モチベーションの原資

福島駅のホームで、こめちゃんに「モチベーションについて前書いてなかったっけ💢」と凄まれた。たしかに僕は「やる気」にうるさいほうである。

30代にさしかかると年下から「やる気ハラスメント」をされ、イヤな思いをしたひともいるだろう。「いやぁ…なんかやる気になんなくて🥲」と言われるアレだ。

今日も管理職、リーダーと呼ばれ方々は「やる気がないから何なんだ？」と首を捻じ切りたくなる気持ちをグッと抑えている。

そもそもモチベーションの製造には素材が必要だ。今日はこの素材の探し方、作り方というアプローチを考えてみたい。

この元手を探す索敵能力を「ゴキゲン」によって増幅させるやり方だ。

まず、キゲンが悪くなると判断力、決断力、創造力、創造力、理解力がポンコツになる。

バンド、仕事、恋愛、スポーツにおいて致命的だ。頭の良さと関係なく、「できるはずのことができなくなる」のだから。

そしてフキゲンにおいてやっかいなのが『行動』のレベルが下がってしまうことだ。

「脳を働かしているだけだと無意味！行動こそすべて！」というのは常識だ。行動こそがその人間を表す人格だ。

僕が中学のとき、クラスにいた坂田くんというエロ軍師が「女なんて吊り橋の上に連れて行けばヤレる‼️橋の揺れを恋のドキドキと勘違いするからである🤪」と豪語していたが、坂田は実際に何も手にしていなかった。

そんな訳のわからん心理学のクソ知識より、女子に毎日話しかけているやつのほうが、はるかに達成に近い位置にいる。

誰しもが「行動力の有用性」を知っているが、キゲンによって行動力のエネルギーが増減していると理解しているひとは少ない。

僕たちのほとんどは実行の原動力を外界の状況に頼っている。これを「外発的動機」と呼ぶ。

「やらないと叱られるから」　

「やると手に入るから」

「やらないといけないから

「やれば褒められるから」

危ない、痛い、キツイと判断するから逃亡するのも、「ヤベェ‼️」と判断する材料が外部にあっての行動だ。「やると嫌われるから」で行動しないのも行動といえる。「雨が降りそう」という情報を得たので、傘を持ち出かける。この雨予測は外界の情報によって与えられたものだ。

ほとんどの行動を外界情報に基づいて行っている。

つまり僕たちが行動するには外界に、行動の原資が必要なのだ。モチベーションのもと、素材、資源がないと、実行できないのが人間だったりする。

したがって外的刺激が弱いと「なんかやる気出ないんすよね🥲」とナメたことをつぶやき、行動できなくなるのだ。そしてナメているひとは、自分が外的要因に頼っていることには、わりと気付かない。自分は何かによって突き動かされないと動けないショボ男だと認識すらしていない。

彼らはショボいので文句&言い訳をリズム＆ブルースにして、ますます行動しなくなる。
やがて「マジでヤバイ」と感じてから行動を起こすケースが散見されるが、これも感情が生じているというより、ネガティブな心を生み出している外界の状況があるはずだ。

そして動き出せない自分を動かすため、強制的な理由を探し出す。

「こめたにさんにキレられるから」

「締め上げられるから」

「踏み殺されるから」

などの理由だ。

『この外発的動機を原資にして自分を追い込む』というのはモチベーションをあげる裏ワザだ。

やらなきゃいけないことがある場合、恐怖という装置を使って自らを動かす。動いているうちに作業興奮で苦じゃなくなってもいく。

もう一つのパターンは「ゴキゲンなワタシ」を使う。キゲンが良い自分を想像してみよう。かなり行動的ではないだろうか。

フキゲンなとき、外発的動機で「やべぇ…殺されるから…」と自らを無理矢理動かしているタイミングとは明らかに違うはずだ。

僕たちには『やりたい行動』『やるべき行動』『やりたくない行動』がある。

『やるべき行動』を外発的動機でイヤイヤするか、まず『ゴキゲンな俺』を作っておいて実行するのかが、クオリティを分ける。

やりたいことは誰だってキゲンよくやれるし、モチベーションも高い。

でも生きるって【やるべき行動・やりたくない行動】が大半を占める。

逆に考えると、根底に自分のキゲンをとれるスキルがあればいいのだ。キゲンが良いことでほんとんど行動のクオリティをあげることができる。

自分のキゲンをとる方法をいくつもストックしている人間は強い。恐怖という装置に頼る機会も少なくていい。できることならそれが一番いい。

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