kihana tamamusubi

読書と日々のこと、感じた事、考えたことを言葉にして、ネットの海に投函する。どこかを漂っ…

kihana tamamusubi

読書と日々のこと、感じた事、考えたことを言葉にして、ネットの海に投函する。どこかを漂っているか、運がよければ誰かに届く。

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記事一覧

『5分診療』でも先生とのコミュニケーションを諦めない 心療内科との距離感  

私は『認知の歪み(他人との受け取り方の違い)』や『ストレス耐性の低さ』で社会に適応できず、会社を退職。 現在は心療内科に通いながら、『自分を変える』ために日々の…

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初めて自分という輪郭を捉えられた、認知行動療法の本との出会い

別サイトで投稿が掲載されました。 自分を受容するきっかけとなった本との出会いと、それまでの経緯、心療内科。下記のリンクから。

kihana tamamusubi
3か月前
7

『昔ながらの文章表現がまたいい』…色褪せないの掘り出しもの雑誌と図鑑{読み返したい本記録 5}

感性を使って生きたい。大人になっても新鮮な気持ちで世界をみたい。絵や読書で自分の視野に新しいチャンネルを引きたい私が出会った本。 今回は古い雑誌と、今でも読まれ…

kihana tamamusubi
3か月前
3

『この本を忘れない』人生を踊る本{読み返したい本記録 4}

事務的なノウハウ本の文が入ってこない時や、大人になって、これからの生きていく意味を考えていた時、心に届いた本。 人生を舞台に踊り出す、そんな勇気をもらうための本…

kihana tamamusubi
4か月前
6

『宝物になった』こころできらめいてる絵本と詩{読み返したい本記録 3}

事務的なノウハウ本の文が入ってこない時や、納得感やこだわりが強いとき、あえて抽象的な表現が心に届くことがある。 そんな元気をもらうための本棚。今回は絵本と詩。 …

kihana tamamusubi
4か月前
6

『バターみたいにしみてくる』あたたかな食の本{読み返したい本記録2}

じわっと読書舌に染みてくる。味わいがあって、かつあたたかい本。日々のきらめきに気づいて元気をもらう本棚。 記憶のままに書いています。 よかったら、誰かにつながっ…

kihana tamamusubi
4か月前
3

『肩に力が入った生き方』のチャンネルを切り替える本{読み返したい本記録}

物語調で、実際に語り掛けてくるような本。事務的なノウハウ本の文が入ってこない時に読んで元気をもらう本棚。 納得感が大事でこだわりが強くて、社会の人間関係で悩む私…

kihana tamamusubi
4か月前
2

音楽と拍手と日曜日 初心者のクラシック鑑賞

拍手 体を使ったとても原始的な心の表現。 *************************** そこはたくさんの人が集まるホール。 拍手が地面で弾けるスコール…

kihana tamamusubi
4か月前
2

燃え尽きて、初めて誰かと生きたいと願った

自分の得意なことをしながら仕事をしたい。 そう思って働き始めた。全然稼げてないのに、楽しくて仕方なかった。 仕事以外の時間も学び、がむしゃらな毎日に満足していた。…

kihana tamamusubi
4か月前
3

真面目で、本音がわからないまま頑張ってた

私は真面目ちゃん いつも一生懸命 頑張るって素晴らしい でもなぜかいつも続かない 私にとって世の中や将来は怖いものだったんだと思う 前向きな気持ちからの努力じゃな…

kihana tamamusubi
4か月前
4

『身近な読書家』の選書センスが、自分で乗り越えられなかった壁にハシゴを掛けてくれた

人生の迷路に迷い込んで、自力で出れなくなった時。壁にぶつかって動けない時。私は身近な読書家を頼っている。 知人の部屋に遊びに行ったとき、カラーボックスにはたくさ…

kihana tamamusubi
4か月前
5

夫の優しさの秘訣は『5分の1紳士』

買い出しの帰り道、荷物を持ってくれる 洗濯をしていたら手伝いに来てくれる 残り5分の1で 現実で私と住んでいるのは自称、紳士。 最後だけやってきては、図々しくヒー…

kihana tamamusubi
4か月前
4

金色の針金

私には昔、小学生になる時にもらった赤いオルゴールがある。大人になった今でも宝物入れになっているその中には、金色の針金が入っている。 それが私のコレクションの一つ…

kihana tamamusubi
4か月前
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『絵を描く私』を続けたい。人生で欲しかったもの離れたもの。

自分の人生に満足していたら、人間関係だけで自分を満たせていたら、きっと絵を描くことはなかった。誰かに認めてもらいたくて、本当の私を見て欲しくて、言葉でないもので…

kihana tamamusubi
4か月前
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『5分診療』でも先生とのコミュニケーションを諦めない 心療内科との距離感  

『5分診療』でも先生とのコミュニケーションを諦めない 心療内科との距離感  

私は『認知の歪み(他人との受け取り方の違い)』や『ストレス耐性の低さ』で社会に適応できず、会社を退職。
現在は心療内科に通いながら、『自分を変える』ために日々の生活をおくっています。

自分に合った心療内科を探して、私は2回お医者さんを変えました。
3つ目の心療内科に通って半年。ようやく心療内科との距離感や先生とのコミュニケーションを見直すことが必要だと気づきました。

今回は5分診療でも毎月元気

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初めて自分という輪郭を捉えられた、認知行動療法の本との出会い

初めて自分という輪郭を捉えられた、認知行動療法の本との出会い

別サイトで投稿が掲載されました。
自分を受容するきっかけとなった本との出会いと、それまでの経緯、心療内科。下記のリンクから。

『昔ながらの文章表現がまたいい』…色褪せないの掘り出しもの雑誌と図鑑{読み返したい本記録 5}

『昔ながらの文章表現がまたいい』…色褪せないの掘り出しもの雑誌と図鑑{読み返したい本記録 5}

感性を使って生きたい。大人になっても新鮮な気持ちで世界をみたい。絵や読書で自分の視野に新しいチャンネルを引きたい私が出会った本。

今回は古い雑誌と、今でも読まれ続けるある図鑑。

どれも読んでから数年たっていますが、今でも覚えているくらい印象的だったので記憶のままに書いています。

よかったら、誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。

* * * *

『週刊DO ART』

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『この本を忘れない』人生を踊る本{読み返したい本記録 4}

『この本を忘れない』人生を踊る本{読み返したい本記録 4}

事務的なノウハウ本の文が入ってこない時や、大人になって、これからの生きていく意味を考えていた時、心に届いた本。
人生を舞台に踊り出す、そんな勇気をもらうための本棚。

どれも読んでから数年たっていますが、今でも覚えているくらい印象的だったので記憶のままに書いています。

よかったら、誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。

* * * * * * * * *
『ダンス・ダンス・ダンス

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『宝物になった』こころできらめいてる絵本と詩{読み返したい本記録 3}

事務的なノウハウ本の文が入ってこない時や、納得感やこだわりが強いとき、あえて抽象的な表現が心に届くことがある。
そんな元気をもらうための本棚。今回は絵本と詩。

どれも読んでから数年たっていますが、今でも覚えているくらい印象的だったので記憶のままに書いています。

よかったら、誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。

* * * *

『ぺツエッティーノ』

自分は未完成で誰かの部分

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『バターみたいにしみてくる』あたたかな食の本{読み返したい本記録2}

『バターみたいにしみてくる』あたたかな食の本{読み返したい本記録2}

じわっと読書舌に染みてくる。味わいがあって、かつあたたかい本。日々のきらめきに気づいて元気をもらう本棚。

記憶のままに書いています。
よかったら、誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。

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台所・居酒屋で聞くエッセイ!?
『台所のおぢさん』 『ひと月9000円の快適食生活』

魚柄仁之助さんの食エッセイを2冊まとめ推し。
居酒屋のテーブルや昭和の実

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『肩に力が入った生き方』のチャンネルを切り替える本{読み返したい本記録}

『肩に力が入った生き方』のチャンネルを切り替える本{読み返したい本記録}

物語調で、実際に語り掛けてくるような本。事務的なノウハウ本の文が入ってこない時に読んで元気をもらう本棚。
納得感が大事でこだわりが強くて、社会の人間関係で悩む私が、人から教えてもらって心が楽になった本。
どれも読んでから数年たっていますが、今でも覚えているくらい印象的だったので記憶のままに書いています。

よかったら、次の誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。

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音楽と拍手と日曜日 初心者のクラシック鑑賞

音楽と拍手と日曜日 初心者のクラシック鑑賞

拍手

体を使ったとても原始的な心の表現。

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そこはたくさんの人が集まるホール。

拍手が地面で弾けるスコールのように響き、
それがどこかの部族の太鼓のリズムみたいに観客を酔わせていた。

その間、やまない余韻が手以外の出口を失ったように私の体に満ちた。

そんな経験をしたのは、県の交響楽団が開いた定期演奏会。
普段YouTubeで聞く音楽

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燃え尽きて、初めて誰かと生きたいと願った

燃え尽きて、初めて誰かと生きたいと願った

自分の得意なことをしながら仕事をしたい。
そう思って働き始めた。全然稼げてないのに、楽しくて仕方なかった。
仕事以外の時間も学び、がむしゃらな毎日に満足していた。

そこからだんだんと欲が出てくる。
人の人生に関わるなら、本物に触れていなきゃ。この業界以外で働いたこともないのに、大人になった気で自己満足に振る舞っているそんな未来の自分を回避しようとし始める。

他の同僚が現実を見て働いている中、こ

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真面目で、本音がわからないまま頑張ってた

真面目で、本音がわからないまま頑張ってた

私は真面目ちゃん
いつも一生懸命
頑張るって素晴らしい
でもなぜかいつも続かない

私にとって世の中や将来は怖いものだったんだと思う

前向きな気持ちからの努力じゃなくて、安心したくて頑張っていた
不安を麻痺させるための「頑張る」
誰かの期待を自分の夢にしたかった頃

自分の「やりたい」からの努力じゃないから
ある程度までしか続かない
そんなイビツな前向きさでも、悪いことばかりじゃなかったけれど

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『身近な読書家』の選書センスが、自分で乗り越えられなかった壁にハシゴを掛けてくれた

『身近な読書家』の選書センスが、自分で乗り越えられなかった壁にハシゴを掛けてくれた

人生の迷路に迷い込んで、自力で出れなくなった時。壁にぶつかって動けない時。私は身近な読書家を頼っている。

知人の部屋に遊びに行ったとき、カラーボックスにはたくさんの本が並んでいた。

その人は、中にずっしり年輪の詰まった樹のような人だ。

私は今までその達観ぶりを、当たり前のように受け止めていた。おそらく生まれながらの性格なんだとうらやんでいた。

でも、そのたくさんの本を目にした時感じたのは、

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夫の優しさの秘訣は『5分の1紳士』

夫の優しさの秘訣は『5分の1紳士』

買い出しの帰り道、荷物を持ってくれる
洗濯をしていたら手伝いに来てくれる

残り5分の1で

現実で私と住んでいるのは自称、紳士。
最後だけやってきては、図々しくヒーローと名乗っている。

そんななんとか夫へ捻り出した言葉が「5分の1はね。」

自尊心・適応力最強、こっちが怒っても泣いても、
嫌味でさえてこでも揺るがない。今日も自作のヒーローソングを口ずさむ。 

家事をする時には、テーマソングも

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金色の針金

金色の針金

私には昔、小学生になる時にもらった赤いオルゴールがある。大人になった今でも宝物入れになっているその中には、金色の針金が入っている。

それが私のコレクションの一つ。

きっとこの針金は誰もが見たことがある。なんたってパンの袋の口を止めておくためによくついているあれだから。パンを食べ終わったらポイするやつ。

これが、夫が私にプロポーズ(っぽい)ことをしたときに指に巻いた、即席婚約指輪だった。

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『絵を描く私』を続けたい。人生で欲しかったもの離れたもの。

『絵を描く私』を続けたい。人生で欲しかったもの離れたもの。

自分の人生に満足していたら、人間関係だけで自分を満たせていたら、きっと絵を描くことはなかった。誰かに認めてもらいたくて、本当の私を見て欲しくて、言葉でないもので自分を定義したくて、そんな何かで自分を満たしたくて、絵を描いてた。

居場所がなくて、将来が不安で、所属もしていなくて、そんな時爆発するようにエネルギーのある絵を描いていた。内容なんてどうでも良かった。ただ自分を表現したかった。自分を定義し

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