思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
木村石鹸の商品を紹介するマガジンです。
木村祥一郎 / 木村石鹸
ほぼ仕事とは関係のないこと
木村石鹸初のヘアケアブランド「12/JU-NI(ジューニ)」について。
木村石鹸に興味を持って頂いてありがとうございます。 木村石鹸、なんか色々面白そうな商品あるけど、沢山ありすぎて良くわからん。何から手をつけたらいいのか分からん! そんな声もたまに聞こえてくる今日この頃。 僕が独断と偏見で選ぶ、まず、これを使ってみて欲しい、という木村石鹸初心者向けの商品ガイドがこちらになります。 お風呂掃除に感動と楽しさを! 木村石鹸の原点には、銭湯用の洗剤があったんですね。当時、業務用の強い洗浄力の洗剤は汚れは落とすものの、タイルを痛め、作業者の負担
先週、2023年5月27日土曜日は、初めて自社単独でのイベント開催でした。 車でしか来れない不便な場所にある工場での開催なので、正直、大して人は来ないだろうなと思ってました。 初回ということもあるので、今回はまずやってみることが大事、ぐらいの気持ちでいたんです。イベント当日の朝の打合せでも「初回なので人はそんなに来ないかもしれないけど、大体イベントなんてそんなものです。続けていけば段々知名度も上がって、参加者も増えてくると思います。でも、将来、この第一回は伝説になるからね」み
青山ブックセンターさんで、木村石鹸選書のコーナーが出来てます。 前回(3年前)は、「日常ワンダーランド」とういテーマで古今東西幅広く選んだのですが、今回は、「くすっと笑えたり、ちょっと泣けたり、でも、読み終えるとなんだか元気がでる」そんな本を20冊選んでみました。 星の数ほどある本の中から僅か20冊を選ぶのは、とても大変だし厚かましい行為だなと思いながら、今回は日本の「小説」「エッセイ」に絞って選んでます。 比較的最近のものから、ちょっと古いものまで、幅広く選んでます。
今年も「親孝行強化月間」がやってきました。今年で24年目らしいです。 木村石鹸は来年100周年ですが、よく考えると100周年の年に、親孝行強化月間は25年目という切の良いタイミングを迎えるんですね。 100年も純粋に凄いとは思うんですが、「親孝行強化月間」みたいな取り組みを25年続けてるというのも、これはこれで凄いなと思います。 続けてることが偉いというわけでもないけど、続いてることで何かしら意味や価値を帯びてくるものはあるなとは思うんですね。 さて、毎年、親孝行強化月間
ふと「気持ちよく笑う」というのは、かなり大事なことなんではないかと思った。 昔、ものすごく「気持ちよく笑う」人がいた。 この「気持ちよく笑う」というニュアンスは伝わるだろうか。その人の笑い方は嫌味もないし、人に不快感も与えない。とにかく気持ちいい。 同じことで笑われても、人によっては嘲笑に受け取ったり、癪に障ったりする人もいるのだろうけど、その人の「笑い方」が、何かトラブルを引き起こすことはないと思う。 笑われた方も気持ちよくなる、そんな笑い方だ。 その人はものすご
「ほなら、もっと給与上げたらなあかんな」 親父がそう言った時、僕はまだ親父は認知レベルが下がってて、状況をよく理解してないのかなと思った。 少し前に親父は骨折したり、コロナに罹ったりで入院生活を余儀なくされ、その間に一時的にかなり認知能力が低下した。無事退院し自宅に戻ってきてからは、みるみる回復してきてはいるのだけど、結婚記念日を忘れてたり、僕の誕生日を「昭和19年…」なんて言い出してり、そもそも年末年始に入院してたことを一つも覚えてなかったり、やや「おかしい」ところはあ
もし社員が業務時間中に会社で熱心に本を読んでいたらどうだろうか? 仕事に関係する本ならOKだろうか。仕事に関係しようがしまいが、「会社は学校じゃないんだぞ」って叱る? 昔の僕は明らかに後者だった。読書はプライベートでやるもの。職場は仕事をする場所。読書は仕事ではない。そんな風に考えていた。 新聞はどうだろう。新聞を業務時間中に読む。新聞も真剣に読むと結構な時間はかかる。それが毎日だと、かなりの時間が新聞読むことに費やされる。 昔の職場だと新聞は始業前に読むのが普通だった
小さい仕事をお願いされたとする。 「小さい仕事」とは、色んな意味で「小さい仕事」だ。それは金額的なものもかもしれないし、規模かもしれないし、作業内容かもしれない。あるいは関わる人のレベルかもしれない。何にせよ、自分にとって「小さい仕事」だ。 どう見ても重要性も高くない。自分にその仕事の依頼が来たのも、間に合わせにしか見えない。その仕事をやるのは他の誰でも良かったんだろうと思う。たまたま自分が空いてたとか、都合がよさそうだったとか。 小さい仕事でも、その仕事を受けたのなら
あれはやっぱり幽霊だったのかな。 かれこれ15年ぐらい前になるだろうか。僕は毎朝車で決まった道を通って通勤していた。そのT字路にさしかかるのは6時過ぎだろうか。僕はそこを右折する。ある時、その正面に、小学生ぐらいの女の子が1人ポツンと立っていたのだ。 不思議に思って、右折中もずっとその子を見てしまったのだけど、その子も無表情でこちらを見つめていた。今は顔は全然思い出せない。とくに変わったところもない普通のどこにでもいる女の子だったように思う。 最初は朝早くから何をしてる
木村石鹸では自己申告型給与制度という自身の給与と貢献内容を自分で提案するという制度を運用しています。この制度に変えてすごく良かったなと僕自身は思ってるのですが、一方で、どうしていこうか、と悩んでいることもあります。それは「beingの価値」をどう捉えるか、ということです。 自己申告型給与制度では、未来に対しての自分の貢献内容と、その貢献内容に見合うと思われる給与額を提案します。 となると、基本、何か新しい取り組みや新しい役割を提案しないと、なかなか給与額を上げる提案は難し
前職時代の話。色々なことが同時に重なって、いよいよキャッシュがないぞ、やばいぞ、という事態に陥った。もちろん、それまでもずっと自転車操業で、毎月、入金日と支払い日と残高を表にして、この入金でこれを支払って、この支払はなんとかここまで待ってもらって、なんてパズルを解くようなことを数年続けてたと思う。 そこにトラブルや予期せぬ問題なども押し寄せて、さらに事態は悪化。これはかなり厳しいな、このままじゃ詰んでしまうな、そんな状況に陥ってしまったわけだ。 当時、社長は京都にいて、僕
木村石鹸では、2020年の春ですかね、緊急事態宣言が出された直後から、営業メンバーをリモートワークにし、他のリモートワークが難しい部門、職種については、公共交通機関を利用しない、自転車や自動車通勤に切り替えるなどの措置を取りました。 現状は、基本、リモートワークは解除してるんですが、当時、社員から「次にリモートワークにする基準はあるのか?」「そもそもリモートワークをどう考えてるのか?」というような質問があったので、それに回答したのがこの文章になります。2020年に社内向けに
今思えば、イップスだったのかもしれない。 中学の野球部で今まで普通に出来てたキャッチボールが出来なくなってしまった。突然そうなったわけでもなく、何かうまく投げられない、みたいなことがちょくちょくあって、それがどんどん酷くなり、気づいたらまともにボールを投げる事ができなくなってしまっていた。 小学校の頃から野球部で、地元のソフトボールチームにも入っててキャプテンをしてたし、部活でもずっとレギュラーだった。今の僕からは想像もつかないかもしれないが、足も速くて、器用なほうだった
facebookのメモに書いた12年前の文章が、今日出てきた。せっかくなのでnoteに転記しておく。 前職時代で、まだWeb構築やコンサル等のソリューションサービスを提供していた頃の文章だ。 企業が自社の商品やサービスにスタンスを表明しよう、という当たり前の話で、そのスタンスによって僕らを選んでくれるクライアントもあるだろう、と言ってるだけだけど、この当時は、こういうスタンスが選ばれる理由になりえる、なんて想像が難しかったのかもしれない。 ── たとえば、SEOの効果
僕自身は、そこまで好きでもないのですが、フェラーリというブランドはすごく面白いなぁと思ってます。 フェラーリは、多分、一応、自動車メーカーであり、自動車のブランドだと思うのですが、明らかに他の自動車メーカーとは立ち位置や事業スタイルが違います。 フェラーリの在り方は、僕らのような中小零細企業でも参考にできることは多いなと感じます。 ということを言うと、富裕層をターゲットに、超高級プロダクトを作る、ラグジュアリーブランドを志向する、みたいに捉えられるかもしれませんが、そう
「私のどこが好きか言ってみて」と問われて、性格が優しいから、顔がタイプ、価値観が似てるから、趣味が合うから、といくつもの理由を上げ連ねていっても、その理由がその人だけに当てはまるものにはならない。 理由の数を増やしていけば、それらの掛け合わせで、確率的には対象者は減るだろう。でも、愛することはそもそも確率的な問題ではない。 これこれこういう理由を兼ね備えた人はかなり稀有なので、だこら、貴方を愛しています、というのはどこか変だ。 そう。愛することの理由は、言葉には還元不可