松戸晶 ココロの庭

好きなものと身の回りのことを徒然と。 2024年、好きな本の話をはじめました。

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マガジン

  • 万華鏡

    • 125本

    みんなで更新します。

  • 何を読んだらいいかわからないと言ったあなたへ私の好きな本の話

    昔、「どの本を読んだらいいかわからない」と言ったあなたへ、私の好きな本の話をするだけのものです。 今のあなたへのオススメでもなく、押し付けでもなく、昔のあなたにこんな話をしたら、あなたはどんな反応をするのかな?と思っただけのことです。

最近の記事

「顔」にはいろいろ思うところがあるらしい自分【万華鏡】

マガジン「万華鏡」への投稿は3度目。 今回のお題は「顔」について。 私は、とあるお笑い芸人の方に「顔」が似ている、と言われたことがある。 大学の新歓時期、初めて会った学科の先輩にだ。 初対面なのに「〇〇さんは誰に似ていると思う?」みたいな質問を、とてもしつこく繰り出した先輩も同罪だが。 初対面なのに「顔」だけを取り上げたら決して似ているといわれてうれしいとは思えない方に似ている、と言った先輩のことは、いまだに地味な呪いの言葉をつぶやきたい程度には覚えている。 あの当時の先輩

    • 「共感力」にどうにも共感しきれない自分【万華鏡】

      マガジン「万華鏡」への投稿は2度目となります。 今回のお題は「共感」について。 「共感」と聞いて、誰かが語るものが「それわかるー」「だよねー」と思うことが「共感」だと思っていました。 そして「共感」をネットで検索したら、その結果の多いことに驚きました。 そう、私が知らないうちに「共感」は言葉の一大勢力になっていたわけです。 言葉にはいくつもの種類があると考えます。 国語辞典に載っているような内容と、何かの学問などで使われる限定的な意味を含むものと。 「共感」はどうやら、そ

      • 人生に逃げる場所はいくつあってもいいと思う本の話

        何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 大きな台風が日本を巻き込んでいます。無事に、安全に過ごせますように。 あっという間に8月はもうすぐ終わり、秋の声が近づいてきました。なんという幸せか! 四季で一番好きなのは春なのですが、秋は一番優しく接してくれる季節のような感じがします。自分が秋生まれなこともあるかもしれませんが。 私の亡くなった母は、料理が上手な人だったの。専業主婦だったことももちろん大きいと思うけど、いろいろ作ってくれた。 そ

        • 冒険はもしかすると日常の延長に突然現れるかもしれない本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 7月の圧倒的な熱が少しだけ冷めたような気がして、ほんの少しホッとしています。 最近って、8月より7月の方が暑い気がして、本当に気候がよくわからない。 氷河期を越えて生きてきた生物や、熱帯に順応した生物はいるだろうけれど、10年くらいではなかなか人類は順応できないんじゃないかしら。 科学は現実に追いつくのかしら? 池澤夏樹さんの好きな本はいくつもあって。童話のような「南の島のティオ」や、写真と文章のか

        「顔」にはいろいろ思うところがあるらしい自分【万華鏡】

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        記事

          森が足りなくなった時に読みたくなる本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう あいかわらずの暑さですが、変わりなくお過ごしでしょうか? ようやく立秋になりましたね。 涼しさにホッとできる秋が待ち遠しいですが、ひとまず日々をご安全にお過ごしくださいね! 子供の頃、あなたの周りの環境ってどんな感じだったの? 公園は? 近所に空き地とかちょっとした森や林はあった? 木登りしたことある? 私は子供の頃は、周りの自然には事欠かなかった。といっても町暮らしなんだけど、たまたま近くにちょ

          森が足りなくなった時に読みたくなる本の話

          自分だけの「自分の長所」をそっと大切にしてみる【万華鏡】

          はじめてマガジン「万華鏡」に投稿いたします。 今回のお題は「長所」について。 「あなたの長所は?」あるいは「あなたの短所は?」と聞かれることが、日常生活の中でどれだけあるでしょう?ある一定の時期を除いて、普通に暮らしていく中ではほとんどないように思います。 では、ある「一定の時期」とは何か? それは、学生時代の授業や就職活動、新入社員時期の研修などではないでしょうか。特に就職活動中の面接や履歴書をはじめとした提出書類、課題、論文、試験などでよく目にするのでは。新入社員時期

          自分だけの「自分の長所」をそっと大切にしてみる【万華鏡】

          なくなりそうでなくならないものの本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 暑いと言わない、と決めたのに、暑いというか熱い日々が続いていて、ぐったりです。本当に災害級。 熱害、という言葉が車関係であるらしいけれど、そのうち気候とか食物生育関係などでも意味を持つ日が来るのではないかしら? 少しでも穏やかな夏になりますように。 この本、実は大昔にラジオドラマをやっていて。 ちゃんと聞いたことがなかったけど、タイトルが素敵すぎてずっと覚えていたの。 その後ずっと読んでいなかったけ

          なくなりそうでなくならないものの本の話

          自分との対話の重要性を知る本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 突然やってくる編み物旋風に強襲されて、謎にかぎ針でバッグを編んでいます。編んでいる間は、一心に目を数えているだけで無です。瞑想か?! 今回のバッグは、編みはじめは円に広げていき、そこから縦に延ばしていくスタイル。編んでいる途中は完成図の想像がいまいちつかず、本当にバッグになるのか疑ってしまいます。このまま丸い敷物ができたら、もう敷くしかないな、と思ってしまいます。 さて、出来上がりはいかに?! 『精

          自分との対話の重要性を知る本の話

          何度も何度も読んでるけど、内容をしっかりハッキリは覚えていない本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 6月なのに、とか、梅雨に入った割に雨が降らずただ暑い、とか、暑いことをブツブツ呟いてしまいそうな今日この頃ですが。 言っても涼しくならないので、しばらく「暑い」は封印です。せめてその気持ちで。 このすばらしき本が、すでにほぼほぼ古本か電子書籍でしか入手できないことが、本当に残念でなりません。あー、まだ電子書籍で買えるのは大変マシではあるのですけれども。 私にとっての師匠、多分フォースを教えてくれた本

          何度も何度も読んでるけど、内容をしっかりハッキリは覚えていない本の話

          正解がない世界の本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 5月ってこんなに暑かったのでしょうか。 でも、夜のひとときに窓を全開に開けると、スッと気持ちの良い空気が流れ込んでくるのを楽しみにしています。 あなたはピアノやヴァイオリンとか、楽器を習っていたことはあったっけ? 私は音楽を、学校以外で習ったことはないの。 子供の頃に父の仕事場の同僚さんから、お嬢さんがピアノを教えているから、習ってみない?とお声がけいただいたことがあった。 でも小さい私は、ピアノは

          正解がない世界の本の話

          番外編 私が選ぶ本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 連日も明けてしまいましたね。前半、後半に分けられるこのゴールデンウィークという連休は、ますます私の楽しみ度が増したものでもあったりしました。また早くこーい! 先週は、とある大好きな本の話を書こうと意気込んでいたら、なんだか空回りして上手く書けず。どうにもならなくて、結局お休みしてしまいました。毎週更新しよう、と思ったのに、まだまだ修行が足りません。 なので、今日はちょっと気分転換。 私がどんなふうに

          番外編 私が選ぶ本の話

          流行りの異世界転生ではないけれど、少しだけ違う世界への扉につながる本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 子供のころによく読んでいたのは、いわゆるファンタジーと呼ばれるジャンルでした。おとぎ話から派生していくと、子供の本にはそういうものが多いのもあるのかな。 でも、大人になっても、少しだけ違う世界というか、時空間の違う感じの話も好きなままです。 今は異世界転生ものが大流行ですが、それとは違う、でもちょっと違う世界への扉が開かれるような本の話をしたいなと思います。 吉田篤弘さんは「クラフト・エヴィング商會

          流行りの異世界転生ではないけれど、少しだけ違う世界への扉につながる本の話

          なんだかよく分からないけどププッと笑ってしまう本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう この前、コンビニでチロルチョコを見かけたところ、北海道銘菓の「よいとまけ」味のチロルチョコがありました。 全体的な味は、まぁ、チョコなんだけど、ハスカップが使われてる味がしたのはすばらしい。 ハスカップ、おいしいからもっといろんなお菓子に使われたらいいのにな、と思います。 あれ、ハスカップのお菓子、渡したことなかったかな? さて、好きな本の話をはじめてから、続けて女性の小説家さんの本だったけれど。

          なんだかよく分からないけどププッと笑ってしまう本の話

          出逢いにまつわる本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 春は新しいことを始める機会でもあるけれど、何か新しいものに出会ったでしょうか? 私は最近は散歩にハマっていたりする。 といっても、ご近所をそぞろ歩く感じだけれど。 驚くくらい暑くなってきているけれど、季節としはまだ春だし、今日は「出逢い」にまつわる、と思っている本の話をしてみようと思います。 「キッチン」はもう古い本になってしまって、どこでも買えないのかもしれない。もしくは、少し大きめの古本屋さん

          出逢いにまつわる本の話

          春に読みたい本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう 春になりました。 桜はかわいいよね。大好き。 あるアニメによると、桜の花びらが落ちる速さは「秒速5センチメートル」なんだって。 タイトルは覚えていたけど、何の速さだったかは、この前、映画館で再び教えられました。 漫画もアニメも、もちろん小説も、私に教えてくれたこと、たくさんあるよね。 さて、春になったので、春に読みたくなる本の話をしたいな、と思いました。 辻村深月さんの「光待つ場所へ」は、いくつか

          春に読みたい本の話

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう

          人生でものすごく驚いた言葉は、これまでにもいくつかあるけれど。 その一つを聞いたのは、会社でのこと。 週末の過ごし方の話だったのか、私が本が好きという話をしたんだったか。 それに対してあなたは言いました。 「でも、どの本を読んだらいいかわからない」と。 それは衝撃でした。 別に何かの制約があったわけでもありません。 単に好きな本を読めばいいような、何気ない話。 それなのにあなたは、どの本を読めばいいかわからない、と言った。 本なんて、本屋さんにも古本屋さんにもたくさん並ん

          何を読んだらいいかわからない、と言ったあなたへ、私の好きな本の話をしよう