2024年5月の記事一覧
うめこ 18歳、夏(2)
神社でのデートの後、クラブが終わり、皆が帰った学校の
部室で二人きりでたくさん話をしましたよね。
映画の話が多かった気がします。
必殺!とブレイクダンスのどちらが先に上映されるとか、
ぴあをめくっては、手が重なったり、
マッチと明菜の恋愛映画が来年早々には見れるらしいとか、
来年の話をしては、照れていたのを思い出します。
帰りには、手を繋いで駅まで肩を並べて歩きましたね。
そう言えば、プラネタリ
【料理エッセイ】めちゃくちゃ美味しいクッキーを教えてもらったよ! 大阪・豊中『BUN(ブン)』 全国各地の催事でも大人気とか
本好きな友だちがいる。
彼女のセンスは間違いなくて、ランチで連れて行ってくれたお店は最高だったし、そのとき、オススメしてくれた『成瀬は天下を取りにいく』は後に本屋大賞を取るほど完璧に面白かった。
半年ほど前、そんな彼女がやたら、
「大阪の豊中に美味しいクッキー屋さんがあるの」
と、絶賛していた。
意外だった。「美味しいケーキ屋さん」とか、「美味しいパン屋さん」とかは聞いたこと
小説: ペトリコールの共鳴 ③
←前半
第三話 ネズミへのわずかな恩を
沈痛と悲愴を抱き合わせた冬から、
若葉が目に優しい5月になった。時は疾走する。
「子どもの日か…」意識したのは何十年振りか。
今年は祝ってやりたいがケーキを食わすのも戸惑い、子どもの日と言えば兜や鯉のぼりだが高額な物を買ってやるだけの金はない。
俺は大きな損失を出す寸前に助けられた。
体長がわずか20センチ足らずのキンクマハムスターは、たった1匹で俺を
重すぎて洒落にならない女子の章(SS)
タイトルが川柳みたいで出オチっぽいんだけど。やり場のないかなしみを創作に昇華してみましょう。
主文、ショートショート。一分くらいで読めます。
⌨️
いや、創作活動に限らない話なんだ。
人間ってやりたいのにできないことが増えるほど行動するモチベーションも自信も低下しそう。事の次第によっては大切な青春のチャンスや愛すべき人々との信頼関係まで損なってしまうのではないか?
率直に言うと
多分140文字溢れるつぶやき
ちょっと前までは、人に寄り添うって、全身全霊、自分のこと差し置いて、そばにいて話を聞くことだと思っていた。
間違ってたなー。
何が間違っていたかって、そんなことをしても自分がボロボロにエネルギー吸い取られるだけじゃなく、全然相手のためにならないんだってこと。
身を滅ぼすほどに尽くして、相手に「なんて優しい人なんだ」と思われて、相手がパッと自立できれば何の問題もないのだけれど。
「この人は何
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歌うたいのバラッド 斉藤和義
作詞•作曲:斉藤和義
コード譜:ガズ
アレンジ:ちゃりれれ
BGM:FM
SE:由美(仮名、長女)の生活音、車の通行音
カポタストが届く前に録ったので、苦肉の策で途中でオクターブ下げてます
デス声?ですか?やっぱりね……
張り上げたら出ないことはないけれど、以前「守ってあげたい」のときに「やけくそみたい」とコメントをいただいて、聴き直してみると
本当に「やけくそ」
木漏れ日とレモンの香り
白い靴と聞けば、新しい季節に下ろしたての靴が思い浮かび、私などはなんとなく春を想うのですけれど、白靴というと俳句では三夏の季語であるそうです。三夏とは初夏ですね。気づけば五月も中旬を過ぎ、初夏の気配があります。
白くない靴で歩いていたら、街の通りに面したこぢんまりとした公園の花壇に、小ぶりな紫陽花が咲いておりました。今日の白い空に似合う夢みたいな色合いです。
私はお花屋さんに用がありました。引