花咲ありす

ライター&編集者。童話・ショートストーリー・詩・エッセイ等を執筆。バレエ・スケート・サ…

花咲ありす

ライター&編集者。童話・ショートストーリー・詩・エッセイ等を執筆。バレエ・スケート・サッカー・カフェ・洋楽・編物・🐶🐠が好き♡ 不思議の国出身。欧州放浪癖があったのに、初めて行った米国に5年間住み、現在は東京で子育て中。目標はムーミンママ。

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    自分の哲学・ただ思ったことなど…

最近の記事

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【掌編小説】小さな親友

ルカは、脳の病気をわずらっていた。 眠ると、それまでの記憶が消えてしまうのだ。 ルカの毎日は、朝、 前夜に書いた枕元の日記帳を見て、 すべてを確認することから始まる。 「名前はルカ、フランス、 パリ在住、年齢三十五歳、  勤め先はブルージュ不動産…」 ある日の昼休み、ルカはカフェ、ル・ロスタンで、 いつものようにコーヒーを飲みながら、 自分の日記帳をめくっていた。 「あ、クリストフじゃないか!」 店に入って来た自分より少し若い男が、 嬉しそうに肩をたたきながら言った。

    • 窓の外ばかり眺めていた小学生時代

      まだまだ暑い日が続いているが、 なんとなく秋の気配を感じるようになってきた。 そういえば自分が小学生だった頃、 夏休みに家の2階の窓から、 道行く人をよく眺めていた。 真夏なのに、お昼頃になると、 いつも同じ屋台のおでん屋さんが、 鐘を鳴らしながら通って行った。 こんなに暑いのに売れるのかなぁと、 子どもながらに思ったのを覚えている。 元気そうだけど華奢で、 危なっかしくも見える高齢の店主が 屋台を引きながら、 片手で鐘を鳴らしながら歩く様子も、 脳裏に焼き付いている。

      • 集まりが台風でオンライン会に

        週末noterどころか、だいぶ間が開いてしまった! 夏休みを取って海に行ったり、 ダンスパーティーに参加したり、 ちょっと家でのんびりしたりしていた。 早くも夏の疲れが出たのか、 今週は風邪をひいて熱が出てしまったのだが、 夜だけ寝込んで昼間は仕事をしていた。 こういう時、在宅の仕事だとラクだねぇ。 今日は1日休みを取って、 友人宅に娘のチビ子と お邪魔するつもりだったのだが、 台風のせいで朝、キャンセルになり…。 でも今日のメンバーの一人が 「オンラインで開催しようよ」

        • 束の間の非日常、海で夏を満喫 〜Ocean Lullabies〜

          暑いならトコトン夏を満喫しちゃおう! ってことで、今年も海にやって来ました! …というわけで、心琴さんの Ocean Lullabies に参加させていただくことにしました。 クラゲに刺されながら頑張って撮影🪼😥 たまには日常を抜け出すのも大切。 でも抜け出すまでの準備が大変なのよね…😅 それさえ乗り切れば、 束の間の非日常を手に入れられる! #OceanLullabies オリジナルはこちら↓ エッセイのマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとう

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        記事

          【詩】思い出

          思い出をつくるために 生きているわけじゃない 振り返ったらそれが 思い出になっていただけ いつも精一杯生きるだけ その時は気づかない だけど振り返った時 泣きたくなるほど楽しかったことに気づく 思い出は後から出来るもの 思い出は後から気づくもの ©2023-2024 alice hanasaki 散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとうございます! 他の散文・詩も読んでいただければ, もっともっと喜びます😊

          【詩】思い出

          夏を楽しもう!

          暑いですねぇ…。 暑すぎて今年は蚊も活動をとめているのか、 ほとんど刺されていない。 セミも例年より少なめな気がするけれど、 どうなんだろう? 娘のチビ子(10歳)は夏休みに入り、 今日は学校のプールに出かけて行ったが、 先ほど学校からの一斉メールで 暑すぎてプールは中止との連絡が…。 がっかりして帰って来るだろう。 夏休みに入ったといえば、通知表ももらってきた。 多分初めての欠席日数ゼロ。 いつも遅刻のところに△がついていたが、 今回は△もゼロ。 夏休み中、友達とも結構

          夏を楽しもう!

          生きる自由・死ぬ自由

          ふるさんのこの記事を読んで、 私もこの番組を見ていたので、 ちょうど安楽死について考えていた👇🏻 番組では不治の病にかかり、 安楽死を選んだ人たちを追う👇🏻 安楽死が認められていない日本では、 もう病気が治る見込みがない場合、 自らの意思で、自らの望むタイミングで 人生を終わらせたいと思ったら、 健康とはいえない身体で スイスまで渡航しなければならない。 しかも外国人の安楽死を受け入れている 唯一の国、スイスでも、 誰でも安楽死させてもらえるわけではないので、 不治の病

          生きる自由・死ぬ自由

          単なる2回目の結婚式じゃない

          今日は18回目の結婚記念日。 昨日早めに、家族でささやかなお祝いをした🥂 ところでバウ・リニューアル (Vow Renewal)って知ってる? 直訳すると「誓いの更新」という欧米の文化で、 結婚している夫婦が、主に結婚記念日などに お互いへの愛を改めて誓い合うセレモニーのこと。 結婚5周年、10周年など、 節目の年に行うことが多いみたいだけど、 私たちは2周年の時にアメリカで行った。 日本での結婚式は人前式だったが、 結婚した翌年にアメリカに移住して、 アメリカの教会で

          単なる2回目の結婚式じゃない

          【小説】愛も夢も手に入れた後(最終話)

           そのまま1年が過ぎ、2年が過ぎようとしていた。穂乃果は28歳に、悠也は31歳になっていた。穂乃果と悠也は相変わらず東京と大阪で離れて暮らしており、1〜2か月に1度会う生活を続けていた。  穂乃果の仕事は忙しすぎて、連日の深夜残業や徹夜仕事が重なり、ストレスで生理が止まってしまった。1年半勤めて、出版社は結局辞めることになってしまった。 「こんなに残業ばかりして身体を壊して、会社を訴えてやりたいわね!」  仕事を辞めてしばらく家にいた穂乃果に、母親が言った。 「でも、出版社

          【小説】愛も夢も手に入れた後(最終話)

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第5話)

           週末、穂乃果は8か月ぶりに悠也に会いに行った。ロンドンでのクリスマス休暇の時ほどではなくとも、内心はすごく楽しみだった。外出がまだ少し怖かったが、ホテルに向かう電車の中では、早く悠也に会いたいと思っていた。  ホテルに先にチェックインして悠也を待った。ベッドの上に寝転がって、スマートフォンで二人で行きたいレストランを探していたら、部屋に向かって来る足音が聞こえて、鍵が開いた。悠也だ! 穂乃果は跳ね起きてドアの方に駆けて行った。悠也がスーツ姿で、涼しい顔をして入って来た。

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第5話)

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第4話)

           ロンドンに着いて、最初の3日間は観光気分でホテルに泊まった。そして好きなカムデンタウンを見てまわったり、パブでビールを飲んだりした。  3日後にホームステイ先に着いた日の夜、ホストマザーに「そうそう。手紙が届いているわよ。今日届いたの」と言われ、エアメールを渡された。  ホームステイ先の住所は、家族と悠也には伝えてあったが、メールではなく手紙を、しかもこちらから連絡する前に送ってくれたのは誰だろう? そう思って受け取ると、見慣れないローマ字で書かれた名前は悠也のものだった。

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第4話)

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第3話)

           二人でラウンジを後にして、部屋に閉じこもった。穂乃果はパジャマに着替えて、ベッドに入った。悠也はアームチェアに座り、パソコンを開いている。穂乃果はいつしか眠ってしまった。起きたら18時を過ぎていた。 「ごめん、寝ちゃったみたい」 「いいよ、身体もまだ元通りじゃないんだし。何か食べに行くか? それともコンビニで買って来ようか?」  悠也が優しく言ってくれたにもかかわらず、穂乃果はお腹がすいていなかった。 「私、食べたくないや…」 「なんか少しでも食べないと、身体に悪いぞ。スー

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第3話)

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第2話)

           とうとう運命の日が来た。どんなに穂乃果が無茶をしても、お腹の子は元気だった。そして穂乃果が出した答えは、やはり中絶だった。  その日、穂乃果は一人で病院に向かい、中絶手術を受けることになっていた。その後、悠也と都内のホテルで落ち合い、一緒に泊まることになっていた。子を失う日の夜、一晩中一緒にいてあげたい。それが悠也のせめてもの思いやりだった。 「出かけて来るね。今夜は送別会で、みんなでホテルに泊まるから、明日帰るね」  穂乃果は母親にそう言うと、家を出た。 「あんた、ま

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第2話)

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第1話)

          【あらすじ】 愛も夢も手に入れた後(第一話)「赤い線、2本あるね…」  穂乃果が妊娠検査薬を持ったままつぶやくと、悠也はへなへなとその場に座り込んだ。穂乃果は何かの間違いと信じて疑わず、宙を見たまま立ち尽くしていた。自分が妊娠しているわけがない。何の自覚症状もないのだから。  生理が2か月も来ないからこうして検査をしてみたというのに、往生際が悪く、穂乃果はそう思っていた。妊娠検査薬が間違っていることだってあるだろう。明日産婦人科で検査してもらおう。考えるのはそれからだ。穂乃

          【小説】愛も夢も手に入れた後(第1話)

          健康診断に行って寝込むほど、体力がない!

          表題の通りなのだが、体力がなくなっている。 それは多分運動不足が原因。 去年の2月に仕事をやめて、 去年の11月に完全在宅勤務を始めて、 犬の散歩と、週末の外出、通院以外は たいてい家にいる生活になった。 唯一していた運動のバレエも、 調子悪くてサボりがちになり、 益々体力がなくなり、 今日は健康診断に行って、 2時間色々な検査を受けまくったら、 疲れてしまって寝込むほど…😓 以前の職場で健康診断を受けていた時と 同じ場所で受けられたので、 2年前のデータと比べられたのだ

          健康診断に行って寝込むほど、体力がない!

          好きな時間の過ごし方

          週末、美容院に行った。 隣で切ってもらっている人と、 美容師さんの会話が耳に入ってきて、 つい聞いてしまう。たまにつられて 笑ってしまいそうになることもあり、 我慢しながら危ない危ない…と思うことも。 だってコントみたいなんだもん。 今日も隣のシャンプー台の人と 美容師さんの話が噛み合ってなくて、 自分もシャンプーしてもらいながら 吹き出しそうになった。 かといえば入りたい話題の時もあって、 隣で興味津々で聞いていた。 男の子と美容師さんが話していた サッカーの話題が詳し

          好きな時間の過ごし方