主人公の設定に驚くも・・
昨夜は先日芥川賞を受賞したこの作品を読んでみました。
帯にはこうあります。
主人公の父親は、自分の兄の身体の中で胎児として育ち生まれるという、正に医学的特異な出生で、主人公の濱岸杏、瞬という双子の姉妹も、
特異な出生の持ち主です。
医学的に特異な誕生を経た父と叔父を持つ、更に特異に誕生した姉妹を悲惨な人生として描かず、ごく普通の生活の中で細かな部分を描写し、父と叔父の関係と、更に微妙にして驚きに満ちた姉妹の関係を、著者は淡々と描いていきます。
この作者の作品を読むのは初めてなのですが、この作品テーマが今の私には難しく、残念ながら伝わってきませんでした。また巧みな文章と思いましたが、すごく感動したとは言えません。
芥川賞を受賞されるだけの力の持ち主なので、次回作を期待したいです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。3連休プラスお盆休みの方も多いかと思います。どうぞ去りゆく夏を楽しんでください。
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