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#博物館
全国自然博物館の旅【37】豊田ホタルの里ミュージアム
5月下旬から6月上旬はホタルの発光観察のメインシーズン。すでにホタル観察に出かけられた方は多いのではないでしょうか。
幻想的なホタルの光を見るのなら、やはり名所に行くのがベスト。この度は、ホタル観察の聖地・山口県の豊田町に立つ自然博物館に行って参りました。
天然記念物の地でホタルが舞う!山口県の下関市が擁する豊田町。この地は、国内屈指のホタル観察の聖地です。木屋川流域のゲンジボタルの生息地は国の
千葉百年後芸術祭・内房総アートフェス(千葉県木更津市・市原市・袖ケ浦市)
千葉県を中心に展開しているアートイベントである千葉百年後芸術祭。千葉県が誕生して百五十周年記念事業の一環として、百年後を考えるという芸術祭である。広大な千葉県の各エリアで開催されており、全てを回ろうと思うととても一日では回りきれないボリューム。
専用のHPがあるものの、そこだけは情報がよくわからないので調べてみたところ、百年後芸術祭には全部で以下のエリアがあることがわかる。
・内房総アートフェス
【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る
【約6,900文字、写真約60枚】
実体験を基に「青森県の4つの美術館を」「東京から一泊二日」「電車・バスで周った」「一人旅」について、具体的なルート、食べたものとともに、感想などを書きます。
結論から言うと、青森の主要美術館は素晴らしいものばかり!美術館メインで旅行を組む価値は十分にあります。なお、車を使わない場合、2日で5つの美術館は周り切れず、4つが限界でした。注意点は、青森は都内と違い、
展覧会レポ:十和田市現代美術館「常設展」「野良になる」ほか
【約5,900文字、写真約80枚】
青森の美術館巡りの一環として、十和田市現代美術館で「常設展」「野良になる」などを鑑賞しました。その感想を書きます。
結論から言うと、こんな美術館は初めてで、満足度が高かったです!とにかくクセが強すぎて、楽しい!面白い!アートに興味が全くない人も十分楽しめると思います。また、無料で楽しめる屋外アートが多く、美術館の建築も外に丸見えになっていることにより、アートと
特別展『本阿弥光悦の大宇宙』のストーリーを整理して分かりやすく解説……を試みる@東京国立博物館
東京国立博物館(トーハク)で始まった、特別展『本阿弥光悦の大宇宙』へ行ってきました。「どうだった?」と美術館・博物館が好きな人に聞かれたら、本心から「うん、よかったよ。ぜひ行ったほうがいいよ」と答えると思います(まだ、そんな質問をされたことがありませんけどね)。実際、展示を巡って会場を後にする時には、良いものが見られたということで気持ちが高揚気味でしたし、そうした気持ちを反映させた記事を下記に寄稿
もっとみる地元の水族館が閉館するので久々に行ってみたら、想像よりガチだった話
僕の地元には、水族館がある。
幼い頃に家族に連れられて行った思い出はあるが、正直なところよくある田舎の水族館だと思っていた。
そんな水族館が今月末で閉館することになったので、小学生の頃ぶりに行ってみることにした。
ところが、こうして大人になってから行ってみると、これがだいぶ「本気」めの水族館だったことに気付いたのだ。
海洋大学が直々に経営する水族館
水族館の正確な名前は、「東海大
祝これぽーと1周年│美術館・博物館のコレクション展のすすめ
美術館・博物館という"場・空間"が好きなわたしは、全国各地、そして世界各地でいろいろな館に出かけてみて、長らく不思議に思っていたことがありました。
なぜ、日本の美術館・博物館のコレクション展や常設展示のスペースは、だいたいいつも空いているんだろう・・・
もしかして、その魅力も存在も、ほとんど知られてない・・・?
だとしたら、もったいなさすぎる!!!
・・・でも一方で、そうなってしまう理由もわか
“さわる”展覧会「ユニバーサル・ミュージアム」に行ってきました!
「ポプラ社こどもの本編集部note」では、全盲の文化人類学者で国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さんに、連載〈失明得暗──新たな「ユニバーサル」論の構築に向けて〉を3回にわたって書いていただきました。(こちらからお読みいただけます→第1回、第2回、第3回)
「誰もが楽しめる博物館」の実践的研究に取り組む広瀬浩二郎さんは、2021年秋に国立民族学博物館で開催された「ユニバーサル・ミュージアム ――