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鼻歌のように紡ぎたい。つぎはぎだらけのコトバのブリコラージュの世界へようこそ!!#ポケ…

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鼻歌のように紡ぎたい。つぎはぎだらけのコトバのブリコラージュの世界へようこそ!!#ポケットエッセイ は私のライフワークです。夢はみなさんにとって缶コーヒーのような存在になることです。よろしくお願いいたします。

記事一覧

銀河ジーンズ #ポケットエッセイ vol.23

シリコンバレー、ハリウッド、ウォール街・・・アメリカンドリームだ。 私にとってのアメリカンドリームはジーンズだ。 無骨で屈強な男たちが広大な大地を開拓していくフ…

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9時間前

チアリーダーレガシー #ポケットエッセイ vol.22

障害者が利用する就労移行支援で就職活動をしていたとき、プロバスケットチーム仙台89ERSのチケットをよくもらい、ゼビオアリーナによく足を運んだ。 コロナ禍での就活…

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2週間前
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ハニードリーム #ポケットエッセイ vol.21

バーガーキング宮城上陸!! アメリカンドリームを象徴するどでかいハンバーガーがやってきた。 20年以上前、大学進学のためはれて上京した。 憧れの東京で夢を見た私は…

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4週間前
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夢風船 #ポケットエッセイvol.20

一期一会は日本の茶道の伝統だ。 日本のおもてなし文化の源泉と言っていいだろう。 ロックスター、アイドル、芸人、起業家、事業拡大・・・など。 たくさんの夢を一期一…

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1か月前
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労働美の探求 #ポケットエッセイ vol.19

健やかな労働を探求している。 日常を支える労働が不健全であれば心が荒れ生活が荒れ自然環境破壊につながり、ブーメランになって私たちの生活に跳ね返ってくる。 統合失…

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2か月前
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デクノボー #ポケットエッセイ vol.18

宮沢賢治の雨ニモマケズ。 賢治さんが病に倒れた時の作品だ。 最後まで読むとグッと込み上げてくる。 賢治さんは最後にテクノボーになりたいと言い残し37歳という若さ…

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3か月前
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良心のこだま #ポケットエッセイvol.17 

私の拠り所の一つ 宮沢賢治が遺したコトバ 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」 私たちは衣食住を共にしている感覚と良心を呼び起こす。 良心…

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3か月前
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いりとみのりのキセキ #ポケットエッセイ vol.16

ふるさと宮城。 米どころだ。 巡る季節のリズムにのって聖徳太子が奏でるハーモニー、和を以て貴しとなす。 自分の田んぼにだけ勝手に水を引くことはできない。 労働力も…

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3か月前
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アリのように働きキリギリスのように遊ぶ #ポケットエッセイ vol.15

「アリとキリギリス」では冬に備えて働くアリは勤勉の美徳とされ、キリギリスは遊びに耽って怠け者の烙印を押されてしまう。 しかし、キリギリスはいのちの限り、今、この…

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3か月前
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ライトニング資本主義 #ポケットエッセイ vol.14

資本主義は医療を進歩させた。 そのおかげで私たちは老後の資金に頭を悩ませるくらい長生きできるようになった。 切実かもしれないけど、なんて贅沢な悩みだろう。 アダ…

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4か月前

おむすび降臨 #ポケットエッセイ vol.13

幼いころ、茶碗に米粒一つでも残していると祖父に叱られた。 過酷な戦争体験から食べ物のありがたみを感じてのことだろう。 一粒の米の中には農家の苦労や運ぶ人、市場、…

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4か月前
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エッセンシャル タイム #ポケットエッセイ vol.12

止まったままだった時計の針がこれまでとは違った感覚でまた動き出す。 10年以上前に統合失調症で入院した。退院して「新たに再出発するぞ」と心機一転でグランドセイコー…

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4か月前
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みどりの通勤電車 #ポケットエッセイ vol.11

「選択と集中」のもと先細っていくレールをギューギュー詰めで走らされる。 レールからこぼれ落ちるのが不安だから忖度しながらダッシュする。 でもね、聖徳太子に聞いて…

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5か月前
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地球をアートしよう #ポケットエッセイ VOL.10

テクノロジーの民主化が進みインターネットはみんなのものになった。 そのおかげで私たちの表現力は豊かになった。 ファッション、エッセイ、詩、グルメ、音楽、お笑いな…

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5か月前
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中ジョッキアレイ #ポケットエッセイ VOL.9

「お前の代わりはいくらでもいるからな!!」プレッシャーをかけられる。 身を守るために仕事をブラックボックスにしてやり過ごす。 ひどい世の中だった。 10年以上のブ…

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5か月前
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リフレッシュ破産 #ポケットエッセイ vol.8

東日本大震災で取引先を失い経営していた会社は二重ローンになった。 生活は破綻し、創業者のメンツだけで整理やけじめをつけることなく父は事業の継続を図った。 小松左…

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5か月前
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銀河ジーンズ #ポケットエッセイ vol.23

銀河ジーンズ #ポケットエッセイ vol.23

シリコンバレー、ハリウッド、ウォール街・・・アメリカンドリームだ。

私にとってのアメリカンドリームはジーンズだ。

無骨で屈強な男たちが広大な大地を開拓していくフロンティア精神は圧巻だ。

ある時、資産家の知人のおじいちゃんがあの世にいってからの楽しみと言ってお孫さんにたくさんの株式を遺してくれたとなんともうらやましい話を聞いた。

これから値上がりが期待できる自然エネルギーに力を入れている会社

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チアリーダーレガシー #ポケットエッセイ vol.22

チアリーダーレガシー #ポケットエッセイ vol.22

障害者が利用する就労移行支援で就職活動をしていたとき、プロバスケットチーム仙台89ERSのチケットをよくもらい、ゼビオアリーナによく足を運んだ。

コロナ禍での就活は想像以上に大変だった。

そんな中、私の支えになってくれたのが89ERSのチアリーダーだった。

かわいいのはもちろんだが、応援にいっているんだけどなんだか自分が応援されている気持ちになった。

昔はスポーツといえばテレビでジャイアン

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ハニードリーム #ポケットエッセイ vol.21

ハニードリーム #ポケットエッセイ vol.21

バーガーキング宮城上陸!!

アメリカンドリームを象徴するどでかいハンバーガーがやってきた。

20年以上前、大学進学のためはれて上京した。

憧れの東京で夢を見た私は原宿竹下通りのバーガーキングで生まれてはじめてアルバイトをした。

受験勉強しかしてこなかったどんくさい私は徹底的に打ちのめされた。

甘かった・・・。

その後も家族経営の会社で細々と事業をやりながら一発逆転を狙ったり

人間関係

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夢風船 #ポケットエッセイvol.20

夢風船 #ポケットエッセイvol.20

一期一会は日本の茶道の伝統だ。

日本のおもてなし文化の源泉と言っていいだろう。

ロックスター、アイドル、芸人、起業家、事業拡大・・・など。

たくさんの夢を一期一会でもてなしてきた飲食店、サービス文化。

人の数だけ夢がある。

笑ったり、イライラしたり、慰めあって膨らませてきた多くの夢たち。

叶おうが叶うまいがあまり関係ない。

きっと風船のように膨らませてきた夢たちは天使に届いているから

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労働美の探求 #ポケットエッセイ vol.19

労働美の探求 #ポケットエッセイ vol.19

健やかな労働を探求している。

日常を支える労働が不健全であれば心が荒れ生活が荒れ自然環境破壊につながり、ブーメランになって私たちの生活に跳ね返ってくる。

統合失調症で人間関係につまづき10年以上まともな就労から遠ざかった。

現在は障害者雇用で事務員として働いている。

1年以上働き続けてこれたのはみんなのサポートのおかげだということは言うまでもないが、私が強く心掛けてきたことがある。

それ

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デクノボー #ポケットエッセイ vol.18

デクノボー #ポケットエッセイ vol.18

宮沢賢治の雨ニモマケズ。
賢治さんが病に倒れた時の作品だ。

最後まで読むとグッと込み上げてくる。

賢治さんは最後にテクノボーになりたいと言い残し37歳という若さでこの世を去った。

政治とカネ、行政の統計操作や公文書の改ざん、名だたる大企業の不祥事・・・。

権威やブランドの失墜が止まらない。

どんなにとりつくろうとしてもボロボロとメッキが剝がれてくるばかり。

やはり歪んだプライドを脱ぎ捨

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良心のこだま #ポケットエッセイvol.17 

良心のこだま #ポケットエッセイvol.17 

私の拠り所の一つ
宮沢賢治が遺したコトバ
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」

私たちは衣食住を共にしている感覚と良心を呼び起こす。

良心のこだまに耳をすますことができることぐらいで自己肯定感を満たしていいのではないか?

才能や権力やお金に依存する自己肯定感は自惚れになり身を滅ぼしかねない。

私たちはもっと自分をリスペクトしよう。

もう悪いことなんかできやしない。

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いりとみのりのキセキ #ポケットエッセイ vol.16

いりとみのりのキセキ #ポケットエッセイ vol.16

ふるさと宮城。
米どころだ。

巡る季節のリズムにのって聖徳太子が奏でるハーモニー、和を以て貴しとなす。

自分の田んぼにだけ勝手に水を引くことはできない。
労働力も必要だから力を合わせなければならない。
自然災害も多いから助け合わなければならない。

先人たちは繰り返される自然災害を和の心で乗り越え、いのちを紡いできた。

お米の尊さを噛みしめる毎日。

なんてハッピーなんだ。

米は誇りだ。

アリのように働きキリギリスのように遊ぶ #ポケットエッセイ vol.15

アリのように働きキリギリスのように遊ぶ #ポケットエッセイ vol.15

「アリとキリギリス」では冬に備えて働くアリは勤勉の美徳とされ、キリギリスは遊びに耽って怠け者の烙印を押されてしまう。

しかし、キリギリスはいのちの限り、今、この瞬間を懸命に楽しんだアーティストだ。

アリにしても将来を憂いてばかりで今を犠牲にした生き方ではないはず。

雇用不安、社会不安、将来不安のスパイラルが脳裏をかすめる。

が、憂いてばかりではいられない。

今日という日をめいいっぱい楽し

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ライトニング資本主義 #ポケットエッセイ vol.14

ライトニング資本主義 #ポケットエッセイ vol.14

資本主義は医療を進歩させた。

そのおかげで私たちは老後の資金に頭を悩ませるくらい長生きできるようになった。

切実かもしれないけど、なんて贅沢な悩みだろう。

アダムスミスは市場には「神の見えざる手」が宿るとした。

神様のもとでは誰もが謙虚になり学びあい、お互いがお互いを必要とする共同性が生まれるとアダムスミスは市場に夢を託した。

分断や格差とは違う、私たちは衣食住をともにし同じ釜の飯を食っ

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おむすび降臨 #ポケットエッセイ vol.13

おむすび降臨 #ポケットエッセイ vol.13

幼いころ、茶碗に米粒一つでも残していると祖父に叱られた。

過酷な戦争体験から食べ物のありがたみを感じてのことだろう。

一粒の米の中には農家の苦労や運ぶ人、市場、スーパーで売る人たち、太陽に水、土や泥や虫や草といった自然の恵みなど全てが映し出される。

干ばつや疫病に悩まされた奈良の大仏の思想だ。

個の中に全てが宿り、個が全てに映し出される、誰も取り残さないユニバーサルな世界観。

インターネ

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エッセンシャル タイム #ポケットエッセイ vol.12

エッセンシャル タイム #ポケットエッセイ vol.12

止まったままだった時計の針がこれまでとは違った感覚でまた動き出す。

10年以上前に統合失調症で入院した。退院して「新たに再出発するぞ」と心機一転でグランドセイコーを思い切って購入した。

その矢先、東日本大震災が起き経営していた会社は行き詰まっていった。

それとともに病気も悪化し再び入院することになった。

縁起でもない時計だと思いタンスの片隅に隠した。

立ち直りのきっかけは医療や福祉に支え

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みどりの通勤電車 #ポケットエッセイ vol.11

みどりの通勤電車 #ポケットエッセイ vol.11

「選択と集中」のもと先細っていくレールをギューギュー詰めで走らされる。

レールからこぼれ落ちるのが不安だから忖度しながらダッシュする。

でもね、聖徳太子に聞いてごらん。

仏様は慈しみの雨を平等に降らせ、草木はそれぞれの成長の仕方で個性を開花させるんだって。

やらされ感の強い受験競争。
決して溶けることのない凍てついた就職氷河期。
心臓マヒしたリーマンショック。
障害を抱えることになった統合

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地球をアートしよう #ポケットエッセイ VOL.10

地球をアートしよう #ポケットエッセイ VOL.10

テクノロジーの民主化が進みインターネットはみんなのものになった。

そのおかげで私たちの表現力は豊かになった。

ファッション、エッセイ、詩、グルメ、音楽、お笑いなど様々なかたちで表現の輪は広がっていく。

表現が表現をつなぐ喜怒哀楽のビックバン!!

生まれたての私たちはいつもみずみずしい。

さあ、ふるさと地球をなつかしむようにアートしよう!!

中ジョッキアレイ #ポケットエッセイ VOL.9

中ジョッキアレイ #ポケットエッセイ VOL.9

「お前の代わりはいくらでもいるからな!!」プレッシャーをかけられる。
身を守るために仕事をブラックボックスにしてやり過ごす。

ひどい世の中だった。

10年以上のブランクを経て環境を変えて障害者雇用で働き始めた。

年の瀬にロッカールームで年配のYさんとIさんの会話を聞いた。

以前、同じ部署で働いていて、異動になって別々に、そしてまた異動で同じ部署で品質を管理することになった二人。

「またY

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リフレッシュ破産 #ポケットエッセイ vol.8

リフレッシュ破産 #ポケットエッセイ vol.8

東日本大震災で取引先を失い経営していた会社は二重ローンになった。

生活は破綻し、創業者のメンツだけで整理やけじめをつけることなく父は事業の継続を図った。

小松左京のSF小説「地には平和を」が頭をよぎる。

第二次世界大戦、日本はポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏し、戦後復興して日常を取り戻した。

小説では原爆を落とされても空襲で焼け野原になってもポツダム宣言を受け入れず、本土決戦に突き進むと

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