緒方康浩

🌾 器とお米を選んで楽しむ HO GA のひと / 💭 店舗企画(POPUP含)・SN…

緒方康浩

🌾 器とお米を選んで楽しむ HO GA のひと / 💭 店舗企画(POPUP含)・SNS運用等を色々と/ 🚩 器のコーディネートも承ります/ 📍 Based in Komatsu,Ishikawa✈️ /#works|#九谷餐会 #セラボクタニ #kutanism

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九谷焼の産地より、はじめまして。

noteはじめました。初めまして、緒方康浩と申します。 江戸時代から350年以上続く伝統工芸・九谷焼の産地である石川県小松市にて、昨年5月に開業した九谷焼の複合型文化施設「九谷セラミック・ラボラトリー(CERABO KUTANI)」の事業企画と運用や、九谷焼のブランディング案件等に携わっています。 緒方康浩(おがた やすひろ) 産地のキュレーター|九谷焼と北陸グルメの新米水先案内人 1989年4月鹿児島県鹿児島市生まれ、千葉県柏市育ち。「場・産業・地域の”関係人口”を増

    • 4年半の北陸暮らし、1,000日の産地暮らしを通じて学んだこと、今後の目標

      あけましておめでとうございます! 2017年7月のリビタ時代に金沢に住み始めて以来、石川県での暮らしも気がつくと4年半となりました。 セラボクタニの運営のお仕事も、残すところ90日。 本当にあっという間の3年間でしたが、九谷焼の産地で沢山の方々にお世話になり、そして作り手の皆様とご一緒できたからこそ得られた、 今後の人生の糧にもなる大事な気づきがあるように、この3年を振り返ると思います。 来年からはしばらくお正月に帰省できなそうなので、年末年始はゆっくり地元で過ごさ

      • 九谷焼を知って、触れて、使ってもらってわかった、大事なこと【九谷餐会を振り返る】

        2019年3月。九谷焼の産地に携わるようになってから、早いものでもう2年8ヶ月が過ぎようとしている。自己紹介のnoteにも書いた通り、千葉県出身の私は前職・HATCHi金沢で初めて九谷焼に触れ、ご縁あって産地にきました。 2年8ヶ月という月日の中で、九谷焼という伝統工芸と、九谷焼作家という存在が一気に身近になり、関わる人と広がる風景は文字通り一変。産地の作り手と共にいる時間は自然なものになっていきました。 だからこそ”残り4ヶ月”という限られた時間を前に、産地で当たり前の

        • つくりたいのは、九谷のあるくらしの実体験

          先日、自宅の器のラインナップがふと気になって、食器棚にあるものを改めて見てみたことがある。 思いのほか僕が買うものには癖がありそうで、器はリムのついた青っぽいものが多く、それ以外だと小さいぐい呑や小皿、醤油皿などがいつの間にか必要以上に置かれていた。 誰しも何かしらの癖は持ち合わせているのではないかと思う。どんな優秀なプロ野球選手や甲子園のエースでも投球フォームに癖があるように、自分では気がつくことができない癖があるのが、人間だったりする。 僕の食器棚はまさしく収集癖の

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        九谷焼の産地より、はじめまして。

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          いつかの憧れは、いつも儚い。

          近況を伝えたくて、ずっと気になっていたnoteの存在。「早く書こう、早く書こう」と思いながら先延ばしにしてしまって、9ヶ月も経ってしまった。 この9ヶ月のあいだに、色々なことがあった。一つ一つ列挙してもキリがないので、近況については一つずつ記事を通して伝えていければと思う。 長い人生の中で誰しも一回は、いつか辿り着きたいと思うような、”憧れ”を抱くことはあるのではないかと思う。 そして、「いつか叶えよう、いつか叶えよう」と思いを強めれば強めるほど、実現する瞬間を目の当た

          いつかの憧れは、いつも儚い。

          陶芸家・今西泰赳さんの作品撮影ディレクションを担当しました - 九谷焼と使用価値の話

          久しぶりの更新となってしまいました。あっという間の夏は過ぎ去り、すっかり秋らしい季節になりましたね。『noteを更新しないと、更新しないと、、』と思いながら、気がつくと3ヶ月が経ってしまっていました。 この3ヶ月間、何をしていたかというと、、、 ① 来年の開業を目指しているお店の創業計画作りが佳境を迎えていた ② 石川県九谷窯元工業協同組合の新商品開発PJも無事採択され、スタート ③ 産地のある製陶所のリブランディングPJも無事採択され、スタート ④ 今年も開催されるKU

          陶芸家・今西泰赳さんの作品撮影ディレクションを担当しました - 九谷焼と使用価値の話

          九谷焼の産地に来て、10年後を考えるようになった話。

          九谷焼の産地にも、日常が少しずつ戻ってきた。 運営に携わっている「九谷セラミック・ラボラトリー」も6月1日から営業再開し、特に移動制限が解除されてからは県外からお越しの陶芸体験の予約が増えてきた。 産地の作り手にも新しい変化が生まれてきている。 毎年6月中旬が〆切となっている石川県の新商品開発関連の補助金申請にも、産地の窯元から数社が参加し、お仕事の中で2社の申請に携わった。 その他にも、これまで自社のHPを持って来なかった窯元が、昨今のネットを通じた販売の動きを見て

          九谷焼の産地に来て、10年後を考えるようになった話。

          ものが生まれる「原場」へ出かけよう。九谷焼の手仕事に触れる新プロジェクト、いよいよ受付開始です

          先日31歳を迎えて書いたこちらのnote、おかげさまで沢山の方にお読みいただきました。加えて『読んだよ〜!』って反応をもらえることが地味に嬉しかったりします。ありがとうございます! 今日は記事の中で記した【沢山の方々に九谷焼の生まれる「原場」と出会ってもらうこと】について、詳しくご紹介したいと思います。2020年5月、COVID-19によるコロナ禍の中、こちらのサービスがローンチとなりました! GEMBA(ゲンバ)はものづくりの町・石川県小松市からお届けする産業観光プロジ

          ものが生まれる「原場」へ出かけよう。九谷焼の手仕事に触れる新プロジェクト、いよいよ受付開始です

          31歳、いのちの折り返し地点 - withコロナ時代、九谷焼の産地で起きていること

          1989年4月18日生まれ、牡羊座、O型。幼い小学生の頃、当時の先生から整列の号令がかかり、生年月日順で並ぶといつも先頭でした。4月生まれの人を見つけると、今でも親近感を覚えます。 毎年この時期に迎える誕生日。まさか今年の誕生日が、こんなご時世の中で迎えるものになるとは思いもよらなかったですが、日頃お世話になっている方のおかげさまで31歳を迎えることができました。 まず記事の本題に入る前に、この度の新型コロナウイルスによって、影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げま

          31歳、いのちの折り返し地点 - withコロナ時代、九谷焼の産地で起きていること

          九谷焼作家3名が語る、今と未来。それぞれの視点から見た「九谷の視界」とは?

          注)このnoteは石川県の真ん中でnoteも更新しているライター・岡田雪さんによる特別寄稿の記事です。美大卒、工芸にも詳しいカメラ好きの岡田さん。当日撮影していただいた素敵な写真と共にお送りします。(緒方) ▼ 前編はこちら ⇨ うつわを使うイメージを共有し、熱量の高いコミュニティを作る。「”つくる”と”つかう”の間」でcocorone編集長とみこさんが語ってくれたこと 九谷セラミック・ラボラトリー(CERABO KUTANI)では、九谷焼作家5名の作品を展示した企画展「

          九谷焼作家3名が語る、今と未来。それぞれの視点から見た「九谷の視界」とは?

          うつわを使うイメージを共有し、熱量の高いコミュニティを作る。「”つくる”と”つかう”の間」でcocorone編集長とみこさんが語ってくれたこと

          注)このnoteは石川県の真ん中でnoteも更新しているライター・岡田雪さんによる特別寄稿の記事です。美大卒、工芸にも詳しいカメラ好きの岡田さん。当日撮影していただいた素敵な写真と共にお送りします。(緒方) 九谷セラミック・ラボラトリー(CERABO KUTANI)で開催中の企画展「KUTANI SCAPEs - 九谷の視界」。 その開幕を記念して、2020年3月1日(土)にCERABO KUTANIにてトークイベントが行われました。第一部のゲストは、うつわに特化したウェ

          うつわを使うイメージを共有し、熱量の高いコミュニティを作る。「”つくる”と”つかう”の間」でcocorone編集長とみこさんが語ってくれたこと

          九谷焼の持つ、クリエイティブの多様性 - #KUTANISCAPEs を通じて伝えたいこと

          九谷焼の産地のことをもっと沢山の人に伝えたい。私がイベントの開催を通じてそのように思って、noteを書き始めて10日が経ちました。 先日、2本目として書いた記事も沢山の方々にお読みいただいて、Twitterで呟かれているコメントをみては嬉しくなったり、一方でもっと上手に伝えられるようになりたいなぁと思ったり、そんなことを日々思いながら産地にいます。 今日は私がnoteを始めるきっかけになった、九谷セラミック・ラボラトリー(以下、CERABO KUTANI)にて開催中の企画

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          産地で続く九谷の物語 -3つの不思議-

          九谷焼の産地に身を置くようになってまだ一年。脈々と続く歴史の中で日々先輩方から教わりながら、現代作家さんと共に九谷焼を一人でも多くの方へ届ける仕事をしています。 あまりにも身近にあると価値が薄れてしまうということはきっと往々にしてあるもの。たとえば千葉県柏市出身の私も、およそ15年以上に渡って東京ディズニーランドに足を運んでいません(笑) 同じように九谷焼の産地でも、(おそらく自宅の食器棚には九谷焼が並んでいるものの)産地で暮らす人々でも実は意外と九谷焼の歴史を知らないと

          産地で続く九谷の物語 -3つの不思議-