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仕事は自分で創れ

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#オンライン

チームワークが見えないテレワーク

チームワークが見えないテレワーク

テレワークが普及しつつある中、様々な課題が浮き彫りになっている。
新しいことを始めると、何事もそうで、だんだんと、新たな問題やデメリットに気づきだす。特に、コロナ禍をきっかけに、世界中でオンライン体験が一気に進んだ。ビジネスでは言うまでもないが、一般の生活者の体験も劇的に進んだ。

こういうオンラインでのコミュニケーション環境は、日々進化し続けているが、人間の適応が明らかに間に合っていない。
コロ

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改めて在宅勤務がどうなっていくかを考える

改めて在宅勤務がどうなっていくかを考える

先日、NTTが全社員在宅勤務のニュースが流れた。私の周りでも結構話題だ。
もともと、コロナ禍の中、在宅勤務を積極的に推進してきた企業も少なからずあったが、このNTTのニュースのインパクトは大きい。
規模もそうだが、NTTと言えば、通信の基幹をなす産業の中心にある企業だけに、影響を受ける企業は多いだろう。

このブログでも書いてきたが、幾ら在宅勤務と言っても、流石に、現場での仕事、接客、人へのサービ

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オープン過ぎると言えないこと

オープン過ぎると言えないこと

“本音トーク”とか、"ぶっちゃけ話”とか、"ここだけの話”とか。
こんなにフレーズを聞くと、耳を傾けたくなるし、興味津々となるのが人間の性だろう。

もちろん、個人差はあるが、人間は本能的に、こういう話は好きだ。そもそも、噂話を好きなのも人間特有の特徴だと思う。
今、オンラインで不特定多数の人に話したり、動画配信サイトで自分が話したりパフォーマンスしたことを、フリーで公開したりできる時代だ。

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最近、短期出張の新たな価値が分かってきた

最近、短期出張の新たな価値が分かってきた

この1年、私の短期出張は劇的に増えた。
コロナ禍前は、海外や東京に少なくとも数日単位でまとめて滞在していたが、今は、一泊2日の出張が私の定番のパターンになりつつある。

最近の仕事感覚で言うと、一泊2日の出張というのは、どうしても時間がタイトであるがゆえに、とても効率よくアポイントを組み立てる段取りをする。簡単に言えば、無駄がないのである。

例えば、1週間や2週間、ベトナムに滞在していた頃は、最

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人が集まると何が起こるのか

人が集まると何が起こるのか

やっぱり、直接が良いよね。
リアルじゃないとダメだよね。
街のあちこち、ビジネスの現場で、こういう会話で充満している。
4月あたりから、コロナ禍以前とまではいかなくても、普段通り人が会う、集う、飲むなどが復活しつつある。

のど元過ぎたら熱さ忘れる。
最近、私の懸念としては、この言葉が頻繁に浮かぶようになった。人間とは不思議なもので、良いことも悪いことも慣れる。

病気にしても、不幸にしても、永遠

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久しぶりにネクタイをしてみて想うこと

久しぶりにネクタイをしてみて想うこと

季節はすっかりクールビスになった。
いつの頃からだろうか、この季節に世間がネクタイをしなくなったのは。
確か、今東京都知事の小池氏が始めたように記憶している。

実は、コロナ禍以前、私はクールビスをしていなかった。
何か、世の中に逆行しようという意識ではなく、単純に、自分のスタイルを変えたくなかったからだ。このブログでも以前書いた記憶があるが、私は、海外でもそうしていた。
ベナトムでもアフリカでも

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オンラインでのダラダラ会議はナンセンス

オンラインでのダラダラ会議はナンセンス

なかなか、オンライン会議は難しい。
私は、この形式を活用し始めてから15年は過ぎた。
新興国ベトナムに毎月半分近く滞在していたので、日本の社員との社内MTGは、オンラインが主体だった。ただ、世間は大企業の一部を除き、まだそういう時代ではなかった。

コロナ禍により、一気にオンラインでの会議が広がった。2年前から、在宅勤務をすることが当たり前になって、テレワーク難民なる言葉も生まれた。

私の持論は

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ダイレクトとオンラインのコミュニケーションの違い

ダイレクトとオンラインのコミュニケーションの違い

“近藤さん、おっきいんですね”。
初めて直接会った学生インターンの彼の第一声だった。
実は、先日、私の郷里の徳島で、東京在住の学生インターンの一人と食事をした。
お互いの都合が、徳島で一致するとは、巡り合わせの妙だと思うが、彼との初めての直接対面での彼の第一声は、今でも新鮮だ。

実は、私の彼に対する第一印象も当然ある。オンラインでやりとりしていた時の印象が出来上がっていて、ちょっとおちつき感のあ

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話しすること、書くことの曖昧性を考えてみる

話しすること、書くことの曖昧性を考えてみる

最近つくづく思うことがある。
話しすることも書くことも実に奥が深い。

まずは話しするを考えてみる。
私はたまたま仕事柄、話することが比較的に多い仕事を20年以上してきた。
社長業は会社を代表して、自社の価値や役割を伝えたり、時には自己PR的なこともしないといけない。基本は話しする必要がある役割である。
加えて私はアライアンスや営業活動もすることがあり、必然的に人と話する機会は多くなる。

また、

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私の考えるワーケーションの進化

私の考えるワーケーションの進化

昨年末の1か月ほど、久しぶりに直接の面会を増やした。世間の状況に合わせて、自分なりに試してみたかったことがある。
一つは、面会時間の短縮だ。
すでにブログにも書いているが、効率性だけを考て準備さえしっかりすれば、よっぽどの商談でない限りは30分もあれば十分だ。
実際、官公庁や自治体の上のクラスとの面会は30分である。私の感覚に近いが、基本的にはこれで事足りる。

逆に1時間になると、それはそれで充

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人間にとってITとは何かを考える理由

人間にとってITとは何かを考える理由

日増しに人間がITに関わる機会が増えている。
これは、仕事の話だけではない。
また、IT業界というとても狭い話でもない。
かつて、通信や移動手段の進化が人間の生活やビジネスのあり方を劇的に変えてきたように、ITもそういう分類としてはとても強力なる存在だ。

技術革新と連動して表現されることが多い科学技術。ここ百年の進化は驚くばかりだ。そしてこの流れはますます加速されていく。専門家ではなくても、すで

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オンラインとオンサイトが混ざりだして思うこと

オンラインとオンサイトが混ざりだして思うこと

とっておきの面会、とっておきのコミュニケーション、とっておきの飲み会、とっておきの集まり。この11月は私も周囲もこういう格別感が一気に広がった。

そういう意味では、またまた特殊な体験中だと思う期間だ。
言うまでもなく、コロナ禍のなかでも、第五波の感染拡大が落ち着いた11月は、直接の面会や集まりが一気に増えたわけである。

もちろん人は千差万別、受け止め方は自由だとは思うが、総じて言うと、やっぱり

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久しぶりにオンサイトで講師して感じたこと思ったこと

久しぶりにオンサイトで講師して感じたこと思ったこと

人間とは不思議なものだ。
よく習慣化という話もあるし、一方でマンネリ化という話もある。
オンラインとオンサイト。
一見、この対極にあるような人と人とのコミュニケーション。
実際、何がどう違うのか?
実際やっている当人でないと気づかないことも多いのではないか・・・。

10月18日の日曜日、私は、ビジネスパートナーでもあるNPO法人農楽マッチ勉強会の山本文則さんの依頼で、セミナー講師をした。
余りに

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30分の商談が当たり前になってビジネスはどう変わるか?

30分の商談が当たり前になってビジネスはどう変わるか?

コロナ禍が始まって以来、すでに1年半が過ぎた。最近は、テレワークもある程度は定着しては来たが、なかなか、オンラインを使ってのビジネス推進には、慣れない人も多いし、必要以上のストレスになることもある。

私も、コロナ禍以前に比べても、劇的にオンラインでの仕事が増えた。
もっとも、私の場合は、海外での仕事が多かった関係で、もともと、社員とのMTGやお客様との面会も全体の4割程度はオンラインだった。

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