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本棚の乱れは心の乱れ?
引っ越しして、ついに念願の仕事部屋を手に入れた。そこに大好きな画家アルフォンス・ミュシャの絵画を飾ったり、アールヌーヴォー調のカーテンをつけたりしてご満悦である。
しかし、ひとつ気になっている箇所が。それは、本棚の乱れである。いや、乱れているほどではない。単行本は単行本、文庫本は文庫本、というようにきちんと大きさごとにわけられているし、活字本とコミックスは別々の本棚にしまわれている。
引っ越し
「本を読むこと」について、考えてみる
最近『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』という小説を読んでいる。タイトルからわかるとおり韓国文学で、これまたタイトルどおり「本屋さん」のお話しだ。
数年前、『81年生まれ、キム・ジヨン』に出会って脳天を撃ち抜かれてから、私にとって韓国文学は、一目置けるジャンルとなった。K-POPにハマる人、韓流ドラマにハマる人とそれぞれだろうが、私の場合は韓国文学だったのである。
韓国の人びとが感じていることは(少
本の海に潜った日〜吉祥寺『百年』〜
本屋さんには、深く深く潜っていける【海】のようなお店と、奥へ奥へと迷い込んでいける【森】のようなお店がある。
吉祥寺にある古本・新刊書店『百年』は、圧倒的に深くあおい海だ。
先日、ママ業をお休みさせてもらって(息子と夫が1日過ごしてくれていた)、久方ぶりに吉祥寺に足を運んだ。
今回、吉祥寺に行ったら絶対に行きたい店があった。
それは、古本・新刊書を扱う書店『百年』だ。
妊娠する前には読書会
【お題企画】Comme toi5月6月合併号『こんなこどもでした』を刊行しました!
わたしが編集長を務めるnoteの雑誌『Comme toi』。
フランス語で“あなたのように”という意味を持つこの雑誌は、わたしが「スキ」と思った素敵な記事を集めたものです!
刊行のたびに、テーマを設けて素敵な記事を探しているのですが、5・6月の合併号では初めて【お題企画】に挑戦してみました!
テーマは、#こんなこどもでした
noterさんたちがどんなお子さんだったのか知りたくて、幼少期のエピソ
マヤちゃんと亜弓さんへ
実家に帰ってきて、数年ぶりに愛読書を開いた。
それは演劇マンガの金字塔『ガラスの仮面』。
演劇を志していた頃のわたしにとって、この作品はバイブルだった。
ヒロイン・北島マヤの、演劇にかけるひたむきな想い。
そのライバル・姫川亜弓の、女優としての誇り高き姿勢。
彼女らの活躍は、舞台女優を目指すひとりの少女の心を躍らせ、また「彼女らのように生きていきたい」と思わせる人生の指標でもあった。
大学
ジントニック、マティーニ、シシリアンキス。
ジントニックもマティーニも、そしてシシリアンキスも、その名を知ったのはすべて、作家・江國香織さんの小説の中でした。
当時女子高生だったわたしは、彼女の描く「オトナの恋愛」の意味も分からず、ただひたすらに、ふんだんに使われる日本語の贅沢さと、作中に出てくる夢みたいなカクテルの味を想像し、ひとりうっとりとしていたのでした。
それから時が流れ、あいも変わらず本の虫なわたしは、江國香織さんの小説以外にも
ママだって本を読みたい!【電子書籍】と【ブックカバー】がわたしを助けてくれた話
乳児の子育てに追われ、本を読む時間を確保する時間が難しくなったわたしが、なんとしても本を読む時間を作りたい!と解決策を編み出しました!
今回は、お助けアイテムによってさらに楽しくなった、わたしなりの読書の時間についてお話ししたいと思います。
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Kindle Paper Whiteを買いましたnoteの中でたびたび、kindle paper whiteについて言及してきました。
お
本を読めなくなったからこそ、わかったことがあった
もしも読書が好きなあなたが、突然「本を読むことを禁止された」ならどうなると思いますか?
子供の頃から当たり前のように本を読んでいて、読書することが生活の一部だったわたしは、まさか自分から【本を読む時間】が奪われるとは思っていませんでした。
今回は、急に【読書】する時間がなくなってしまったことで、気付いたことをお話ししたいと思います。
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読書こそ最大の【趣味】だった
自分がなぜ、本
無料キャンペーン|Kindle小説【マドモアゼル・レイニー】が12月20日〜24日まで無料でダウンロードできます
初のKindle小説『短編集 マドモアゼル・レイニー』をたくさんご購入いただいたことに感謝して、12月20日(月)〜24日(金)の5日間限定で無料キャンペーンを行います!!
この機会に、たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです。
【追記】こちらのキャンペーンは大好評のうちに終了しました。
たくさんのダウンロードありがとうございます!
引き続きKindleで販売中ですので、ぜひご購入ください。
長編小説を読むことは旅をすることに似ている
長編小説が好きです。
なぜなら、長い長い小説を読むことは【旅をすること】に似ているからです。
車窓から見える景色が移り変わり、見知らぬ土地に降り立って、文化の違う人たちと交流し、その場所の空気を胸いっぱいに吸い込む……。
旅をしているときの感覚は、そのまま長編小説を読んでいる時の感覚に繋がっています。
今回は、長い間抱いているこの感覚について、改めて考えてみました。
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長編小説
好きな作家No. 1!江國香織さんの作品を愛する5つの理由
江國香織という作家について語る時、どんな言葉で表現するとしっくりくるでしょう。
恋愛小説の大家?
数々の受賞歴のある大作家?
『東京タワー』や『冷静と情熱のあいだ』など、数多くの作品がメディア化され、多くの人に愛されている江國香織さん。
この記事では、高校生の頃から彼女の作品を偏愛しているわたしが江國香織作品の魅力についてお話します。
江國香織さんについて
江國香織さんのプロフィール