バーバ
本を紹介したnoteをまとめています
春の連続投稿チャレンジが始まりましたね。あまりお題に関して書いてこなかった私ですが、新年度を前に、ご挨拶を兼ねて書かせていただきます。 名前 バーバと申します。漢字では婆婆、イメージはアニメ「千と千尋の神隠し」に登場する、湯婆婆と銭婆婆を想像していただければと思います笑 SNSアカウント X(旧Twitter)やnoteのアカウントは@bara50です。 黄色いバラ2本画像のアイコン使用しています。100本のバラがいいのですが、難しく半分の50本という意味を2本のバラ
私が最近拝読しているブログ『一田憲子ブログ「日々のこと」』で断捨離の話題が上がっていました。 そういえば、最近の衣替えも夏冬だけでなく、四季を境にすることが多くなっています。気温差の大きさを体が堪えること、年齢的に自然と終活を意識している気がします。 やはり残す衣類より捨てる衣類が多いです。くたびれたものは当然ながら、老いて崩れていく体型と、似合わなくなっていく色合いを鑑み取捨選択するとそうなるのは必然です。 そして今はいつ洗濯しても外に干せば、カラッと乾きますが、9月
パラリンピックが終わりました。残念ながらライブでの放送が少なく、試合の模様も各局TVのスポーツ番組にメダルを獲得された方を中心に放送されるだけで、視聴者の私は不完全燃焼でした。 視聴率が大きな壁となる民放局は仕方ないとして、いつも全国高校野球大会や相撲の試合をほとんど放映するNHKでさえ、限られた種目しか放映されなかったのは残念でした。 普段目にすることが少ないパラの競技ですが、画面越しでもその凄さは伝わりますし、実生活で周りにおられる障がいスポーツの方への関心が更に高ま
北欧というと、幸せな国とか福祉国家などとイメージが先行、食器や雑貨の流行、以前は北欧で描かれた日本人監督による映画も人気があったりして、特に女性には人気が高いように感じます。 私たち夫婦も高齢となり、お互いの親を介護する老老介護真っ只中です。 そんな時「この本をお守りのように読んでいます」という記事を見かけて、すぐに図書館蔵書を検索、幸いに私の通う図書館にあったので借りました。 本書は2019年4月23日に青土社から256ページのソフトカバー単行本として出版されていまし
私にも学生時代というものがあり、学園ものという流行りの小説やドラマを見ていた時期もありました。 今ではなかなか良質なドラマに会うことが出来ず、(もちろん私が老いたということも大きいと思います)久々に動画配信サービスで、日本の学園ものらしきドラマを見つけたので、観てみました。 学生たちはほとんど知らない俳優さんたちばかりで、回を重ねていくうちに主演の有沢唯千花役が、現在放映中の大河ドラマ「光る君へ」で彰子役をされている見上愛さんだということだけわかりました。 予告で、オー
今は夫婦ともリタイア組で、毎日が日曜日ですが、週末という言葉の響きが好きです。 今朝もなんとなく週末の金曜日にソワソワして、起きました。 先月の選曲をおさらいしながら、記事を書いています。至福の時間です。 今日は特に予定が入っていないので、のんびりと読書や、見始めたドラマの続きを楽しもうかなと考えています。 昨日夫の用事について行き、途中無印良品に立ち寄りました。平日にもかかわらず、結構お若い方も買い物されていて、職種によって休みにばらつきができているのを実感しました
最近になって、オンラインコミュニティで「7つの習慣」第3の習慣における完全な「デレゲーション」を考え、私たち夫婦は望む結果を意識して、相互理解のもと、お互いの責任を果たしているか、ということを考えさせられています。 私たち夫婦は戦後昭和生まれとはいえ、戦前生まれの両親に育てられているので、(特に私は)学生になるまで、家は女、外は男という固定観念に縛られていました。 しかし学生時代は田舎といえど、学生運動の風を受け、校内で女性として声を上げてきました。さらに共働きだったこと
8月は一気に20冊も本を読みました。今年、月の読書No.1でした。いつも1週間くらいしか生活しない実家で、異常な暑さを言い訳し過ごせたことが大きな理由です。9月に入っても日中の残暑が厳しくて、なかなか自宅に帰る気がしません。 そうは言っても朝は随分と涼しくなってきましたし、予約していた図書館の本もどんどん減り、残り3冊になったので、今週1杯で自宅へ帰ろうと思います。 読書もひと息入れて、動画配信のリストに溜め込んでいた映画や韓国ドラマも観たいと思います。 秋といえば果物
久々に翻訳本を読み終えました。それがこちら 「われら闇より天を見る」で2023年の本屋大賞翻訳小説部門1位となった、クリス・ウィタカーの2024年5月22日に翻訳が発売された最新刊です。 前作の翻訳は未読ですが、私が通う図書館は、割とミステリーが蔵書となることが多く、この作品も新刊蔵書と紹介されていたので、手に取りました。 いつもながら、登場人物の名前が頭に入るまで苦労し、また作品の流れが、失踪したサマーの双子の妹レインの視点、連続少女誘拐事件を担当する警察署長ブラック
2006年第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビューされたこの著者の作品たちは、万城目ワールドと紹介されるほど、独特で面白く、多くが映像化されるのも頷けます。 しかしデビュー作以降、賞レースになぜか縁がなく、満を持してというか、やっと前回直木賞を受賞され、東野圭吾さんが直木賞を受賞された時同様に嬉しかったです。 そして直木賞受賞後の作品として、著者が選んだのは まさかの「本能寺の変」の真相、女子寮に14年も学生としているその正体に臨むというものです
9月に入って最初の本は、樹木希林さんが、対談等で話され、雑誌等で掲載された言葉を収録した「一切なりゆき〜樹木希林のことば」 テレビ番組全盛期に活躍された俳優というイメージの強い樹木希林さん。 2018年9月に癌によって75歳で亡くなって、6年が経ちます。 私にとっては先輩だと思っていた歌手や俳優が亡くなって、どんどんとその年齢に近づく、当たり前だけれど寂しさが込み上げてきます。 この文章どおり表紙の笑顔は、さすが俳優さんと言わんばかりだし、題名の「一切なりゆき」という言
題名に惹かれて、手に取ると監修が精神科医の名越康文さん、帯には第1回メンタル本大賞受賞とあって、類は類を呼ぶなと苦笑してしまいました。 著者のJamさんは、ゲームグラフィックデザイナー、イラストレーター。 そして日常で起こる人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」が、Twitterで累計50万以上リツイートされるほど話題になるほどの漫画家でもあります。 SNS・会社・友達…ここにいない誰かからココロを守る64の考え方が、漫画と共にエッセイ風に処世術が書かれていま
今年の夏は本当に異常な暑さが続きました。その余韻は残っているけれど、季節は移ろい、台風の季節へとやってきました。台風10号は、どれくらい被害が出るのか心配です。 8月も終わりに近づいて、まだ暑さが残るのでこの作品を読んでみました。 紹介に書かれている「ひと」は私も好きだった作品です。その著者が傾向の違った作品を書いているのを知って手に取りました。 印象的だった短編は2編 物語は理路整然値していますが、どこか暗く、影があり、背中がゾクゾクっとするものばかりです。そんな物
題名を読んで、いやはやバーバもボケてなのを書いているのやらと思われた方も多いと思います。普段の私を振り返れば、そうなってもおかしくはないけれど、これは昨夜読んだ絵本の題名です。 小学校に勤務していた頃、月に1度全職員が持ち回りで朝読書の時間に読み聞かせをする必要がありました。上学年には興味がありそうなフィクションを読むことが多かったけれど、下学年にはやはり絵本が主流。司書さんにも選書を手伝ってもらい、子どもたちの前で読むのは、緊張の連続でした。 退職してから、愚息たちの絵
不思議な題名だなと思いました。帯には著書の作品が映画化されると書かれています。私にとっては初読みの作家さん、ドキドキして手に取りました。 初めて知った言葉「アロマンティック・アセクシャル(他人に恋愛感情も性的欲求も抱くことがない性質)」 そして印象的なのが、一番というのが主人公の男性の方の名で、父親が男性らしく、力強く一番であれ、との思いでつけられた名前だという点です。 その彼が、強引な言い方をすれば女性らしくなく、男性に寄り添う女性ではない人を好きになってしまう、皮肉
「檸檬」から、あなたは何を浮かべますか? もちろんあの黄色いレモンを思い浮かべる方が多いと思います。この記事を読んでくださる方なら本好きで、梶井基次郎の短編小説を思い浮かべるかもしれません。 今日紹介するのは、豊島ミホさんの「檸檬のころ」 梶井基次郎の「檸檬」は得体の知れぬ憂鬱な心情や、ふと抱いたいたずらな感情を、色彩豊かな事物や心象と共に詩的に描いた作品ですが(「檸檬」の作品案内より)本作は山と田んぼに囲まれた、田舎の県立高校の四季を舞台に、高校時代という「あの頃」の