夏樹

京都在住。1989年生まれ。 趣味は読書と喫茶店めぐり。 コーヒーとパンと甘いものが好…

夏樹

京都在住。1989年生まれ。 趣味は読書と喫茶店めぐり。 コーヒーとパンと甘いものが好き。 日々考えたことや、読んだ本の感想などを綴っています。

マガジン

  • よしなしごと

    色々と考えたり、思ったりしたこと。

  • 本のこと

    本にまつわるあれこれ。

  • 食べること

    おやつやモーニングなど、食にまつわるお話し。

  • 働くこと

    働き方や、仕事をするなかで思ったことなど。

最近の記事

  • 固定された記事

ながめているだけで嬉しくなる本棚。

ここ数日、雨降りの日が続いてますね。 なんとなく気持ちが沈みがちだったので、気晴らしをかねて本棚の整理をすることに。 整理をしている途中で、そういえばnoteのお題に「わたしの本棚」ってあったなぁ、せっかくだし、写真を撮って記事を書こう!と思い立ちました。 本棚、といっても三段ボックスを横に置いて、その中に本を収めています。 なぜか引越しの多い人生なので、そこに入る分しか本は持たないと決めたのです。 手元に置くかどうかの判断基準は、繰り返し読みたいと思えるかどうか。なの

    • 上手く話すことはできない、けれど。

      仕事がお休みの日に、noteで記事を書くことが習慣になってから、数ヶ月がたちました。 "書かなきゃ"という義務感をもつと、書くことが楽しくなくなるから、投稿する頻度は決めないでいようと思っていたのですが、お休みの日が近づくと"今度は何について書こうかな?"と、わくわくしながら考えている自分がいます。 自分が考えていることや好きなことについて語る文章を書きながら、いつも不思議な気持ちでいました。 わたしは、自分自身の気持ちを表現するのが苦手なのだと、これまでずっと思ってきた

      • ざらざら、すべすべ、さらさら。今日はどの本の気分?

        "今月買おう"と決めていた、江國香織さんの「読んでばっか」を無事に手にして、読み進めている今日この頃。 巻頭に、雑誌「すばる」に掲載されたアンケート"どうやって本を読んでいますか"に対する江國さんの回答が記されているのですが、一問目から、"良いなぁ"と思ってしまいました。 読んでいて、深くうなずける文章。"わたしも、同じだなぁ"と思い、うれしくなります。 この文章を読んでいて、本を選ぶとき、"紙の手ざわり"も、わたしにとって大事な基準なのかもしれない、ということに思いいたり

        • 眠りにつくまえに、食卓の香りに満ちた詩集を。

          梅雨もまだ明けていないというのに、真夏のような暑さになる日もある今日この頃、仕事から帰宅するとふだんよりも疲れているような気がします。 とにかく、無理をしないこと、体を冷やしすぎないようにすることを意識して、食事もいつも以上にゆっくりと味わうようにする。 そんな小さなことの積み重ねで、夏をすこやかに乗りこえられるようにしていきたいと考えているのです。 夜、眠るまえに本を読む時間が好きなのですが、体が疲れているせいなのか、この季節は文章を目で追っているとすぐに眠気に誘われて

        • 固定された記事

        ながめているだけで嬉しくなる本棚。

        • 上手く話すことはできない、けれど。

        • ざらざら、すべすべ、さらさら。今日はどの本の気分?

        • 眠りにつくまえに、食卓の香りに満ちた詩集を。

        マガジン

        • よしなしごと
          22本
        • 本のこと
          19本
        • 食べること
          9本
        • 働くこと
          5本

        記事

          今、ここに在ることの幸福

          先月のある休日のこと。 朝、目覚めたときには雨が強く降っていて、"お休みの日なのになぁ…"と思ったのですが、天気予報を確認すると、どうやら午後からは晴れるみたい。 本屋さんに行きたかったので、雨が止むのを待ってから出かけることにしました。 おなかが空いていると集中して本が選べないので、本屋さんの前に、カフェに立ち寄ることに。 ビルの2階まで階段を上がり、扉をあけた瞬間、"やっぱり、この空間が好きだなぁ"と真っ先に思います。 店内にはいくつか本棚があって、本が自由に読める

          今、ここに在ることの幸福

          おあげさんが無くて、味付け迷子になる夏

          「最近、スーパーのお惣菜コーナーで、切干し大根とかひじきの炊いたのをみると、夏樹さんの顔が思い浮かぶんですよね」 以前、職場の同僚の方にそう言われたことがあります。 わたしがつくるお弁当のおかずには、決まって煮物が入っていたから。 切干し大根やひじき、あらめや菜っぱとお野菜を炊き合わせたものが好きで、お休みの日に多めにつくって、お弁当用に小分けして冷凍保存しておきます。(余った分は夜ごはんのおかずにします) 20代前半のころに、煮物をよくつくるという話を同世代の方にしたと

          おあげさんが無くて、味付け迷子になる夏

          "本が読みたい"と思えるのは、あたりまえのことではないから。

          先日、本屋さんに行ったときのこと。 新刊コーナーで、江國香織さんの「読んでばっか」が目に入りました。 大好きな作家さんの、読書や本にまつわるエッセイ集ということもあり、いったん手に取りかけたのですが、すでに2冊の本を手にしていることにはたと気づき、"今日はやめておいて、来月買おう"と考えたのです。 レジ前の列にならんでいるときに、noterのいろさんの記事を思い出しました。 以前より文庫本が値上がりしていて、千円を超える作品が多くなっていること。 本に使える予算には限度

          "本が読みたい"と思えるのは、あたりまえのことではないから。

          遠くまで行くために、辞書をふたたび手に取る日

          雨の季節が始まりを迎え、「もう今年も半分が終わるなんて、はやいなぁ」と思いながら来月のスケジュールを確認すると、自分の誕生日が目に入りました。 ここ数年は自分自身へ誕生日プレゼントを贈るのが習慣になっていて(といっても、ほぼ毎年"本"だったりします)、今年は何にしようかと考えていると、"国語辞書"という案がうかびました。 学生の頃は、授業中に使うのはもちろんのこと、読書が趣味だったこともあり、日常生活のなかでもわからないことばがあれば、よく辞書をひいていました。 ところ

          遠くまで行くために、辞書をふたたび手に取る日

          お父さんがいない父の日に思うこと

          きのうは"父の日"でしたが、『お父さん、ありがとう』ということばを目にするたびに、心の表面にさざ波がたつような感じをおぼえました。 わたしが11歳のとき、両親が離婚しました。 まえぶれのようなものはなにも無く、ある日から父親が家に帰ってこなくなりました。 仕事からの帰宅時間がいつもおそくて、忙しいときには職場に泊まりこむこともあったので、最初の数日間はあまり気にかけていなかったのです。 "お父さん、ぜんぜん帰ってこないなぁ…?" そう思いはじめたころ、母親から離婚することに

          お父さんがいない父の日に思うこと

          書くとき、話すとき。ことばと思考のリズム

          先日、職場で商材の納品にこられた業者さんに対して、 "ありがとうございます。おおきに"とあいさつをしました。 その場にいた上司の方から、「夏樹さんは、もう立派な関西人やな」と声をかけられて、京都暮らしも7年目に入り、すっかり京都弁にも馴染んできたなぁ、と思ったのです。 大分県で生まれ育ち、子どものころは学校でも自宅でも大分弁で話していました。 ですが、母親は大阪出身で、暮らす場所が変わっても大阪弁で話していたため、関西のイントネーションが身近にある環境。(大阪と京都では微妙

          書くとき、話すとき。ことばと思考のリズム

          生活と心と。本との向き合いかた

          Kindle端末を購入して、電子書籍でも読書をするようになってから、一年が経ちました。 本は電子書籍ではなく、紙の本で読みたい。 本は本屋さんで買いたい。 というこだわりを持っていたので、電子書籍には長年、抵抗感があったのです。 "それなのにどうして電子書籍を?"という問いに対する答えは…、 "引越しの度に本を減らすのが、辛くなったから"です。 これまでに、7回の引越しを経験しました。 家族構成や経済状況の変化で、次第に暮らす場所の面積がせまくなっていったのが実情です。

          生活と心と。本との向き合いかた

          本ではなくても、読むこと、そして想像すること。

          ケーキ屋さんでケーキを選ぶとき、プライスカードに添えられた文章を読むのが好きです。 作り手の方の思いやこだわり、素材の美味しさについて書かれているのを読むと、食べる前から楽しい気持ちになります。 自分が食べたことのないものが使われていると、興味をひかれてそのケーキを買ってみたり。 10年くらい前に、母親と母親の友人の方と一緒に神戸に遊びに行ったときに、ケーキが美味しいので有名なカフェに入りました。 「このロールケーキ、フルーツいっぱいでめっちゃかわいいなぁ!」「こっちのイ

          本ではなくても、読むこと、そして想像すること。

          書くことで、壁を無くしていくような日々に

          noteで文章を綴っていると、自分自身の気持ちや考えが素直に表せていることに驚きを感じることがあります。 過去の記事で度々ふれていますが、子どもの頃から人見知りがはげしくて、ひとと会話をすることが苦手でした。がんばって自分が考えていることを伝えても、よく分からないと返されることもしばしば。否定されたり、変だと言われたりしたらどうしよう…、と怖くなり、しだいに口数が減っていきました。 自分よりもひとを優先する気質も強かったなぁ。 たとえば友人と遊びに行くときも、「わたしはど

          書くことで、壁を無くしていくような日々に

          お菓子づくり。心の手当て。

          なんとなく心がざわざわして、眠れない日があります。 小説でも読もうかなぁ…、と思うのですが長いことばのつらなりが、すんなりと頭の中に入ってこない。 そんなときに決まって手にとるのが、午後さんの「眠れぬ夜はケーキを焼いて」です。 午後さんのイラストやことばにふれると、気持ちがやわらかくほどけていくような感じがします。 お菓子のレシピを参考にするため…というよりは、午後さんの心の動きをなぞりながら、自分の心と向き合うために読むことのほうが多いかもしれません。 過去の悲しかっ

          お菓子づくり。心の手当て。

          あらためて、自己紹介です。

          noteで毎週記事を書くようになってから、4か月目。 この頃は、スキやコメント・フォローをして下さる方が多くなり、驚きながらもうれしく思っています。 先日、初めて書いた記事(自己紹介)を読み返したのですが、ちょっと内容がうすいかなぁ…と感じてしまいました。(はずかしくて記事のリンクが貼れないです…。) というわけで、あらためて自己紹介をしますね。 プロフィール ・名前:夏樹 ・1989年生まれ。 ・大分県出身です。  転居歴:大分県→大阪府→名古屋市→京都市。  現在

          あらためて、自己紹介です。

          ふつうの一日が、特別な一日になるとき

          仕事がお休みの日は前日は、本を読んだり、音楽を聴いたりして、つい夜更かしをしてしまいます。 昨夜も眠りにつくのがおそくなり、今朝は少し頭がぼんやりしていました。 お休み、とはいえ。 仕事の日の生活をとどこおりなく進めていくための準備に追われて、せわしなくなります。 5時には起きて、お風呂など水回りの掃除をしてから、朝ごはんをつくって食べて。 晩ごはんの下ごしらえや、野菜の切りおき、お弁当用のおかずのつくりおき。 掃除機をかけたり、そのほか細々としたことをしたりしていると、あ

          ふつうの一日が、特別な一日になるとき