目指せ月に15万!でのやりがい搾取
現在の23,4歳のバンドマンが何を目指すか知らない。知らないのだけれど、僕たちの世代は「事務所やプロダクションに所属して月に15万円をもらう」というものが圧倒的に多かった。
とにかく月収15万円目掛けて走り続けたのだ。その高校生の夏休みのバイトぐらいの金額帯は、貧しいミュージシャンからすると、鈍く光り続けていた。
東京だからかもしれないが、周りに達成した者がいたり、「半額の8万円まで到達した」という話を風の噂で聞いたりした。
振り返るとずいぶん悲しい考え方とも言えるし、