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言葉・文章・書くこと

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#note

書き手はいつまで自分をさらけ出せばいいのか

書き手はいつまで自分をさらけ出せばいいのか

よく、コンテンツには「共感」が大事だと耳にする。ここnoteであれば、どれだけ読み手の心に訴えかけられるか、どれだけ納得させられるものが与えられるかが大事なのかもしれない。
それがいいねの連なりになるのか、新しいフォロワー取得に繋がるのかはその人次第ではあるが。

きっと、大抵のユーザーは目に見える「数」でそれを測っている。たくさんいいねがつけば、多くの共感を得られたと実感するだろうし、バズれば少

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自分の思考を「書く」という行為を通して客観視したら、ちょっとだけやりたいことに気づけた。

自分の思考を「書く」という行為を通して客観視したら、ちょっとだけやりたいことに気づけた。

今年はこのnoteで100本目。
ああ、でも間に合うかな、紅白は蛍の光を歌い始めちゃったよ……

さてさて、どのnoteもそこそこちゃんと内容も主張もあるものばかりで、我ながらよく書いたな、と思う。相変わらずの自画自賛っぷり(笑)

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実はわたし、「こう思う」という論があれど、書くこと自体はそんなに得意でも好きでもない。
文章も思考の質も高い身近にい

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どうでもいい話なんですよ、けどね、書きたいのです。

どうでもいい話なんですよ、けどね、書きたいのです。

なんだか今日は書きたいのに書けない。そんな時は"ここだけのどうでもいい話"で、書くリハビリをするのがいい。そのくらいゆるくていい。

今日はいつもよりずっとずっとゆるくいきますよ。
よければ最後までお付き合いくださいませ。

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皆様、携帯電話は何をお使いでしょうか。
そして、どうしてそれを選んだのでしょうか。

お正月早々、ケータイに不調が現れた。私が使っているのはiPhone6。かれこれ3

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じんわり沁み入る優しいnote

じんわり沁み入る優しいnote

 整理整頓が苦手な私の枕元には本が何冊も積み上がっている。ベッドの物を置けるスペースにもだ。
 母からは時折冗談で「いつか(地震などが起こったら)本に埋もれて死ぬよ」と言われるが、そのたびに私はこう返す。
「本に埋もれて死ねるなら本望だよ」
 冗談か駄洒落か。実際は半分冗談、半分本気といったところだ。
 物心ついた頃から、私は本が好きだ。喋り出すのは遅かったが、文字を覚えるのは早かった。保育園の先

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良いも悪いも自分だもの

毎日書いていると、いやでも自分と向き合う機会が増える。すると、自分自身の良いところも良くないところも見えてくる。

1人で考えて見えてくる面というのは限られたものでしかなくて、誰かと話す事で多面を補って立体に仕上げていくのが理想だ。

それでもなかなかじっくり話せる人なんていなくて、信頼できるとか、話すのが怖くないとか、そういう人を見つけて話せたらいいのだけれど。

そういう人は、決まって皆、忙し

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あなたが書くのは、誰のため?

あなたが書くのは、誰のため?

ブログやnoteを始めたら、何ヶ月かは毎日欠かさず更新しなさい、とかそういう話があるだろう。申し訳ないけど、うるせぇ、とおもう。あほか。わたしのような、中身のない薄っぺらい人間は、そんなに書くことがない。

じゃあどうするかって、煮つめていくしかないわけだよ。書きたい話についてかんがえて、時間をかけて形を整えていく。だって、職場が遠いとか、お風呂場のドアの建付けがわるいとか、そういう「知らんがな」

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noteは忘れていた感情をたくさん教えてくれた。

noteは忘れていた感情をたくさん教えてくれた。

私はnoteで、書くことの奥深さと難しさ、底知れないおもしろさを知った。そして、夢を描く力をもらった。

「noteでよかったこと」について考えながら、自分の過去のnoteを読み返す。なんども読み返しながら投稿した内容はよく覚えていて、とても愛着がある。書いた日のことを思い出したりなんかして。

あぁそんなことあったなぁなんて、懐かしく思う。

その時感じたことを書きとめたり、モヤモヤする想いと向

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なんでもない人がnoteに文章を残す意味

なんでもない人がnoteに文章を残す意味

私が小さい頃、将来の夢を持つことはとにかく良いことだとされてきたように思う。
 
プロのスポーツ選手、音楽家、医者、小説家、公務員、弁護士、お笑い芸人などがなりたい職業として挙げられ、マスメディアを通じて彼らのサクセスストーリーが私たちの頭にインストールされていく。

だから、私も頭の片隅で「大人になったらこういう人になることが良いことだ」と思いながら育ってきた。
 
しかし29歳になったいま、私

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宛先のある文章

宛先のある文章

学生時代、国語の作文がずっと苦手だった。

何かを書こうにもテーマが思い浮かばないし、仮に何かテーマを与えられていたとしても、いったいそのことについて何を書けばいいのかよくわからず、「○○が楽しかった」とか「○○に行って、○○をした」といった無意味な言葉をつらつらと書いて原稿用紙の空白を何とか埋めるのだった。
 
それがいまになって書くことにあまり抵抗感を覚えなくなった。自分は何かを書くことが出来

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「これくらい私にも書ける」文章なんてあってたまるか

「これくらい私にも書ける」文章なんてあってたまるか

「エッセイ」のはなし。
有料noteですが、無料で読めます。何言ってんのかわかんないね。
言葉には価値があるんだよ、って意味の有料noteです。最後まで読めます読んでください。笑

「この程度のエッセイ誰だって書ける」という類の書き込みを見た。
言ってる人も言われてる人も、面識はないけれど、悲しくなった。
エッセイって、そういうものじゃない。

つれづれ書き連ねるおもしろおかしい文章だったり、あり

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「いま」書いた方が良い理由

「いま」書いた方が良い理由

最近、いま考えたことを書くことを大切にしている。このnoteもそのアウトプットの場の一つ。理由は、そっちの方が臨場感があってカオスでおもしろく、そして、実はそのカオスでまとまりのないアウトプットこそが本質にたどり着くヒントだと思っている。

過去の話は、葛藤や悩みが整理されて、あるいは記憶から消されていて、綺麗な物語になりすぎてしまう。本当は人の感情や人生は矛盾で溢れているはずだ。でも、その矛盾し

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相互支配。-言葉の力-

相互支配。-言葉の力-

僕たちは、当たり前のように言葉を習得できる人がほとんどです。

生まれた国で生活を続けていれば、苦労したり、努力したりする必要もなく、だいたいの人が身に付けられる。

また日常生活に必要な言葉ぐらいは、子どもでも充分使いこなせる。

大人になれば仕事で使うような専門用語、趣味における専門用語、年代によっては昔の言葉を用いたり、流行の言葉を使ったりする。

参考程度に記載しておくのですが、日本人の平

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