夏樹

京都在住。1989年生まれ。 趣味は読書と喫茶店めぐり。 コーヒーとパンと甘いものが好…

夏樹

京都在住。1989年生まれ。 趣味は読書と喫茶店めぐり。 コーヒーとパンと甘いものが好き。 日々考えたことや、読んだ本の感想などを綴っています。

マガジン

  • 本のこと

    本にまつわるあれこれ。

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    働き方や仕事の悩みなど。

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固定された記事

ながめているだけで嬉しくなる本棚。

ここ数日、雨降りの日が続いてますね。 なんとなく気持ちが沈みがちだったので、気晴らしをかねて本棚の整理をすることに。 整理をしている途中で、そういえばnoteのお題…

夏樹
1か月前
100

ふつうの一日が、特別な一日になるとき

仕事がお休みの日は前日は、本を読んだり、音楽を聴いたりして、つい夜更かしをしてしまいます。 昨夜も眠りにつくのがおそくなり、今朝は少し頭がぼんやりしていました。 …

夏樹
2日前
38

本との縁、10年越しの出会い。

先日、ふと思い出したのですが、「読みたいなぁ」と思ってから、実際に読むことができるまで、10年間の歳月がかかった本がありました。 高校2年生のとき、現代文の問題集…

夏樹
4日前
34

心からの気持ちを、言葉にのせて。

先日、益田ミリさんの「今日の人生3 いつもの場所で」を読んだ感想を記事にしました。 記事を書き終えたあと、本にはさまれていたミシマ社編集部宛ての読者カードを手に取…

夏樹
9日前
45

「これが良い」を選んで、自分の心を満たしたい。

日々の生活は、ほんとうに選択の繰り返しだ、と思います。 朝は何時におきる? (わたしはおやすみだけど、家族は仕事だなぁ) 朝ごはんは何を食べようか。 お弁当のおかず…

夏樹
13日前
63

「すみません」を減らせるように

「そんなことで謝られると思わへんかったわー」 「別に謝るようなことやないと思うで」 今月のなかばから、新しい職場に入りました。 きさくに話しかけて下さる方がばかり…

夏樹
2週間前
37

コーヒースタンドでの一期一会

雨降りの日曜日に、コーヒースタンドへ行ってきました。 大通りから少し中に入ったところにある、こぢんまりとしたお店。鉢植えのグリーンが店内にたくさん置かれていて、…

夏樹
3週間前
55

過去の自分へ〜本をたくさん読んでくれて、ありがとう。

noteをはじめたばかりの頃は、何をどう書いて良いのか本当にわかりませんでした。 こんな内容で大丈夫かな…と手探りで書いては、伝えたいことを上手く表現できないことに…

夏樹
3週間前
34

心の中の宝箱を見るような本

ただずまいが可憐で、読み始める前にまずは愛でてしまう本だなぁ。 益田ミリさんの新刊「今日の人生3 いつもの場所で」を書店で手に取ったとき、そんなふうに思いました。 …

夏樹
1か月前
35

「本について語ること」がずっと怖かったけれど…。

先日、わたしの本棚に並べている本を紹介する記事を書いたのですが、予想を上回るたくさんの方々にスキをして頂けたことに驚いています。 また、素敵だなぁ、と憧れていた…

夏樹
1か月前
65

わたしのお味噌汁、変わっているのかも?

「食べること」について書かれた本が好きで、本屋さんで見かけるとつい手に取ってしまいます。 今、読んでいるのは「月夜の散歩」(角田光代・著) 雑誌「オレンジページ」…

夏樹
1か月前
70

蜃気楼のなかを歩む

昨日、春の陽気にさそわれて、母親と散歩にでかけました。 向かったのは、近所の川沿いの道。 昨年の夏頃に、今住んでいる家に転居しました。 引越してきたばかりの頃、所…

夏樹
1か月前
26

たとえばシナモンロールを食べたいとか、そんな気持ちも大切に

このところ、スタバのシナモンロールについて書かれた記事をnoteでなぜか連続して目にしてしまい、「これはきっとシナモンロールがわたしを呼んでいるのだなぁ」 と思い、…

夏樹
1か月前
28

空に波を見たひと

今日は街中に用事があり、朝早くにでかけました。 風は少しひんやりとするけれど、陽射しの温もりを感じる春らしいお天気。 線路沿いに並ぶ桜も咲き始めていて、歩いてい…

夏樹
1か月前
20

いつか光が見えるときが訪れると信じて。

いま、実は仕事とプライベートの両方で困難な問題がおきていて、ここ数日いろいろと思い悩んでいます。 自分の来し方をふりかえると、なかなか波瀾万丈な、といっても過言…

夏樹
1か月前
13

仕事と病気になった家族、どちらも大事なのに。

今日は本来なら出勤する日だったのですが、急遽お休みをしました。 理由は、家族の体調不良です。 今週の月曜日に同居している母親が発熱し、苦しいとの連絡が勤務中に入…

夏樹
1か月前
21
ながめているだけで嬉しくなる本棚。

ながめているだけで嬉しくなる本棚。

ここ数日、雨降りの日が続いてますね。
なんとなく気持ちが沈みがちだったので、気晴らしをかねて本棚の整理をすることに。

整理をしている途中で、そういえばnoteのお題に「わたしの本棚」ってあったなぁ、せっかくだし、写真を撮って記事を書こう!と思い立ちました。

本棚、といっても三段ボックスを横に置いて、その中に本を収めています。
なぜか引越しの多い人生なので、そこに入る分しか本は持たないと決めたの

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ふつうの一日が、特別な一日になるとき

ふつうの一日が、特別な一日になるとき

仕事がお休みの日は前日は、本を読んだり、音楽を聴いたりして、つい夜更かしをしてしまいます。
昨夜も眠りにつくのがおそくなり、今朝は少し頭がぼんやりしていました。

お休み、とはいえ。
仕事の日の生活をとどこおりなく進めていくための準備に追われて、せわしなくなります。
5時には起きて、お風呂など水回りの掃除をしてから、朝ごはんをつくって食べて。
晩ごはんの下ごしらえや、野菜の切りおき、お弁当用のおか

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本との縁、10年越しの出会い。

本との縁、10年越しの出会い。

先日、ふと思い出したのですが、「読みたいなぁ」と思ってから、実際に読むことができるまで、10年間の歳月がかかった本がありました。

高校2年生のとき、現代文の問題集に、竹西寛子さんの「贈答のうた」の一節が問題文として掲載されていました。
勅撰和歌集や王朝の物語に記されている贈答歌について綴られたエッセイで、端正な文章に心を惹かれ、読んでみたいと思ったのです。

ところが、学校や市立の図書館、いくつ

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心からの気持ちを、言葉にのせて。

心からの気持ちを、言葉にのせて。

先日、益田ミリさんの「今日の人生3 いつもの場所で」を読んだ感想を記事にしました。

記事を書き終えたあと、本にはさまれていたミシマ社編集部宛ての読者カードを手に取り、『そういえば最近、手紙を書くことってなかったなぁ。せっかく素敵な本を読んだのだから、感想を書いて送ってみよう』と思い立ったのです。

読んでいると温かい気持ちになれたこと、装丁も素晴らしくて自分にとって大切な本になったことなどを書き

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「これが良い」を選んで、自分の心を満たしたい。

「これが良い」を選んで、自分の心を満たしたい。

日々の生活は、ほんとうに選択の繰り返しだ、と思います。

朝は何時におきる?
(わたしはおやすみだけど、家族は仕事だなぁ)
朝ごはんは何を食べようか。
お弁当のおかずも必要だし、たまご焼きをつくったほうが良いかな。
明日は朝はひんやりするけど、日中は暑いみたいだし、何を着ようか…などなど。

朝から晩まで、無数の「あれもしなきゃ、これもやらなきゃ」に追われると、ひとつひとつの選択に時間をかける余裕

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「すみません」を減らせるように

「すみません」を減らせるように

「そんなことで謝られると思わへんかったわー」
「別に謝るようなことやないと思うで」

今月のなかばから、新しい職場に入りました。
きさくに話しかけて下さる方がばかりで、丁寧に仕事も教えて頂けるので、働きやすいところだな、と感じています。

冒頭の言葉は、この頃、直属の上司の方によく言われること。
あらためて気がついたのですが、「すみません」が自分の口ぐせになってしまっているのです。

たとえば、仕

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コーヒースタンドでの一期一会

コーヒースタンドでの一期一会

雨降りの日曜日に、コーヒースタンドへ行ってきました。

大通りから少し中に入ったところにある、こぢんまりとしたお店。鉢植えのグリーンが店内にたくさん置かれていて、居心地の良い空間です。

壁沿いに長いベンチが据えられており、奥にはテーブルがひとつ。そちらのテーブルには先客の方がおられたので、少しあいだをあけて、ベンチに腰かけました。

雨脚の強まりつつある外をながめながらカフェラテを飲んでいたとこ

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過去の自分へ〜本をたくさん読んでくれて、ありがとう。

過去の自分へ〜本をたくさん読んでくれて、ありがとう。

noteをはじめたばかりの頃は、何をどう書いて良いのか本当にわかりませんでした。

こんな内容で大丈夫かな…と手探りで書いては、伝えたいことを上手く表現できないことに落ち込むことも多かったです。

悩みながらも定期的に記事を書くことを続けていると、「なんだか、今回は良い感じになったな」と感じられるときがあり、次第に文章を書くのが楽しくなってきました。

文章で自分の感情や考えを表すことに慣れてくる

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心の中の宝箱を見るような本

心の中の宝箱を見るような本

ただずまいが可憐で、読み始める前にまずは愛でてしまう本だなぁ。
益田ミリさんの新刊「今日の人生3 いつもの場所で」を書店で手に取ったとき、そんなふうに思いました。

ミリさん(友だちのように、心の中でこう呼んでしまう)の日常でおきた出来事を、漫画で綴っていくエッセイ集
の3巻目です。
ときにはたった3コマで表現される日もあれば、自身の心情の変化をコマを重ねてじっくりと表現される日もあり、緩急のつけ

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「本について語ること」がずっと怖かったけれど…。

「本について語ること」がずっと怖かったけれど…。

先日、わたしの本棚に並べている本を紹介する記事を書いたのですが、予想を上回るたくさんの方々にスキをして頂けたことに驚いています。

また、素敵だなぁ、と憧れていたひいろさんのマガジンに追加されたことも本当に嬉しく思いました。
(ひいろさん、この場をかりてお礼申し上げます。
ありがとうございます!)

実は、自分が好きな本について記事を書くべきかどうかすごく悩んでいたのです。

というのも、子どもの

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わたしのお味噌汁、変わっているのかも?

わたしのお味噌汁、変わっているのかも?

「食べること」について書かれた本が好きで、本屋さんで見かけるとつい手に取ってしまいます。
今、読んでいるのは「月夜の散歩」(角田光代・著)

雑誌「オレンジページ」に連載されていた、おもに食べものにまつわるエッセイの本。
"おいしいものを食べることのよろこび"が伝わってくる文章で、ときに笑いながら、ときに分かるなぁとうなずきながら、楽しく読むことができました。

読んでいてびっくりした一編が、「味

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蜃気楼のなかを歩む

蜃気楼のなかを歩む

昨日、春の陽気にさそわれて、母親と散歩にでかけました。
向かったのは、近所の川沿いの道。

昨年の夏頃に、今住んでいる家に転居しました。
引越してきたばかりの頃、所用がありタクシーに乗ったのですが、ドライバーの方との雑談のなかで、越してきたばかりでこの辺りの地理に不案内であることを伝えたところ、「これね、川沿いに植えられてるの全部桜の樹なんですよ。満開になったらすごく綺麗なんだけど、地元の人しか来

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たとえばシナモンロールを食べたいとか、そんな気持ちも大切に

たとえばシナモンロールを食べたいとか、そんな気持ちも大切に

このところ、スタバのシナモンロールについて書かれた記事をnoteでなぜか連続して目にしてしまい、「これはきっとシナモンロールがわたしを呼んでいるのだなぁ」
と思い、行ってきました。…というか、この記事を書いている今、スタバにいます。

はじめてヒーティングしてもらったのですが、生地がふんわり、もっちりしていて美味しい。最後に食べたのが数年前だったのですが、こんなに美味しかったかしら?と思うほど。

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空に波を見たひと

空に波を見たひと

今日は街中に用事があり、朝早くにでかけました。

風は少しひんやりとするけれど、陽射しの温もりを感じる春らしいお天気。
線路沿いに並ぶ桜も咲き始めていて、歩いているだけで心地よさを感じました。

用事を済ませたのがちょうどお昼どきで、お腹もすいており、「お昼ごはん、どうしようかな…」と考えながら歩いていたところ、公園の前を通りかかりました。
その公園には大きな桜の木があって、ベンチもいくつか置かれ

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いつか光が見えるときが訪れると信じて。

いつか光が見えるときが訪れると信じて。

いま、実は仕事とプライベートの両方で困難な問題がおきていて、ここ数日いろいろと思い悩んでいます。

自分の来し方をふりかえると、なかなか波瀾万丈な、といっても過言ではない人生で、特に10代のころは自身の特性や家庭の問題などが絡みあって、出口の見えない状態におちいったこともありました。

この頃ようやくわかってきたのですが、渦中にいるときは、出口が見えないと思ったり、暗闇の中にいてこの先光なんて見え

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仕事と病気になった家族、どちらも大事なのに。

仕事と病気になった家族、どちらも大事なのに。

今日は本来なら出勤する日だったのですが、急遽お休みをしました。

理由は、家族の体調不良です。

今週の月曜日に同居している母親が発熱し、苦しいとの連絡が勤務中に入った為、一時間ほど残業をした後に上司に事情を伝えて退社しました。
現在、様々な事情が重なって業務量が大幅に増えていて、残業続きの日々。他の社員はまだ仕事をしており、
申し訳ない気持ちはありつつも、持病を抱えている母親の体調不良で、看護で

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