トートバッグいっぱいの呪いを。1. 【ホラー小説】
【あらすじ】
自分が既に死んでいることに気づかないまま学校へ通っていた少年カイ。日々の小さな棘にじわじわと損なわれてゆくカイを守るかのように、誰かが「プチ呪い」の書かれた折り鶴を級友達の元にばら撒いていた。笑いを含んだプチ呪いは現実化し、カイの仇を討つ復讐が始まる。次第にエスカレートする呪い。一体誰の仕業なのか。
死者が見える半井さんとの交流をきっかけに、次々と身近な人の真実や別の顔が明らかになってゆく。それぞれの想いと願いは、呪いと紙一重なのだ。
本当に怖いのは人間か幽霊か