです。

この記事を書くきっかけを与えてくれたのは、しおたん、こと塩谷舞さん( @ciotan )です。塩谷さんが記事を書くことを勧めてくれ、そして僕の書いたものに多くの提案をくれたんです。

(塩谷さんが手掛けられてるメディア)

なので、僕としては、この記事は、塩谷さんも

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おしぼりにこだわったら、いろんな数字が好転した話

おしぼりにこだわったら、いろんな数字が好転した話

昨日、愛媛県松山にある瀬戸内リトリート青凪という宿泊施設の総支配人・吉成さんが、こんな事をTwitterで投稿いただきました。

青凪といえば、愛媛に関係のない方はあまり知らないのかもしれませんが、安藤忠雄の建築・設計で、オールスイート、全7室のラグジュアリーなホテルです。昨年は三つの国際的な賞を受賞して話題にもなりました。

IKEUCHI ORGANICのタオルは値段が高い、とよく言われます。

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テイクアウト参入で見える料理人の欠点。未来につなげるメニュー

テイクアウト参入で見える料理人の欠点。未来につなげるメニュー

今日はテイクアウトメニューについて考えたい。ここ最近、テイクアウトの単発的な新規参入についてはいろいろ記事で書いてきた。

しかし、同じ料理人としてやらないと店が 生活ができないということも重々承知しているので今回はテイクアウトを行っていく前提で中身を考えていきたい。

私はインスタグラムを自身の商品の宣伝媒体として使っている。

数多くの同業の方々が同じ使い方をしているので、参考にいろんな人をフ

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食品ECの難しさ

この2週間ほど、応援の意味もこめてECで食べ物を買う機会が増えました。

そんな中で感じたのは、ほとんどのECはファミリー層を対象にしているということ。
たとえ意識していなくても、品揃えから「結果的に」ファミリー層への訴求になってしまっているものが多々あります。

なぜならば、単価の低いECで送料を無料にする、もしくは割高に感じない設定にするためには、商品価格を3000円以上に設定する必要があり、

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いつか、カフェをはじめたい あなたへ

いつか、カフェをはじめたい あなたへ

「自分のカフェをひらきたい」
「老後はカフェをやりたいな」

仕事柄、そんな話を聞くことが多いです。

私は2019年4月から、東京の武蔵小山にて
一人時間に寄り添う喫茶食堂kenohi を一人で営んでいる ひかるです。

※席数やコンセプトは開店当初から少し変更されています。

私も、冒頭のような思いを数年間 胸に抱き、
今に至っています。

「カフェをはじめたい!」
そんなあなたに ぜひ考えて

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九谷焼の産地より、はじめまして。

九谷焼の産地より、はじめまして。

noteはじめました。初めまして、緒方康浩と申します。

江戸時代から350年以上続く伝統工芸・九谷焼の産地である石川県小松市にて、昨年5月に開業した九谷焼の複合型文化施設「九谷セラミック・ラボラトリー(CERABO KUTANI)」の事業企画と運用や、九谷焼のブランディング案件等に携わっています。

緒方康浩(おがた やすひろ)
産地のキュレーター|九谷焼と北陸グルメの新米水先案内人

1989

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つくらないで、つくる。売らないで、売る。

つくらないで、つくる。売らないで、売る。

「つくらなくても、つくることができる」

私の心に深く残る、建築家 / 起業家の谷尻誠さんの言葉。
今、つくり手は喜んでつくり出す前に、本当につくる方がよいのか?を考える必要があるほど、モノが溢れている。それでもつくる、ということを仕事にする。
今回は「つくらないで、つくる。売らないで、売る」ことについて、ストーリーを軸に考えてみた心のメモ。

THINK "考える"を考える谷尻さんは、「THIN

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駅のホームでコーヒースタンドやって気づいた5つのこと。

駅のホームでコーヒースタンドやって気づいた5つのこと。

福岡市で4坪の小さいコーヒーショップをやっています。
9月8日(日) 西鉄天神大牟田線 味坂駅 という無人駅のホームの上で1日限定コーヒーショップをオープンしました。
4坪の小さいお店が、西日本鉄道の駅ホームでコーヒーショップをやってみて、企画と3つの準備から、気づいた5つのことをまとめておきたいと思います。

【企画と3つの準備】田んぼの真ん中でコーヒーショップやったら面白いよねぇ。
そんな話し

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