吉田篤弘「雲と鉛筆」読了。 屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働く主人公。淡々と絵を描き、鉛筆を削り、手紙を書く。 「三番目の効用」という項目が印象に残る。 仏像を拝観したとき、脇侍と呼ばれる引き立て役が両脇にいることでトリオの並びが成り立ち、センターが際立つ。公平な3番目の存在。
朝起きて小説を読む。本の最後に書かれている「荒野のベーコン醤油ライスの作り方」が気になる…と思いながら最初のページから読んでいく。そろそろ起きないとと思い布団から出ようとすると側で寝ていた猫が可愛い顔でこちらをみてくる。毎朝その顔を見る度につい撫でてしまいその場から動けなくなる…