中村テッセン

日常の大切さを痛感するお年頃です。 のらりくらりとした雑記や思い出話等などを中心に。時…

中村テッセン

日常の大切さを痛感するお年頃です。 のらりくらりとした雑記や思い出話等などを中心に。時々コラムや小さい漫画も。

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  • 高校美術部シリーズ

    私の美術部にまつわるお話まとめ

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美術部搬入大作戦。

高校三年間、私は美術部に所属していた。 部活の活動は、主に県内の公募展の出品に向けて制作をする。出品物は主に油絵、若しくは彫刻。 これは私が高校2年生の時のお話だ。 我が美術部員は皆、個性的。 やたらと大工スキルの高い岡本部長。 服装検査を一度もパスした事がない小角さん。 死ぬほどマイペースな後輩、河合くん。 自らセクシー女優達の名前をびっちり書き込んだという上靴を履く佐藤くん。 良い色を出せた時は必ずその場でターンを決める村治くん。 超アニメボイスの筒井さん。 等々

    • 台風が来ると思い出す。

      8月末、騒ぎに騒いだノロノロ台風。 当初関西にある私の住む県に真っ直ぐ直撃すると言われていた。先の地震と天災に神経が高ぶる私。 だが、台風は結局いろんなルートを辿った末に私の住む県に来る頃には温帯低気圧に変わって行った。 息子もこの週、一週間の泊まり込みインターンの予定だったのだが、台風の影響を鑑み、一日だけでインターン終了。被害に遭われた方には申し訳ない言い方なのだが、何とも個人的に色々と肩透かしを食らった。 毎年、台風の報道をされると頻繁に耳にする警戒という言葉や、過去

      • 今年もお寺さん主催のお化け屋敷のお手伝いに行ってきました。血染めの掛け軸の文字はふざけて某格闘ゲームの必殺技の文言。バレないと思ったらスタッフ数人にバレました…。

        • ゴメンなぁ。

          4月の中旬。 私はある病院の手術室の前で待機していた。 そのほぼ1ヶ月前。 弟、母、私家族とで白浜へ旅行へ行った時、弟がこう言った。 「また元気で頑張って、みんなで旅行に行こうな。」 そう言った当の御本人が今手術中の患者である。 どないなっとるねん。 *** ある金曜の昼、携帯が鳴った。 表示板を見ると弟の名前。昼休みでもなさそうな妙に変な時間だった。電話に出ると、か細い声で「…僕やけど。」 いつもの調子とは全く違う声のトーンに、一瞬オレオレ詐欺かと警戒したが、ス

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        美術部搬入大作戦。

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        • 高校美術部シリーズ
          4本

        記事

          大丈夫と言われなかったから愛情の基準は布団。

          毎度ながらなんのこっちゃか分からんタイトルである。 でもこうとしか言いようがない。 よく周りから「中村さんっていつも幸せそう。」と、よく言われるワタクシ。 有難いことに今、私の生活は穏やかだ。細々と色んな事はあるけれど、家族がいて住む家があってご飯が食べれて。 人様からそう見えているのならそれはそれで有難い限りなのだが、何にもなさそうでも人間五十年やってりゃ何かしらはある訳で。ましてやワタクシは女。五十女の背景なんて寒風吹き荒ぶの荒波一択である。 ああ。津軽海峡冬景色。

          大丈夫と言われなかったから愛情の基準は布団。

          青いワンピースと50歳。

          最近暑くなってきた。人通りの多い道を歩いていると、ふわふわひらひらと涼しげで可愛いワンピースを着る女の子を見掛ける。 この頃、齢五十にしてワンピースを見ると、ある気持ちが湧き上がるのだ。 *** 私は普段カジュアルな服が多い。夏なんかはTシャツにパンツスタイル、ラフなスカート、動きやすい靴が定番。 若い頃なんて20歳の花盛りの時代にカバやクジラのリアルな写真が入った謎Tシャツなんかを恥ずかしげもなく普通に着る女子だった。 昔勤めていた会社も服装については完全自由だっ

          青いワンピースと50歳。

          日々是好日。note4年目。

          息子がここ数日、「忙しくてお昼を買いに行く間もない。」と、言うのでお弁当を作ってやった。 だが、何分大学生男子である。 この歳でオカンの弁当なんて恥ずかしいんじゃないかと思い 本日、 "彼女が作りました"風弁当 を心がけて作ってみた。 因みに息子に彼女はいない。(至極残念 by母) わざとでは無い。悪意はないのだ息子。私の息子に生まれた事を呪ってもいいです。 取り敢えず、アルフォート(お菓子・息子の好物)の持つ癒しの力を信じて。 こんな感じで力業で誤魔化しちゃおうと

          日々是好日。note4年目。

          飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

          飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

          家族旅行のススメ。(後編)

          ↑前編はこちら。 6.宿ミッション。 千畳敷から息子のリクエストで白浜地ビールのお店「ナギサビール」に寄り、宿泊する宿に向かった。 部屋を案内され我々がまず行った事は、母が"おやつ"にと、持ってきたコーヒーゼリーを食すというミッションである。 今食べとかなきゃ、以後、食べるタイミングは絶対無い。 誰もが思っていたと思う。 五人で何かの儀式をするかのように静かに机に向かい、私はクーラーバックからコーヒーゼリーを各々の前に置く。 …。 ……。 ……………スプーンあら

          家族旅行のススメ。(後編)

          家族旅行のススメ。(前編)

          私には今年、82歳になる実母がいる。 母は何を根拠にかは分からぬが80歳が寿命のボーダーラインと思っているらしく、七十を過ぎた頃から「もう10年切った。」と言い出すようになり、70歳を過ぎる頃にはブーストをかけたように死へのカウントダウンをちょいちょい言うようになってきた。 そのカウントダウンを聴くたびに、「宇宙戦艦ヤマトか。」と静かに心の中でツッコむワタシ。"地球滅亡まであと○日"みたいな。あながち間違いではないが。(不謹慎) そんな余談はさておき。 そんな心の陰りを

          家族旅行のススメ。(前編)

          ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

          ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

          消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

          消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

          友達がくる。

          うちには春から大学3年生の息子がいる。 去年の春休みに高校時代の友人二人を泊めていいかと聞いてきた。 その時の話がコレ↓  そして、今年も来ることに。  自慢じゃないが、私は一皮剥けば"ちょっかい出したがりオバケ"である。  そのオバケ力(りょく)が高じて去年は階段の踊り場に"welcomeボード"ならぬwelcome掛軸"を飾った。高級旅館真っ青の歓迎の意を込めて。  単に"自己顕示欲や自己主張が強いだけなのでは"と言われようが、"息子の友達が泊まりに来る"なんて、そん

          友達がくる。

          心配という名の峠を攻めて行く。

          始まりは去年の夏頃の話である。 息子が「中型バイクの免許を取ろうかな。」と、ポツリといった事があった。 私はただの思いつきの発言かとスルーしていた。 が。 その約2ヶ月後の10月のある日。息子は「バイクの免許を取りに行ってくるわ。」と、言い出した。 しかし、よく聞いてみると正確には「バイクの免許の教習が始まるから行ってくるわ。」である。 つまり、もう申し込みも払い込みも完了済み。 事後報告同然の宣言である。 大学の空きコマを活用する為に大学近くの教習所に入所したらしい

          心配という名の峠を攻めて行く。

          極めて小さな疑問とバラバラ道中記。

          夫にはお気に入りのパン屋さんがある。 夫は夜勤のある仕事をしており、頑張った週、癒されたい週、そして過酷な仕事をやり遂げた週の夜勤明けには晴れやかな朝日を浴びて隣の市にあるそのパン屋へ私を連れて彼は向かうのだ。 人気店だからか早朝からオープンしているにも関わらず、パン屋はいつもお客さんでいっぱいだ。 隣の市という事で歩くにも少し遠い。車で15分。彼は途中コンビニで勝利の美酒ならぬ勝利のドトールコーヒー(214円)を買い、彼はあいみょんの名曲「マリーゴールド」を流しながら

          極めて小さな疑問とバラバラ道中記。

          ここひと月、色んなことに振り回され、買おうと思っていた本の発売日さえ忘れていた始末。ようやく購入。本くらい読みたい時に読みたい環境にしなきゃだわ。

          ここひと月、色んなことに振り回され、買おうと思っていた本の発売日さえ忘れていた始末。ようやく購入。本くらい読みたい時に読みたい環境にしなきゃだわ。