見出し画像

人生を踊る本{わすれないための読書記録 4}

事務的なノウハウ本の文が入ってこない時や、大人になって、これからの生きていく意味を考えていた時、心に届いた本。
人生を舞台に踊り出す、そんな勇気をもらうための本棚。

どれも読んでから数年たっていますが、今でも覚えているくらい印象的だったので記憶のままに書いています。

よかったら、誰かにつながってほしい。未来の自分への手紙でもある。


* * * * * * * * *
『ダンス・ダンス・ダンス』

村上春樹の小説。人生ってやつを踊って、踊って、踊って、いろんな感情も一緒につれて生きていく。
そんな主人公が私の心でもステップを刻んでいった。

ところで、本の表紙って、内容を忘れててもなぜか本屋で見かけると「この本読んだな」ってわかる。
いわゆる顔見知り感。


その中でも、『ダンス・ダンス・ダンス』は「絶対すぐ出てくる同級生」並みに存在感ある表紙。

この本を家に置いておきたいという所有欲を刺激するオーラを放っていた。

家でページを開き、想像を掻き立てられながら読み進めた。
本を閉じてから見ると、主人公の歩みを改めて眺められたり、読了の余韻に包まれたり…
そうやって丸ごと楽しんだ本。

 


* * * * * * * * *
『海辺のカフカ』


人生を踊るなら、村上作品のこの本もまとめ押し。家出少年が「世界一タフな高校生になる」ことを掲げた旅。そしてこの物語に関わるもう1人の主人公の周りでおきる出来事。その影響を受け人生が変わる青年。そんな人たちの物語の行く末をどきどきしながら読んだ。


* * * * * * * * *
『幸せになる勇気』


勇気の二部作『嫌われる勇気』の続編。

誰かを愛することの本当の意味。
永遠の自分探しから、今を生きる。
本当の意味での自立。

心にグサッとくるけど、どこか清々しくて、世の中の見方が澄んでいく。
生きるってなんか美しい。

* * * * * * * * *

今日も本を通して、人生を踊るんだ。

読んだ後味が魅力的なアルコール度数の高い本棚。

今日も良い夜を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?