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都内の会社員。コツコツ働き、お休みは読書や映画を見てひっそりと暮らしています。 書くこ…

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都内の会社員。コツコツ働き、お休みは読書や映画を見てひっそりと暮らしています。 書くことに時々妄想が入ります。 私の本棚 #ブクログ https://booklog.jp/users/tsukatsuka777

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はじめまして。tetraと申します。 東京でひっそり暮らしている会社員・男です。 学生時代から本が好きでずっと読んで過ごしているのですが、突然文章を書いてみたいという衝動に駆られ、こうして筆を走らせています(書いていますと素直に書けばいいのにね)。 30代になり、日常生活の日々の暮らしを綴ってみたくなりました。 男ですが女流エッセイを読むのが好きで、先日ある方のエッセイ集に 「とにかく心の内を書いて、書いて、書く。」 というフレーズに突き動かされ始めてました。 需要が

    • 京都の大垣書店。関西に寄る時は必ず足を運ぶ。迷路のような作りから1冊探し出して買ってしまえば帰りの新幹線は恰好の読書タイムになる。遠足は最後まで楽しむ派。 https://youtu.be/Xc1XPPT2a9s?si=sPS4fmMRCLPgGqtl

      • 62キロ。

        今週は調子がいい。 朝5時に起き、散歩に出かけ、シャワーを浴び、コーヒーを沸かし、読書を1時間。 真夏にはだらけてできなかった規則正しい生活は、唐突と忌々しい過去の記憶が降りてくるという幸運をもたらしてくれる。 新卒で会社に入る機会を逃した私は、個人事業主としてインターネット広告とブログのアフィリエイト収入で食いつないでいた。 学生アルバイト時代に稼いだ微々たる貯金は、出来るだけ触らないでおこうと当時から頑なであった。 新宿三丁目の駅を降りて徒歩5分。 レンタルオフ

        • 吉田篤弘「雲と鉛筆」読了。 屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働く主人公。淡々と絵を描き、鉛筆を削り、手紙を書く。 「三番目の効用」という項目が印象に残る。 仏像を拝観したとき、脇侍と呼ばれる引き立て役が両脇にいることでトリオの並びが成り立ち、センターが際立つ。公平な3番目の存在。

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        • 京都の大垣書店。関西に寄る時は必ず足を運ぶ。迷路のような作りから1冊探し出して買ってしまえば帰りの新幹線は恰好の読書タイムになる。遠足は最後まで楽しむ派。 https://youtu.be/Xc1XPPT2a9s?si=sPS4fmMRCLPgGqtl

        • 62キロ。

        • 吉田篤弘「雲と鉛筆」読了。 屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働く主人公。淡々と絵を描き、鉛筆を削り、手紙を書く。 「三番目の効用」という項目が印象に残る。 仏像を拝観したとき、脇侍と呼ばれる引き立て役が両脇にいることでトリオの並びが成り立ち、センターが際立つ。公平な3番目の存在。

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          今年もこの季節が来ました。 富山・越中八尾の風の盆。 夏の終わりに幻想的な雰囲気をまとった美しいお祭りです。 過去の旅の記録を再掲します。 https://note.com/42900850/n/nd5a40486f9ab?sub_rt=share_pw

          今年もこの季節が来ました。 富山・越中八尾の風の盆。 夏の終わりに幻想的な雰囲気をまとった美しいお祭りです。 過去の旅の記録を再掲します。 https://note.com/42900850/n/nd5a40486f9ab?sub_rt=share_pw

          映画「箱男」を鑑賞。安部公房の50年前の原作を実写化。 久々に難解な世界観を堪能。 段ボールの穴から外の世界を覗き込むと共感できるという。 わたしも、あなたも、みな居場所を必要としている。 主人公はかなぐり捨てて街をさまよう。 スマホ病の現代人を問いただすメッセージ性を感じた。

          映画「箱男」を鑑賞。安部公房の50年前の原作を実写化。 久々に難解な世界観を堪能。 段ボールの穴から外の世界を覗き込むと共感できるという。 わたしも、あなたも、みな居場所を必要としている。 主人公はかなぐり捨てて街をさまよう。 スマホ病の現代人を問いただすメッセージ性を感じた。

          岩尾俊兵「世界は経営でできている」読了。 皆人生の経営者である。 結婚・家事・労働・健康・老後… すべての社会生活をコントロールして人生の舵取りをするという認識を持ってほしいと説く。斬新な切り口であるが、皆が幸せになる権利を持ち、幸せなってほしいと主張しているように思えた。

          岩尾俊兵「世界は経営でできている」読了。 皆人生の経営者である。 結婚・家事・労働・健康・老後… すべての社会生活をコントロールして人生の舵取りをするという認識を持ってほしいと説く。斬新な切り口であるが、皆が幸せになる権利を持ち、幸せなってほしいと主張しているように思えた。

          東京は直角に創られた街。 暑さを逃すゆとりは生ませない感が滲み出る。 説得して中に入りさえすれば約束された涼しさが出迎えてくれる。 説得出来ればの話だが。

          東京は直角に創られた街。 暑さを逃すゆとりは生ませない感が滲み出る。 説得して中に入りさえすれば約束された涼しさが出迎えてくれる。 説得出来ればの話だが。

          偽りのセレンディピティ。

          偶然を大切にしている。 人との出会い。本との出会い。音楽との出会い。 たまたまその時間、その場所にいた瞬間しか巡り会えない。 仕事も、旅行も、恋愛も、出逢ったものはみな偶然の産物である。 「乱読のセレンディピティ」という本がある。 著者の外山滋比古は思考の整理学で知られるようになったが、専門の英文学やエッセイも膨大な数を書いている。 20代中盤の時に出逢った、読書経験の起点となった本といっても過言ではない。 私の本の読み方は乱読である。 小説、エッセイ、雑誌、ビジネ

          偽りのセレンディピティ。

          原田マハ「<あの絵>の前で」読了。6篇からなる短編集。 有名絵画を飾っている美術館を見に行くという場面が必ず出てくる。 グスタフ・クリムト「豊饒」:実の祖母のように接してくれるお婆さんと作家志望のヒロインとのふれあいに感動。 常に誰かが応援しているということを忘れてはならない。

          原田マハ「<あの絵>の前で」読了。6篇からなる短編集。 有名絵画を飾っている美術館を見に行くという場面が必ず出てくる。 グスタフ・クリムト「豊饒」:実の祖母のように接してくれるお婆さんと作家志望のヒロインとのふれあいに感動。 常に誰かが応援しているということを忘れてはならない。

          映画「ロスト・イン・トランスレーション」鑑賞。 CM撮影のために来日した中年俳優とカメラマンの夫の仕事の付添いで日本に滞在している若妻。互いに異国の地で交流を深める。 ともに日常の倦怠感や人生の行き詰まりを感じながらも生きる姿を丁寧に描く。 20年前の作品であることを感じない。

          映画「ロスト・イン・トランスレーション」鑑賞。 CM撮影のために来日した中年俳優とカメラマンの夫の仕事の付添いで日本に滞在している若妻。互いに異国の地で交流を深める。 ともに日常の倦怠感や人生の行き詰まりを感じながらも生きる姿を丁寧に描く。 20年前の作品であることを感じない。

          理解してくださる方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、電車内等でスマホから打つ文章と家のPCデスクに座って打つ文章とで思い浮かぶ文が変わってくるんですよね。。 前から薄々気づいていたんですが、やっぱりそうだと思った次第。

          理解してくださる方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、電車内等でスマホから打つ文章と家のPCデスクに座って打つ文章とで思い浮かぶ文が変わってくるんですよね。。 前から薄々気づいていたんですが、やっぱりそうだと思った次第。

          そうめん流し。

          実家の整理の朝はなんでこうも腰が重いのか。 体力と気力が持っていかれることがやる前から明らかだからか。 出かける前にもう一杯飲むかもと思って放置していた机のコーヒーカップの縁には、飲み干したコーヒーの痕がついている。 前夜。 仄暗い窓を開けると隣か斜め向かいの家か、外付けボイラーの音がゴロゴロとうめいている。 風呂の時間とはいえ人の声に聴こえるので止めてほしいとは面と向かって言えないな。 そうこう思い返しているうちに実家に着く。 先日、実家の真裏にリサイクルショップが

          そうめん流し。

          先のつぶやき。冷静に考えるとやや適切でなかった気がします。 その人が持っている表現の可能性や個性を制限するようなことはしたくないので、創作力を磨くことに専念するのは大いに歓迎です。

          先のつぶやき。冷静に考えるとやや適切でなかった気がします。 その人が持っている表現の可能性や個性を制限するようなことはしたくないので、創作力を磨くことに専念するのは大いに歓迎です。

          川端康成「伊豆の踊り子」読了。 鬱蒼とした気分から抜け出すため、伊豆に辿り着いた「私」は、旅芸人の踊子に魅了される。 後半の文章のその描写の瑞々しさに心洗われる。 世間の注目を浴びようと過度な表現を用いるクリエイターは、一端これを読んでその鎧を脱いでみはいかがと思う。

          川端康成「伊豆の踊り子」読了。 鬱蒼とした気分から抜け出すため、伊豆に辿り着いた「私」は、旅芸人の踊子に魅了される。 後半の文章のその描写の瑞々しさに心洗われる。 世間の注目を浴びようと過度な表現を用いるクリエイターは、一端これを読んでその鎧を脱いでみはいかがと思う。

          すばる6月号読了。 森田真生ロングエッセイ「再生の庭」が思いのほか印象に残る。 祖父の遺した庭を訪れたことをきっかけに、毎日庭の手入れに没頭する。 庭という大きな枠組みの中に多数の植物や生物がいるのを、目に入っているのに見過ごしていることに気付くところで感嘆の声が出た。

          すばる6月号読了。 森田真生ロングエッセイ「再生の庭」が思いのほか印象に残る。 祖父の遺した庭を訪れたことをきっかけに、毎日庭の手入れに没頭する。 庭という大きな枠組みの中に多数の植物や生物がいるのを、目に入っているのに見過ごしていることに気付くところで感嘆の声が出た。