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    その一杯とキャラメルソースに、愛を込めて

    学生時代、3年間スターバックスでアルバイトをしていた。早朝4時半に起きて出勤し、6時半から15時まで働き、そのまま大学へ行くというなかなかドMな生活をしていたが、今思えばあの日々が一番の青春かもしれない。大人になって思い出を整理できるようになった今、改めて昔のことを思い出してみても、スタバに勝る熱い記憶はあまりない。 夢だった編集の仕事をし、こんなふうにつらつらと長ったらしい暗い記事を地味に書き続けるわたしだが、意外なことにも、めちゃくちゃ元気に働くキラキラした(今よりはだ

      • 「ありがとう」の花束を

        人生がひとつのドラマだとしたら、今のわたしは何話目にいるんだろう。毎週テレビの前で涙を流し、これでもかというほど夢中になって観ていたドラマが終わって、ふとそんなことを思った。余韻でまだ身体が火照っていて、喪失感を感じている。ドラマって、すごいな。一話一話に色があって、次を楽しみに一週間を過ごせる。泣かせたり笑わせてきたり切なくさせたり、忘れていた何かを思い出させてくれたり。心の琴線に触れてくるような言葉が不意にとんできたり。そんな作品をつくれることが、純粋に羨ましい。 世間

        • 自分の愛し方を、やっと知ったんだ

          眠りから、目が覚める。先ほどまで脳内で強制再生されていた悪夢が終わって、ほっとする。それと同時に、また朝がきてしまったことに、小さい絶望を感じる。寝返りをうつと、ベッドが軋む。 布団から顔をだして、まだ重たいまぶたを無理やり開くと、見慣れた白い天井が目に入る。ゆっくりと窓を開けると、数秒後に入ってくる冷たい空気。 東京の冬の朝は、不思議だ。東京に染まってるくせに、未だに東京が嫌いなわたし。朝だけはこの都会の喧騒も少しだけ落ち着いているみたいで、牙の鋭いオオカミが幼い顔で眠っ

          • それでもわたしは生きたくて、ヘルプマークを手にした

            一度目は、5年前。仕事でシアトルに出張に行った時だった。大事な取材が続く日々、突然今まで感じたことのないほどの強い吐き気とめまいで、立っていられなくなった。ホテルのトイレでひたすら吐いて、吐くものがなくなったら体液を出し続けて、それでも足りなくて目から血みたいに涙が流れた。回り続ける視界に困惑して、自分の身体もそれに合わせて傾いて、まっすぐ歩けなくなった。ひたすら寝て、それでも治らなくて、帰国して病院に行って、やっとおさまった。 二度目は、初めてコロナワクチンを接種した時。

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            東京、レモンサワー・ミッドナイト

            都会が、好きじゃない。嫌いと言ってしまえばそれまでになりそうだから、あえて好きじゃないという表現をしてみる。この感覚をどう説明したらよいか、いまだにわかっていないのだけれど。なんとなく、息苦しくて、酸素が薄い気がしている。 通勤の満員電車には人がたくさんのっていて、その人の匂いにむせ返りそうになる。みんなそこでは目立たないように過ごしているくせに、指先から覗くその先はSNSで、ここにはいない誰かを求めている。その場では自分の姿を消すのに必死なのに、なんだかその世界自体が怖い

            【短編小説】踊るわたしは、水の中から

            酸素が、薄いせいだ。照明が明るくなった瞬間、心の中にそんな言葉が降ってきた。まばらに響く拍手の中、深いお辞儀から顔をあげた自分の笑顔を想像すると泣きたくなる。 いつだってそうだ、こうやって自分は。浴びる拍手に罪悪感を覚えるのは、どこまでも自信がないせい。自信が発生する源がわからなくて、周りと比べては悲劇のヒーローみたいに恐れを抱く。 ダンスを極めたい故に身体を動かし続けていたら、自分の目指すものから反比例するようにわたしからしなやかさは奪われた。舞台に立ったというのに、今日は

            いつか、いつか。王子様に出会えるならば。

            【ご報告】の次に来る言葉は、大体お決まり。この年になると誰もが自分の意思とは反対に見ることになる結婚報告に、わたしはどうしても気が滅入ってしまう。滅入る理由を探してみてわかったことは、別にそれがどうでもいいわけではないということ。そこに至るまでの過程や、覚悟、心境を想像すると重たい気持ちになって、最終的には「おめでとう」という気持ちになるのだけれど、いつもどこか卑屈だ。 どうして現代人は、結婚を知らせるときに【ご報告】を使いたがるんだろう。SNSの使い方に性格がでるんだろうか

            道端に生えている草の下には、野菜があると思っていた

            知らないことがなくなってしまったら、どうなるんだろう。最近ふと、そんなことを思う。好奇心は大事だけれど、それを使い果たすまでの何かに行きついてしまったら、人はどうなってしまうのだろうか。生きていくにつれて、どんどん世界の秘密を暴いていくようになり、歳を重ねるほど見える景色が違っていく。 昔は、何かを知ることで得る感覚の方が大きかったはずなのに、最近は世界を、人を、知れば知るほど怖くなるのはなぜなんだろう。知って得ること、知って失くすこと。人間にとって「知る」とはとても大切な経

            父とわたしを結ぶユーミンの歌

            父との思い出があまりない。全くないというわけではないけれど、「思い出」と語るくらいの何かは圧倒的に少ない。書き手のわたしは今年28歳になるが、幼いころの父との記憶を思い返すと、のどの奥がすこしツンとする。父は転勤族だったから、一緒に住むというのはあまりなかった。半年から一年間とか短期間こちらにいることはあったけれど、長い間一緒にいることはなかった。 * 全く愛されていないんじゃないかと思うくらい、わたしは父親に厳しく育てられた。3つ上の兄がいるのだけれど、父は兄にはわたし

            命の数だけ「表現」がある

            りんごの色って、「赤」なのだろうか。真上にあるこの憎いほど綺麗な青空の「青」って、どこまで続いているんだろうか。そんな疑問を持ったのは、小学校低学年のとある日。月曜日だかなんだかに校庭で行われるやけに長い朝礼。炎天下の中垂れていく汗に、遠くの景色がユラユラ動いている、まさに真夏の空の下。少し遠くにいる校長先生の声を聴くことに必死だったわたしはまだ幼くて、乾いていく喉を潤したい気持ちでいっぱいだった。 ぼんやりする頭の中に浮かんだ疑問。「自分の見ている景色って、ほかの人もその

            大人でも子供でもないから、いっそ叫んでみようと思って

            歳を重ねるほどに思う。なんてことない時に、ふと思う。生きるって、めんどくさい。人生って、めんどくさい。ああ本当に、なんてめんどくさいんだ。生まれてから死ぬまでがゴールだと決まっているのに、毎日なにかしらの試練があって、笑ってしまうほど嫌になる。クエストが多い割に、自分のレベルがわからない。いまどこにいて、次は何を乗り越えて、あとどれくらいで死ぬのか。人にレベルなんてないから、見えなくて正解なんだろう。先がわからない暗闇を生きていく。そういうものなのだ。 朝。目が覚めて一番に

            【働くあのひと case.15】夢の実現

            15人目は、ファッションブランド「over print」の代表取締役兼デザイナーを務める、over printさん(通称:overさん)です。インスタグラムフォロワー数約8.9万人、「レトロ」と「ストリート」を兼ね添えたオール世代に大人気のブランドである「over print」。今回、奇跡的にその創設者であるoverさんに、インタビューすることが叶いました。素敵すぎるお洋服を作り続けるoverさん。ブランドを作ってきたその道のりに、ご注目ください。 ―まずは、お仕事内容につ

            【働くあのひと case.14】歳をとっても働かないようにするため

            14人目は、芸人として活躍する 兵頭てつ兄さん(通称:兵頭さん)です。トーク力と力強い秀逸なツッコミで多くの方から支持を受けていらっしゃる大注目の彼!お話しているだけで笑いが絶えませんでした。このインタビューを読めばもっと兵頭さんのことが好きになるはず。ちなみにわたしは、そこそこに兵頭さんが好きです、そこそこに(白目) ―まずは、お仕事内容について教えてください。 フリーランスで芸人をしています。人を笑わせる仕事ですね、だから人が笑わなかったら地獄ですね(ニヤリ)。 ―

            【作詞しました】檸檬

             生きる意味を問うてみて気づくの 「自分らしさ」ってなんなんだろうだとか くだらない 誰も死んだことがないというのに その問いに答えられる者が この世の中にいるものか   産まれてから死ぬまで 全員が孤独なのよ 産まれてから死ぬまで ただ散るのを待つだけなのに それなのに「寂しい」だなんて思うのは 誰かに巡り合うためなのかもしれないなんて 私たちはなんて厄介なんだろう  甘酸っぱい   会いたいよ 会いたいよ 会いたいよ ただ会いたいよ 夢の中でずっと手を握っているのに  目

            「おかえり」が聞きたくて、生きている

            家族四人が揃って暮らしていたのは、福島にいた時だけだったと思う。小学校の頃に東京にきてから、家族が揃って暮らすということはなくなったから、もう色あせて曖昧な記憶の中でも、幼い頃に家族と一緒にいた時間はわたしの中ではとても特別なものだ。白い壁の一戸建てで、駐車場の隣にはおばあちゃんのこだわりの庭があって、日当たりがとてもいい家だった。紺色の母の車と、白色の父の車が並ぶ駐車場を窓からみるのが好きだった。隣り合う車が、なんだか無性に愛おしかった。 幼稚園の送り迎えは、毎日お母さん

            初フォトエッセイ『今を生きながら、いつかを抱きしめている』を作りました

            この度、saku、26歳と7カ月。初フォトエッセイをつくりました。タイトルは『今を生きながら、いつかを抱きしめている』です。いつか夢見たいつかも、今夢見ているいつかも抱きしめてたくて作った一冊です。まさか、自分の顔を完全にさらして作る日が来るなんて思いませんでした。 このnoteの記事を読んでいる方の中では既に知っている方も、そして初めてわたしを知ってくれている方の中には驚いている方も多いとは思いますが、わたしは自分の顔が大嫌いでした。何かにかこつけては、自分の顔や容姿を理