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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

あなたが文章を書けない本当の理由とは?

あなたが文章を書けない本当の理由とは?

コンテンツマーケティング

2015.04.02

皆さんこんにちは。宗像です。

コンテンツマーケティングをやる上で最大の障壁は、「書きなきゃと思っても書けない」という事だと思います。私も、ベンチャー仲間や弊社のクライアントなどと話していて、誰しもが抱える共通の問題です。コンテンツマーケティングの意義もわかる。やらなきゃいけない。だけど、「忙しくて書く暇が無い」。では、どうやって忙しい中でも、効

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「発信」って想像以上に見られてない! だったらどうする?

「発信」って想像以上に見られてない! だったらどうする?

ブログやSNSで一生懸命「発信」する。でも… 残念ながら「見られてない」「読まれてない」。

がんばって説明しても「知らん」といわれる。だったらどうする?

▷ 何回でも書く

結局はこれしかないんじゃないでしょうか?

でも「同じことを何回も書く」じゃ嫌われる。だから…

▷ 手を変え品を変えて書く

これを意識したいものです

想像以上に読まれてない!ブログやSNSの発信。

一生懸命書く… 

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「あなたに向けて書く」宇多田ヒカルの言葉と、noteの書き方。

「あなたに向けて書く」宇多田ヒカルの言葉と、noteの書き方。

小学生の頃から宇多田ヒカルの音楽が好き。

昔、テレビか何かの番組で「宇多田ヒカルの声はα派が流れている」とかなんとか教授みたいな人が言っていたのを見て、子どもながらに「宇多田ヒカルは、ちょっと他の歌手とは違う」っていうのを感じていた。

それはそれとして、2015年の活動再開の後に見た何かのインタビューの話。
宇多田さんが「部屋の片隅でヘッドホンをつけて聞いてるあなたに向けて歌詞を書いている」の

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「書く」ことは人間の証明になるのか?

「書く」ことは人間の証明になるのか?

「いま読んでいるブログ記事、いい文章だなと思ったら実はAIが書いたものだった。」そんなことが普通になる時代が、実はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。

このような予測は、ほんの一昔前までならまだ夢物語に近かったように思います。しかし、最近では本当にそういう時代の到来を予感することが多くなってきました。

上記は、AIを使って執筆した小説が、星新一賞に入選したという記事です。星新一賞は、応募

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自分のために書かない

自分のために書かない

ライターは自分のために書かない。そんな不文律がある。少なくとも僕にはある。

メディア記事なら取材して話を聞かせてもらうインタビュイーのため、書籍ならコンテンツを持つ著者の伝えたいことのために書く。どちらも最終的には「読む人」のために書く。

なぜなら、それがライターの役割だからだ。

ライターが自分のために書いてしまったら仕事として成り立たない。もちろん、よほど腕もあって名の売れたライターなら「

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最後まで読まれる文章を書くために

最後まで読まれる文章を書くために

心配性で、先のことを考えすぎて、心が苦しくなる。
誰かのために、体を壊すまで、自分を犠牲にする。
不甲斐ない自分から、どうにか抜け出したい。

藁にもすがる思いで、解決法を本に求めます。
本の内容に自分を重ね、ブログに感想を書き始めてから、もうすぐ2年が経とうとしています。

一から自分を見つめ直す作業は、痛みも伴いました。
けれども、過去を受け入れ、本当に大切にしたいものを見つけ出すと、「今」に

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【読書レビュー】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた

【読書レビュー】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた

久しぶりに読書レビューです。
今回は下記の書籍を紹介したいと思います。

タイトル通り、ベストセラー100冊における分かりやすい文章のルールをランキング形式で紹介されています。

今回は感想として、ランキングの1~3位を紹介して、その他に気になった文章のルールをご紹介したいと思います。

1位 文章はシンプルにシンプルな文章、やはりこれですね。

簡潔な文章ほど伝わるものはありませんね。余分な言葉

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TM Networkにおける「藤井徹貫」が必要なように、ストーリーテリング・ナラティブ・パーパスが重要な時代にブランドには、社外ライター・エディターがいるといいかも。

TM Networkにおける「藤井徹貫」が必要なように、ストーリーテリング・ナラティブ・パーパスが重要な時代にブランドには、社外ライター・エディターがいるといいかも。

CDを久しぶりに買いました。(ストリーミング配信の予定がなさそうだったので。)

高校時代、将来なりたい職業欄に「小室哲哉」と書いていた青年は、アラフォーになって、ただのサラリーマンになっていました。が、当時のキオクとキロクは褪せることなく、物理的なCDの存在感が減少した今でも、ストリーミングという手段によって、毎日小室サウンドに触れています。(「おっさんあるある」かもしれませんが、どんなに日々新

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「おいしい文章」に憧れて

「おいしい文章」に憧れて

昔「本棚を見たらその人となりがわかる」と本好きな友人が得意げに言っていた。誰か有名人の受け売りらしい。
当時の私はその言葉に素直に感心して、私もいつか「私らしい本棚」を持とうと夢を膨らませていた。

その夢は、一応、叶った。
引っ越すときに本を詰めた、二箱のダンボール。
これが私の本棚である。
誰が何と言おうと、本棚ですよ。

左の箱が実用書やA5判以上の本で、右の箱が文庫や新書、四六判までの本だ

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テキストメッセージを「デザイン」すると、読み手に寄り添うコミュニケーションができるかもしれない話 | Design Journal Vol.22

テキストメッセージを「デザイン」すると、読み手に寄り添うコミュニケーションができるかもしれない話 | Design Journal Vol.22

この記事のサマリーSlack等でテキストメッセージを送る前に、デザインのプロセスを用いることで、読み手に寄り添ったコミュニケーションができ、「伝わらない」ストレスが減り、お互いがハッピーになるかも、という話です。

背景社会人になり約4年半ほど経ちますが、まだまだ難しいなぁと日々感じていることが、「テキストコミュニケーション」です。

ここ2年ほどでリモートワークの割合も加速し、テキストコミュニケ

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時々ある、こんなこと

書き溜めたい衝動が時々起こるのだけれど、それは衝動だし、結局のところ時間がなくて書き溜めることなどできないのだ。

書きたいことが溢れているわけでもないのに、書き溜めたいとは思ってしまうということは、毎日更新が少なからず負担になっているということでもある。

ただ、負担があるからといってそれが「よくないこと」にはならないと思うわけで。

嫌ならやめればいいじゃん、とはよく言ったもので、実際に「あれ

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自分の作品をおとしめない(文章を書く心がけ)

自分の作品をおとしめない(文章を書く心がけ)

自分の作品をおとしめる行為をするクリエイタがときどきいます。たとえば、自分の作品をおとしめるニュアンスで「こんなしょうもない作品を高く評価する人なんて誰もいない」と主張するような行為のことです。

自分の作品をおとしめる行為は避けた方がいいと結城は思います。なぜなら、自分の作品をおとしめる行為は、その作品に注目した人や、高く評価した人をおとしめる行為になってしまうからです。

さらには、作品に注目

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深いところから伝えられる人になるには?

深いところから伝えられる人になるには?

タイトルそのまま、「深いところから伝えられる人になるには?」

まず、人に対して一番伝えたいことを
自分に投げかけてみること。

これが鉄則で

“まず、自分が受け取る”

ことから始まっていく=伝わっていくのだとわたしは感じています。

***

と今回は、さらにその続きで

「より深いところへ伝えられる人になるには?」について。

“表面”ではなく、

もっと深いところ…

に届き、響くメッセ

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文字数によって編集方法は変わる

文字数によって編集方法は変わる

この文章を読んでくださっている方のなかには、SNSやnoteなどで発信している方も多いでしょう。Kindle出版をしている、もしくはこれからする人もいるかもしれません。

Twitterであれば100字ちょっと、noteやブログであれば2,000〜3,000字(人によりますが)、Kindleであれば、1万〜数万字の文章を書くことになります。

わたしはいままでいろんな文字数の文章を編集してきました

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