記事一覧
銀河ジーンズ #ポケットエッセイ vol.23
シリコンバレー、ハリウッド、ウォール街・・・アメリカンドリームだ。
私にとってのアメリカンドリームはジーンズだ。
無骨で屈強な男たちが広大な大地を開拓していくフロンティア精神は圧巻だ。
ある時、資産家の知人のおじいちゃんがあの世にいってからの楽しみと言ってお孫さんにたくさんの株式を遺してくれたとなんともうらやましい話を聞いた。
これから値上がりが期待できる自然エネルギーに力を入れている会社
労働美の探求 #ポケットエッセイ vol.19
健やかな労働を探求している。
日常を支える労働が不健全であれば心が荒れ生活が荒れ自然環境破壊につながり、ブーメランになって私たちの生活に跳ね返ってくる。
統合失調症で人間関係につまづき10年以上まともな就労から遠ざかった。
現在は障害者雇用で事務員として働いている。
1年以上働き続けてこれたのはみんなのサポートのおかげだということは言うまでもないが、私が強く心掛けてきたことがある。
それ
デクノボー #ポケットエッセイ vol.18
宮沢賢治の雨ニモマケズ。
賢治さんが病に倒れた時の作品だ。
最後まで読むとグッと込み上げてくる。
賢治さんは最後にテクノボーになりたいと言い残し37歳という若さでこの世を去った。
政治とカネ、行政の統計操作や公文書の改ざん、名だたる大企業の不祥事・・・。
権威やブランドの失墜が止まらない。
どんなにとりつくろうとしてもボロボロとメッキが剝がれてくるばかり。
やはり歪んだプライドを脱ぎ捨
良心のこだま #ポケットエッセイvol.17
私の拠り所の一つ
宮沢賢治が遺したコトバ
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
私たちは衣食住を共にしている感覚と良心を呼び起こす。
良心のこだまに耳をすますことができることぐらいで自己肯定感を満たしていいのではないか?
才能や権力やお金に依存する自己肯定感は自惚れになり身を滅ぼしかねない。
私たちはもっと自分をリスペクトしよう。
もう悪いことなんかできやしない。
ライトニング資本主義 #ポケットエッセイ vol.14
資本主義は医療を進歩させた。
そのおかげで私たちは老後の資金に頭を悩ませるくらい長生きできるようになった。
切実かもしれないけど、なんて贅沢な悩みだろう。
アダムスミスは市場には「神の見えざる手」が宿るとした。
神様のもとでは誰もが謙虚になり学びあい、お互いがお互いを必要とする共同性が生まれるとアダムスミスは市場に夢を託した。
分断や格差とは違う、私たちは衣食住をともにし同じ釜の飯を食っ
みどりの通勤電車 #ポケットエッセイ vol.11
「選択と集中」のもと先細っていくレールをギューギュー詰めで走らされる。
レールからこぼれ落ちるのが不安だから忖度しながらダッシュする。
でもね、聖徳太子に聞いてごらん。
仏様は慈しみの雨を平等に降らせ、草木はそれぞれの成長の仕方で個性を開花させるんだって。
やらされ感の強い受験競争。
決して溶けることのない凍てついた就職氷河期。
心臓マヒしたリーマンショック。
障害を抱えることになった統合