マガジンのカバー画像

共に創る【とても役立った投稿】

78
思わず手を合わせたくなった有難い投稿を紹介します。
運営しているクリエイター

#文章術

【短編は書けるけど長編だといまいち…】長編をうまく書けない人が勘違いしていることとは(2018年3月号特集)

【短編は書けるけど長編だといまいち…】長編をうまく書けない人が勘違いしていることとは(2018年3月号特集)


5枚~10枚の短編なら書けるのに、長編となるととたんに挫折する。そこでプロの童話作家3名に長編の書き方のコツを聞いた!

長編は木全体を書く。人間を書く。短編を伸ばしただけでは長編にはならない

 長編となると、小学校低学年や中学年では読み切れない枚数なので、読者対象は必然的に小学校高学年以上となる。小学校高学年、中学生、高校生を対象とした長編は一般的には童話ではなく児童文学と言うことが多い。

もっとみる
【なぜ「小説」という表現を選ぶのか】小説にしかできない表現を考える(2023年10月号特集)

【なぜ「小説」という表現を選ぶのか】小説にしかできない表現を考える(2023年10月号特集)


文字ならではの表現 小説という手法を選んだ以上、小説でしかできない表現、小説ならではの表現をしたいものですが、では、小説ではどんなことができるでしょうか。

読者の想像に委ねられる。

心理が直接書ける。

あとで「ない」と書ける。

 映像の強みは、なんといっても現物を指し示せることで、画面にりんごが出てくれば、それを見る人の脳に寸分違わずりんごの絵が再生されます。
一方、「りんご」という文字

もっとみる
【童話は「子ども向けの翻訳」】童話・児童文学の文章作法(2017年3月号特集)

【童話は「子ども向けの翻訳」】童話・児童文学の文章作法(2017年3月号特集)


 設定と構成が決まったら、いよいよ書き出します。文章作法については、かなりの部分で小説やエッセイと共通していますので、ここでは、童話特有の文章作法について触れます。

子ども向けに翻訳するという発想の文章術 大隈秀夫『文章の実習』に、子ども相手の文章では「減価償却」という言葉が使えず、「会社などにある機械は使っているうちに古くなり、いつか買い換える必要が出てくる。新しい機械を買うための費用を会社

もっとみる
【作家には「絶対文感」がある?】小説家になれる人はここが違う!(2014年1月号特集)

【作家には「絶対文感」がある?】小説家になれる人はここが違う!(2014年1月号特集)


※本記事は公募ガイド2014年1月号に掲載した阿刀田高先生のインタビューを再掲載したものです。

自分しか書けないものを模索――国会図書館で司書をされていたときに、ライターをされていた?

 友人が出版関係で働いていたこともあり、小遣い稼ぎのために雑文書きをしていたんです。ちょうど様々なPR誌が盛んになった頃で、広告案、翻訳、アンカーなど、字を書いてお金もらえる仕事なら何でもやりましたね。

もっとみる
【文学賞を狙うなら読んでおいて損はなし!】文学賞の予選選考者が注目する意外なところ(2012年12月号特集)

【文学賞を狙うなら読んでおいて損はなし!】文学賞の予選選考者が注目する意外なところ(2012年12月号特集)


 文学賞に送られてくる作品はいきなり選考委員が読むのはなく、下読みと呼ばれる予選委員の方がまず粗選をします。では、下読みの方はどんなふうに選考しているのか、ベテランの予選委員の方に取材をしてみました。

予選委員匿名インタビュー――選考の流れを教えてください。

 一次選考は外部の下読みの人たちがやり、二次は編集部でやるというのがほとんどだと思いますが、二次選考も下読みにやらせるというケースもあ

もっとみる
読まれる文章は”完璧すぎる”より”デコボコ”のほうがいい

読まれる文章は”完璧すぎる”より”デコボコ”のほうがいい

当たり前だけど、
道路は”デコボコ”穴があいてるより、
キレイに舗装された
道路のほうが歩きやすい。

文章は逆。
”デコボコ”してるほうがいい。

作りたての道路のような
”ピカピカ”完璧すぎる文章は、
”スルっ”と読めていいけど…

「あれ、なにが書いてあったんだっけ?」

引っ掛かりがなさすぎると
印象に残りずらい。

文章にはちょっとした
”デコボコ感”があるほうが、
読者に”グッ”と刺さ

もっとみる
プロの編集者もお手上げ【添削しようのない文章】とは?

プロの編集者もお手上げ【添削しようのない文章】とは?

こんにちは!
できるなら…
自分の体型を添削したい
しばじゅんです。

一生懸命書いたのに、
「なにを言いたいのか分からない…」。
こんなこと言われるとショックだよね。

しばじゅんなら泣く。
泣きすぎて
枕からキノコが生えちゃうかも(涙)

編集者として仕事をしていると
時々『どう頑張っても添削のしようのない文章』
ってものに出会うことがある。

プロでも添削しようのない文章とは?僕たちプロの編

もっとみる
【ゼロから始めるnote生活 06】noteのフォロワーの増やしかた/1,000人達成までの道のり

【ゼロから始めるnote生活 06】noteのフォロワーの増やしかた/1,000人達成までの道のり

ゼロから始めるnote生活というテーマの6話目にもかかわらず、こんなネタをもってきたのには深い意味があります。

これからアナタがnoteを続けていくなかで、必ず悩みぶつかる壁が「フォロワー増えない問題」です。

「noteはフォロワーが増えにくいプラットフォームである」と認識しているかいないかで、継続のモチベーションが変わってきます。

わたし自身なんて3年以上もnoteを運営しているのに、フォ

もっとみる