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#コラム

「シンプルなものは美しい」という誤解

「シンプルなものは美しい」という誤解

昔から、「シンプルなものは美しい」とよく言われる。有名なのが例えばAppleの製品で、iPhoneなどは無駄がない設計だとよく言われる(最近のiPhoneは、どちらかというとゴテゴテしたデザインのものが増えているが……)。

しかし、Appleに限らず、工業製品は「シンプルであればあるほど美しい」という信念の権化のようなもので、至るところでその哲学を垣間見れる。

しかし、個人的には、「美しさ」と

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日々是雑感2021/10/22

日々是雑感2021/10/22

アートの必要性、というより、今日はアートの東京の必要性について考えたい。

東京は首都である。もちろんそれは否定できない。人が多い。それも否定できない。が、アートは東京から発信する必要性があるのか、そこに対して自分は微妙な感覚を覚える。

日本各地にはさまざまなアートシーンが興っている。越後妻有や愛知、横浜でも芸術祭が数年に1度開催されている中で、東京で毎度毎度のように新しいものが生まれては消える

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受け取った、だから与えられる

受け取った、だから与えられる

感受性のはなし。

昨年の夏、東京事変のライブビューイングに行った。その日のnoteを読み返した。
溢れて止まらない熱量と愛が詰まりに詰まっている。始まりから終わりまでほぼ泣いているようなオタクの私。言葉にすれば陳腐なものに収まりそうと思いつつ、家に帰るや否やお酒を片手にキーボードを打ち続けたことを覚えている。飲む前からもはや酔っていたのだけれど。

他人にどこまでこの舞台の素晴らしさが伝わるかわ

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俺の絵で全員殺す

俺の絵で全員殺す

・ブルーピリオド面白い。

・特に絵画や造形などこれまで「芸術」にあまり触れてこなかったので単純に新しい世界を見られる楽しさに溢れていた。

・いわゆる青春群像劇を久々に読んだ気がするが、もう自分に重ねることはできないんだと痛感した。その若さ、青春を摂取しても、可能性の塊である若さを食い潰してくれるな!と思ったり、それはもう自分の可能性にある程度見切りつけちゃってるんだよな…と凹んだ。

・まあ今

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毒な母を今なら手放せる気がする

毒な母を今なら手放せる気がする

私と母は折り合いが悪い。

そのことに、母は気づいていない。

母の世界はとても狭い。

私は母の狭い世界の、窮屈な「ふつう」「あたりまえ」の基準の中で生きてきた。そうしなければ平手や「バカじゃないのか」「おまえはおかしい」といった、私の価値観を全否定する言葉を受け続けることになるからだ。

学校ではいじめを受けていたし、家に帰れば母に監視(多分母は「見守り」のつもりだった)されていたので、私には

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表現は怒りでできている

表現は怒りでできている

落ち込むと「怒る」ひとがいる。というよりほとんどのひとは「落ち込みからの怒り」を経験したことがあると思う。ていうか「落胆」と「怒り」は誤差だ。

「激しさ」の配分量ではないだろうか。

自分が傷付けられたという防衛反応や、悪事に対する正義心により激しくなると、僕たちは怒りまくる。

その炎の火力が凄まじいほど殺傷力を増す。時折り暴力すらも巻き起こす。テロやデモにまでなる。

では「怒り」は悪なのだ

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美大で学び、アートに感じた「優しさ」という価値

美大で学び、アートに感じた「優しさ」という価値

皆さんは「アート」というものにどんなイメージを抱いているだろうか。

しばしば「アート後進国」と言われる日本において、アートが大衆を騒がせるほどのニュースになることは日常でそう多くはない。バンクシーが新しいストリートアートを披露したとか、GINZA SIXに草間彌生のインスタレーションが展示されるとか、前澤友作がバスキアの絵を123億円で落札したとか。

芸術家とは、奇抜な変人であり、アートとは富

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表現せずにはいられない。

表現せずにはいられない。

「創作をする人は自分を表現せずにはいらない人なのよ。」

いつだったか、私が大人になり通ったお習字の先生が言った言葉だ。

また、美術短大を卒業する時、教授がこう言った。

「この中に絵を描く事で息をする者が、どの位いるだろうか。」

作品というものを作る時、不意に現れるこの言葉。表現は何だって良いのだ。書や絵、音楽、演劇。このnote だって。

息を吸い、吐く様に表現をする。

この湧き上がる

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やっと平等な世界が訪れたので先行者利益を取りに行きませんか?

やっと平等な世界が訪れたので先行者利益を取りに行きませんか?

昨夜はしゃぶしゃぶを食べながら
お仕事の打ち合わせでした。

店内に川が流れ
スタッフのコスチュームは和服
すごく様子のいいお店でした。

エアコンがやけに聞いているなと思ったら
約20卓の個室に我々を含め
おそらく3卓が埋まっている程度
もっと卓数が多くなることを想定した
設定温度だったのかもしれません。

我々のテーブルを担当してくれたのは
年の頃は20代後半のフリーターのA子さん
お仕事の邪

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どうしようもない、切なさのなかで。 P240.

どうしようもない、切なさのなかで。 P240.

僕たち人間って、どうしようもなく、変な生き物だなぁと思うことがあります。

大切に思っているひと同士が傷つけあったりするから、ホントどうしようもねぇなぁと思うこともよくあるんですけど、でも、そういうものなんですよねぇ。やれやれです、まったく。

僕ももちろん人間なので、できるだけ綺麗なところや、素敵なところを見てもらいたいし、そういう発信ばかりをしたいのですが、(とりあえず今のところは)それはでき

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「正常」と「異常」の境界線

「正常」と「異常」の境界線

「正常」とはなにか

「異常」とはなにか

そこの定義は私の中にない

そこの境界がわからないから

私の中では自分が思うものが常に「正常」となる
それは誰しもそうなんだろうと思う

『そんなの、みんなそうだよ』

そう言われることは「正常」なんだろう
そう言われることで、それを「正常」と理解する

人から教えられるたび

自分の中にあるものが「正常」と言えないということを知らされた

『普通はや

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「なんでもやります」ってヤツに頼んではいけない

「なんでもやります」ってヤツに頼んではいけない

僕はフットワークが軽いのが売りなんで
いつでも行きますよ。って人がいますが
「来るなよ」ってはっきりとお断りします。
売りがフットワークって人に来られても
なんも話す事ないからね。
若手ならまだしもいい年した人が
フットワークを売りにしている場合も
ありますが、昨今のパンデミックで
その売りを封印されたいま
なにを売りにしているんでしょうか。

さて、このフットワークを売りにしている人と
同類が「

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自分の自信をつける方法

自分の自信をつける方法

あなたは、日々自信を持って生活できていますか?

もしも一つでも自信があることがあれば、あなたはとっても幸せな環境です。

ですが、全然自信がない方の場合は、日頃の人生がまったく魅力的に見えてこないでしょう。

自分の自信がない方の場合は、自分自身の自信のつけ方がよくわからなくなることもあるかもしれません。

自分に自信のない人生は、人生の魅力をまったく知ることのない、地獄のような日々だといっても

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「流した涙の分だけ人に優しくなれる」

「流した涙の分だけ人に優しくなれる」

涙は心を洗い流し、
気持ちをスッキリしてくれる。
そんな経験はありませんか?

感動の涙、悔し涙、悲しい涙、切ない涙、
涙を流す状況は違っても、
涙には心を浄化する力があるのでしょう。

人前では泣けなくてもいい、
ひとり静かに泣くのもいい、
大声で泣くのもいい。

涙を流すことで、
気持ちの整理がつき、
次の一歩に繋がるかもしれません。

泣くことは悪いことじゃない、
泣くことで救われることもあ

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