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本のこと

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本にまつわるあれこれ。
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記事一覧

誰もが、違国に住まうひと

ひといきに読んでしまうのがもったいなくて、数ヶ月をかけてゆっくりと読み進める。 物語の結…

夏樹
1日前
62

ことばでえがかれた世界への旅

読んでいるあいだ、その文章の中に深く沈み込んでしまい、読み終わったあとも、現実の世界にな…

夏樹
12日前
108

だから、今日も書いて生きていく

「細部に宿る」 新刊が読める、というだけでもうれしいのに、題名を見て、さらにうれしくなる…

夏樹
3週間前
108

和歌の世界に、涼をもとめて。

連日、気がつけば、「暑いなぁ…」ということばがこぼれ落ちてばかりいます。 なにか、涼を感…

夏樹
1か月前
72

ざらざら、すべすべ、さらさら。今日はどの本の気分?

"今月買おう"と決めていた、江國香織さんの「読んでばっか」を無事に手にして、読み進めている…

夏樹
1か月前
127

眠りにつくまえに、食卓の香りに満ちた詩集を。

梅雨もまだ明けていないというのに、真夏のような暑さになる日もある今日この頃、仕事から帰宅…

夏樹
1か月前
104

"本が読みたい"と思えるのは、あたりまえのことではないから。

先日、本屋さんに行ったときのこと。 新刊コーナーで、江國香織さんの「読んでばっか」が目に入りました。 大好きな作家さんの、読書や本にまつわるエッセイ集ということもあり、いったん手に取りかけたのですが、すでに2冊の本を手にしていることにはたと気づき、"今日はやめておいて、来月買おう"と考えたのです。 レジ前の列にならんでいるときに、noterのいろさんの記事を思い出しました。 以前より文庫本が値上がりしていて、千円を超える作品が多くなっていること。 本に使える予算には限度

遠くまで行くために、辞書をふたたび手に取る日

雨の季節が始まりを迎え、「もう今年も半分が終わるなんて、はやいなぁ」と思いながら来月のス…

夏樹
2か月前
104

生活と心と。本との向き合いかた

Kindle端末を購入して、電子書籍でも読書をするようになってから、一年が経ちました。 本は電…

夏樹
2か月前
102

お菓子づくり。心の手当て。

なんとなく心がざわざわして、眠れない日があります。 小説でも読もうかなぁ…、と思うのです…

夏樹
3か月前
76

ふつうの一日が、特別な一日になるとき

仕事がお休みの日は前日は、本を読んだり、音楽を聴いたりして、つい夜更かしをしてしまいます…

夏樹
3か月前
103

本との縁、10年越しの出会い。

先日、ふと思い出したのですが、「読みたいなぁ」と思ってから、実際に読むことができるまで、…

夏樹
3か月前
61

心からの気持ちを、言葉にのせて。

先日、益田ミリさんの「今日の人生3 いつもの場所で」を読んだ感想を記事にしました。 記事を…

夏樹
3か月前
54

「これが良い」を選んで、自分の心を満たしたい。

日々の生活は、ほんとうに選択の繰り返しだ、と思います。 朝は何時におきる? (わたしはおやすみだけど、家族は仕事だなぁ) 朝ごはんは何を食べようか。 お弁当のおかずも必要だし、たまご焼きをつくったほうが良いかな。 明日は朝はひんやりするけど、日中は暑いみたいだし、何を着ようか…などなど。 朝から晩まで、無数の「あれもしなきゃ、これもやらなきゃ」に追われると、ひとつひとつの選択に時間をかける余裕がなくなります。 「とりあえず、これでいいか」をつみかさねることが続くと、なんと