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健康的な体を目指して:生活習慣病の予防と改善

 令和5年の『我が国の健康・栄養政策の動向について』によると、 日本では戦後の経済成長に伴い、主な死因が感染症から非感染性疾患へと変化しました。これに伴い、栄養や食生活上の課題も多様化しています。総人口が減少する中で、65歳以上の高齢者の割合は上昇し、2065年には約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上になると推計されています。
 生活習慣病は死亡原因の約5割を占めており、一般診療医療費の約3割を占めています。これらのデータからも明らかなように、日本では生活習慣の変化や高齢者の増加に伴い、生活習慣病の有病者および予備群が増加しています。この問題は個人の健康だけでなく、医療費の増大や労働力の低下など、社会全体にも影響を及ぼしています。
 社会は一人一人の個人から成り立っているため、医療費や労働力などの社会問題を軽減するには、個人が健康を保つための主観的な努力と、国が健康づくりの環境を整える客観的な対策、この二つの方向から進めることが必要だと考えられます。私たち個人としては健康づくりの環境を整えられないので、今回は、生活習慣病とはどんな病気か?生活習慣病を緩解するもしくはかからないか、一個人としてどう努力すればいいかといった個人的な面にフォーカスしてご説明します。必要な方は是非、最後までお読みください。


生活習慣病とはどんな病気なの?

 日本生活習慣病予防協会によると、疾病の発症に関わる要因は、遺伝(遺伝子によるもの)と外部環境(病原体、有害物質、ストレッサーなど)、生活習慣(食生活、運動、休養、喫煙、飲酒、精神活動パターンなど)この三つあります。生活習慣病とは、これら三つの要素のうち、三番目の生活習慣に関わる要素が強い病気をまとめて言い表した総称です。
 つまり、生活習慣病はその名通り、日々の生活習慣に密接に関連しており、基本的には、喫煙、飲酒、不規則な食生活、運動不足、ストレスなどの不健康な生活習慣が主な原因となります。
 具体的な種類から言うと、生活習慣病には様々な種類がありますが、私たちの日常生活でよく聞かれる病気は、高血圧や糖尿病、脂質異常症、心疾患、脳卒中、がんなどが挙げられます。生活習慣病はほとんど特定の臓器やシステムに直接影響を及ぼすことが多いですが、その影響は体全体に広がることもあります。ほとんど完治できなく、一生付き合っていく必要があります。
 しかも、完治する場合もあれば、継続的な管理が必要となる場合もあります。なので、未然に防ぐためにもしくは緩解するために、私たちは日常生活で不健康な生活習慣を避けて健康管理する必要があります。

どんな健康管理方法がある?

①    持続可能な計画を立てて実行する

 バランスの取れた食事や定期的な運動、ストレス管理など、これらは誰でも分かるものですが、実際に行動に移すのがなかなか難しいです。何故かと、持続可能な計画を立てるのが難しいです。
 人はそれぞれなので、性格やライフスタイル、好み、ストレス耐性、勤務時間などが違って、これらの要素を考慮に入れないと続けられないのも当たり前です。なので、自分の性格やライフスタイル、好みに合わせて食事、運動、ストレス管理この三つの面から計画を立てることが最も重要です。
 また、完璧を目指さず、失敗を恐れずに柔軟性を持ってリセットして再挑戦する考えを持って実行するのも最も大切です。
 最後に、弊社が自社開発した「パシャっとカルテ」をご紹介します。このツールは、写真を撮るだけで簡単に記録ができるため、計画実行の強力なサポーターとしてご利用いただけます。健康診断や検査の結果を計画に対するフィードバックとして活用し、日々の体重・血圧・体温の記録を計画の一部として習慣化して自分の体に敏感に気付くことで、計画をより良く実行していきましょう!

②    家族や友人のサポートを得る

 生活習慣の改善と長期的な闘病生活は非常に大変なことなので、家族や友人のサポートも非常に重要です。特に心理的サポート、実践的サポートです。生活習慣の改善もしくは生活習慣病の管理はストレスが伴うことが多く、家族や友人の励ましや理解、食事の準備や運動の付き添い、通院のサポートなどは長期的な生活習慣の改善や闘病生活を続けていくモチベーションにつながる最も重要なポイントです。

③    定期的な健康チェックを受ける

 定期的な健康チェックも習慣化するようにしてください。何故かと、健康チェックは自分の健康状態やリスクを正確に把握できます。これに基づいて、自分の生活習慣は健康であるかどうかを判断できます。それだけでなく、特に生活習慣病は初期段階では自覚症状が少ないため、知らずのうちに重症化になりやすいので、定期的な健康チェックを行うことで、早期発見・早期治療が可能になり、病気が進行する前に適切な対策を講じることができます。しかも、早期発見の段階で早期治療もできるので、重症化を防ぐことができます。

注意点

 上記の予防と改善に関する対策には具体的な方法論が書いていないため、具体的にどんな計画を立てたらいいか、どう実行していくかについては、自分の判断でなく、必ず専門的な知識を持つお医者さんの指示に従ってください。お医者さんの指示に従った上で、定期的な健康チェックや適切な薬の服用、生活習慣の改善などを通じて、生活習慣病にかからないように、もしくは緩解できるように健康的な体と生活を保ってください。

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